やはり、大学生の頃は【ちょっと飲み過ぎ】程度だった飲酒量で、今は余裕で二日酔いになります。身体を張った実験で、クソみたいな考察を得る男、中元です。
さてさて、何だかんだでQ&Aも9つ目になりました。我ながら、よく質問されたことをここまで覚えているもんです。
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今回はどちらかと言えば【教訓】というより【エンタメ】ですんで、面白がっていただければ幸いでーす。では以下、続きです。
Q:漢字が書けるようになりません。どうすればいいでしょうか?
最近生徒に伝えまくっている、ある学習法をお伝えします。
覚えたい漢字を一つか二つほど丁寧に書いてみて、その後でそれらを手で隠すんですよ。そして、何も見えない状態にして、その状態で一個書いてみる。
その書いたヤツがちゃんとあっていれば、その次の字に移る・・ってことですね。
こうすると結構隙間ができるっちゃできるんですが、最後一通り覚えた後に、自分が特別苦労した漢字でそこを埋めていく。こういう勉強法がおすすめです。
なんでこれがおすすめかというと、僕は漢字のノートに100個も200個も書き殴るのってマジで嫌いだからなんですよ。
「100個も200個も書いたら頭に入る!」、とか言われるかもしれませんけど、100も200も書かなくても頭に入るんですよ、よほどのことがない限り。
例えば「ゲシュタルト崩壊」っていう言葉があるんですけど、同じ図形を何度も書いていると、すぐにぐちゃっとなって正しいそれが書けなくなるんですよね。
試しにいっぱい「ぬ」と書いてみてください。「ぬ」のハンカチを作るという心構えで、いっぱい書いてください。すぐ崩れますから。
大体それは6~7個目で発生します。つまり、この時点で、「ちゃんと書くぞ~」という意識がないってことなんですよ。
すなわち、ただただ書くことが目的である時点で、これ以降の文字を書くときに頭を使ってないってことなんですよね。要するに、時間の浪費です。
だからこそ、時折「思い出す」というすごく小さくて軽いテストを自分に挟むことによって、少ない回数と時間で同等の効果が得られると思ってんですよね。
この効果は結構自分でも体験してるし、生徒にさせてみても似たような成果を得られているので、ひたすら書かなきゃダメという固定観念は微妙だと思いますねー。
Q:高校2年の夏まで勉強とか、ろくすっぽしなかったと言ってるけど、なんでその時期からするようになったの?
高校2年の夏頃に集中した、偶然の出会いですね。これは3つありまして。
まず一つ目は、デイビッド・セインさんという方が書いた、「その英語、ネイティブには正反対に聞こえます」という本をたまたま手に取ったことです。
要するに「英語の言い間違い」を集めた本でして、昔タモリさんが司会をされていたあの番組に近いテイストのものです。これがですね、べらぼうに面白いんですよ!
冠詞ミスるとそう聞こえるのかとか、同じ意味で習った動詞もこれくらい違うのかとか、そういった【センス】を笑いながら学べたのは大きいですね。
というより、どちらかと言えば嫌いだった英語で自分が笑っていることが何より驚きでした。これがまず、第一のターニングポイントですね。
二つ目の偶然の出逢いは、DSのゲームの【えいご漬け」ってやつです。
あれになぜか、僕すごいはまりまして。要するに何するゲームかって言うと、ひたすらDSを使って英語のディクテーションをやるっていうゲームなんですね。
英単語の音声が流れてくるので、それを一文字ずつ下の画面に書きとっていくというゲームなんですけど・・・。不思議と熱中したんですよね。
1日に10単語ぐらいがノルマなので、これが結構ちょうど良い。しかも、自分がどこまで進んだかってのと、残りの量は、常にグラフになっててわかり易いんですね。
自分が着実に成長してるってのがわかりますし、取った判定(偏差値のようなもの)がCだとかDだとかあるんですが、折れ線グラフで記録されるんですよ。
だから2週間前の自分と今日の自分だと、今日の自分の方が偏差値的に3から4も上がってるじゃないか!みたいなことがよく分かるんです。
気づけばそのゲームにゾッコンになって、取るのが非常に難しい【S】判定というのを2週間連続で取るくらいになりました。ノーミスでほぼ即答レベルってことです。
また、全ステージクリアしたら出てくるおまけのゲームも、最高判定取るところまでやり込みました。
その後すること無くなって飽きちゃったんですけど、1日5分から15分ぐらいは英語に触れ続けるっていう習慣ができたのは、本当に良かったですね。
三つ目の出会いがですね、実は参考書なんですよ。
高校2年の夏ぐらいまで、僕の英語の偏差値は大体50前後。もうちょっと英語をなんとかせんと、行きたい大学行けないなあって危惧しまして。
そしてふらふらと本屋さんで参考書を探してたときに、安河内哲也先生って人が書いた問題集で、一番レベルの低いやつを手に取ってみたんですね。
高校受験よりも若干簡単なレベルなんですけど、くどいくらい「音読学習をするんだ!音読をすることで英語の成績上がるんだ!」って書いてあって。
なんか不思議とですね、そこまで言うならやってやろうじゃないかって気になったんですよね。
この問題集の最後の方のページには、音読用にスラッシュが入ったそれが用意されていて、すごくやりやすくなってたんですよ。
そこをブツブツ読んで、慣れてきたら何もスラッシュがない文を読んでみて。それさえもスラスラ頭に入るようになったとき、変化が出ましたね。
偏差値がめっちゃ上がったんですよ。確か高3の10月には、60前半まであったと思うんですよね。偏差値がそれまで50とかだったので、もう全員びっくりしちゃって。
学校の先生もめっちゃびっくりしちゃってましたね。これだけ気分よく上がれば、勉強が楽しくなるので、やりますよね。
そういうことで高校2年~3年の夏ぐらいの時点で、英語はもうある程度仕上がっていまして。
まぁ、センター試験で点が取れ始めるのは夏からであり、それまでは読めても何故か100点台をプラプラ。
これが160点以上を安定して取れ始めるのには、また別の話があるんですけど、それはまた今度にしようかなと思います。
えらい長くなっちゃいましたけど、僕の偶然の出会い3つをまとめます。
英語っておもしれーなと思える本に出会ったこと、ゲームにはまったこと、そして英語の効果的な勉強法を知ってそれが自分にハマったことですね。
参考にしていただければなぁと思います。
では一旦、この辺で。