精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】ぶっちゃけとんでもなく疲れてる時には、素直に教材や知識の力を借りましょう。

今日は仕事に空き時間があったので、昼寝を入れてみるとすごく体調が良くなった中元です。毎晩8時間寝てるのにな・・・。

 

さて。確か昨日の記事で書いたのだが、正直今は疲労困憊している。人間は月に140コマとか150コマとかも授業をできるようにはできていないらしい。

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正直、一日の後半は説明の質も下がってきているし、毎日のケアでは補いきれない部分も出てきている。商品を提供する側として、口惜しく覚えるのは間違いない。

 

―が。それを思い詰めたり、ヘンな方法を試したり、授業準備をさらに重ねたりといった、根性論に終始するような手段を取ることも絶対に違うと思う。

 

あくまで僕らがしなければいけないのは、シンプルに言えば合格点の授業を提供することである。

 

ドライにその方向で考えれば、自分がもっとがんばるという決断は、むしろ三流の証だよね、とさえ思うほどだ。(これにムッとした人は、以下の本をぜひどうぞ)

 

ってことで導入が長くなったが、ぶっちゃけ僕が「うん、いつも通り説明重視にしたら、今日はミスしまくる!」という体調のときの策を、まとめておこうと思う。

 

試せるものがあったら、しんどいときに是非どうぞ。ではいこう。

 

 

問題演習しまくる。

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一番シンプルなのは、問題を大量に用意し、それをガリガリと解かせることである。これで大体15~25分程度は黙々と解いてくれるので、こちらは少し気が抜ける。

 

とはいえその間グースカ寝ちゃうとかは論外なので、机間巡視しながら、「多数が間違っている問題」ぐらいはピックアップしておき、最低でもそこは解説を入れる

 

こうすれば5分程度の説明で授業時間が成り立ってしまうので、オススメである。(ただし乱発すると「こいつ要らね」と思われるので注意)

 

尚、日頃の授業が予習型である場合は、ある程度ストックを作ってからでないとそもそも実践ができないというのも付記しておく。

 

勉強法の実践をする。

では、諸事情で演習が難しいときはどうすればいいか?今のところ僕がレギュラーにしているのは、勉強法の伝達と実践である。

 

好きな教材を各々に用意させたり、自分が用意したりと様々だが、例えば「メモリー・ツリー」とか「人に教えるつもり解説」などを教え、学習してもらう。

 

結構新鮮な刺激らしく、こちらの説明が間違ってさえいなければ、結構楽しそうに取り組んでいる。

 

その間こちらは?まぁ、サボってると思われない程度にフリーダムにしていればいいのでは、と思う。

 

レクリエーションを行う。

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ここも手腕が問われるのだが、レクリエーションに近いような授業時間にするのも、たまには面白いと思う。(こちらはちょっと楽できるし)

 

ただし、こと私塾において堂々と百人一首大会などをやろうものなら、多分クレームの1件くらい飛んでくるので、そこの工夫は必要だと思う。

 

厳密には、「レクっぽい授業」という話である。つまり、学校で使う教材を、「おあそび」風に使うという感じだろうか。

 

ちなみに僕がやってみて評判が良かったのは、どこかに文法ミスがある説明文や英文を用意し、生徒にそれを発見させてみることである。

 

或いは、「あなたが学校の先生になったとして、鎌倉時代をどんなふうに説明するか、メモにしてください」という指示を出して、できたそれを皆で回したこともある。

 

この辺はクラスの雰囲気とか人数に応じて、試してみてほしい。 

 

(これはやったことないけど)動画授業をみせる。

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最後に、やったことは無いけどいずれやってみたいことを紹介する。それは、動画授業を全員で観ることだ。

 

例えば、僕が子供の頃にそこそこ流行った英語教育番組に、「えいごリアン」というのがある。

www.nhk.or.jp

 

流石天下のNHKというか、今見返すと、かなり考えて作られた番組という印象を持つ。使いどころがわかるし、実際に使っているのを観ると、ちゃんと安心する。

 

他にもTEDとか、ぶっちゃけ僕がメッセージを薄めて話すより、実際にみせたい動画はいくつもストックがある。

 

何か工夫の一環として、紹介したいなとは強く感じている。

 

おわりに。:あなたが頑張れば、それで全て上手くいくの?

 

突然のカミングアウトなのだが、僕は人生の途中で4ヶ月間、心をぶっ壊して仕事を休んだことがある(今の仕事ではないと言っておく。その日々は別ブログに書いたよ↓)

hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com

 

そういう過去を持っているため、自分ばかりが全部背負い、頑張ることにはかなり否定的である。(根性論が嫌いなのはそういう理由っす)

 

そしてそれと同じくらい、自分が発する危険信号に耳を傾けないことにも否定的である。だからこそ、疲れとかそういうのには敏感であろうと決めているわけで。

 

さて。仕事をしすぎて疲れている状況とは、あなたのパフォーマンスが落ちているということである。いわば、スポーツ選手で言えばケガをした状態に等しい。

 

そんな選手に、ケガを隠して頑張れというのは、暴論通り越して無知だと思う。そしてそれは、自分が自分に掛ける声援としても最悪だ。

 

疲れているなら、そうであっても求められる成果が出せるような手段に頼るべきですよ。自分に鞭打つことなく、ね。

 

そういうメッセージが伝わっていたら嬉しい。では今日はこの辺で。

 

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