空き時間が長く取れたので、狂ったように作業を終わらせてみました。結果、明日はほぼなんもすることがない予定です。中元です。
はい。ついこないだ、【自動運転モード】みたいなメンタルハック(なのか?)について、小ネタ扱いで記事を書いた。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
今日はそれの応用というか、ぶっちゃけ僕が改めてふと気づいたことについて、記事を書いてみようかなと思う。
テーマは、生徒への注意の仕方について。そしてこれ、やはり実感したが、感情移入しない方がサクッと言えるし効果的だ。
詳しくは以下、続きにまとめヤス。
【注意】ができないのは、考えすぎだから説。
白状すると、僕は問題行動への注意や指導がずっと苦手だった。理由は考えすぎるからだ。
「どういう言い回しをすれば一罰百戒となるか?」「人格否定になってないか?」「いちゃもんを付けられないか?」「不服として暴れたら?」などなど。
そうして考えているうちに、一瞬しかない指導の機運を逃す、と。う~む、未熟極まれり。授業研究でやろうもんなら、長老的な人にぶち叱られることだろう。
それに悩んでいた折、先日のクレーム案件があり、僕は心のスイッチを切る術を否応なしに習得したのだが・・・。
どうやら、僕にとってはこれが特効薬であったらしい。
問題(に見える)行動に対し、本当に条件反射的にポンと、「だめだよ」的なことが言えるようになったからだ。
ドタバタしてたら、「足音がうるせーからやめて」という。消しゴムで遊んでたら「ホワイトボードみて」という。ここに何の感情も介在しない。マジで反射。
―これがいいのか悪いのかは知らないが、ぶっちゃけこれができるようになってから、僕のストレスが面白いほど減った。
注意は端的に、かつ行動を咎めるべきであり、人格を攻撃するべからず。
この言い回しは、教育者に向けたどの本にも書かれているフレーズで、まさにその通りである。しかし頭で考えて内容を練ると、実は意外とこの通りにはできない。
こういわれたら、こう返す。瞬発的な返しのネタ、そのストックをいくつ持っているか。効果的な指導を入れるのに必要なのは、熟考より瞬発らしい。
ってことで続いては、この瞬発力をどう鍛えるか、その話を書いてみる。
即答力を磨くにはどうするか?
これについては、いくつ事例をストックするかがカギとなる。まず経験が浅い場合は、指導例などをまとめた記事や本をたくさん読んで、セリフ回しを覚えよう。
自分のクラスがどうあれ、荒れたクラスの事例とか、荒れを食い止めるための声掛けをまとめた本がオススメである。言い方があれだが、ネタの宝庫だからだ。
そうすれば、【端的ってなに?】というのが段々とわかってくる。この感覚を得てからは、実戦で練り上げていこう。
ただ、最初から上手くいくわけはない。そこは前提としておかないと、メンタルに悪い影響が出がちなので気を付けられたし。
特に最初のうちは、声掛けがハマッた場合も、ハマらなかった場合も、咄嗟にうまい指導ができなかった場合も、徹底して記録しておくことをオススメする。
ハマッた場合は何も加工は要らないのだが、ハマらなかった場合・うまい指導ができなかった場合は、「どういえばよかったか」を時間を掛けて検証しよう。
自分事で恐縮だが、僕は3年目くらいまでは記録するだけじゃ飽き足らず、先輩方に「この場合はどう声掛けしますか?」とウザいほど質問しまくったのを覚えている。
そうやって少しずつ自分なりのシステムが組まれていき、今では90%くらいの出来事に、感情を載せることなくパッと対応できているような実感がある。
心のスイッチを切って、自動化された反射で切り返す。
坂本金八や鬼塚英吉を心の底から目指しているのなら、もっとウェットに、そして激しく対応してもいいとは思うが、それは才能だし、虚構の世界の話なので、ね。
指導に悩む方の、ちょっとしたヒントになっていたらうれしい。では今日はこの辺で。