精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】授業が"スベった"ときに取りたい行動と考え方について私見を書きます。

最近急激に【心の独り言】が減ってきて驚いている中元です。瞑想パワー、超すげぇ。

 

さてさて。今日もずっと授業、授業、授業で夜までやってきたんですけども。

 

今日ずいぶん久しぶりにですね、授業の中で生徒からぼそっと『やべえここ全然わからない』というコメントが出たんですね。

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・・実際今日やっていた単元ってのは結構難易度が高くて、一回聞いて理解できるようなものでこそなかったんで想定の範囲内だったんですけど・・・。

 

そのセリフがボソッと出てくると、やっぱ講師として、気になってしまいます

 

・・・とはいえ今はヘンな感じに心が落ち着いてますので、すごく悩んでるとかそう言ったことは全くないです。

 

「じゃ、次回は別の説明で、違う切り口から授業して、リカバリーすっか」といった意識を整えてる最中です。ということで今日はすごく手前味噌な話なんですけれども。

 

「ちょっと分かりにくいなぁ」と思われた際、こちらが取るべきアクションであったり心の持ちようであったりについて、僕なりの考えを書いてみようかなと思います。

 

 

母数を見極めよ!

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「わからない」っていうコメントについては、全体がそう思ってるのか、その生徒だけなのか、冷静に考えた方が良いです。

 

というのも、一人だけに刺さらないことって結構あることなんですね。充分起こり得ることをいちいち気に病んでいたら、簡単に鬱になってハイ終わりです。

 

そもそも例え話をひとつとっても、その例えの知識がなければ、その瞬間意味の分からない説明になっちゃうんですね。野球を知らない生徒に野球で例えても無駄。

 

なので説明がハマるハマらないってのは、実は生徒によってコロコロ変わります。だからこそ塾講師側にはいろんな手数が必要なのは納得いただけるかなと思います。

 

そして場面によってはですね、その全てが外れる事ってやっぱありますよ。いろんな例え話を打ってみたけど、特定の生徒には一発もヒットしなかったとか普通にあります。

 

だからですね、教えがハマらなかったのは特定の個人なのか、全体なのかでまずアプローチを変えた方がいいかなと思います。

 

そしてぶっちゃけ前者であれば、別途補講対応や机間巡視してる時に個別の説明をすれば、それでいいと思います。

 

多数派がわかってないのなら?

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ですが問題はやっぱり、全体が分かってないような雰囲気が出た時ですよね。

 

ここってかなり動揺してしまうのは、僕自身ももちろん経験があるのでよく分かるのですが・・・。

 

ここで一番やっちゃいけないことは、わかりやすく動揺することです。

 

「わかりにくいのは、狙ってるわけじゃなく本当に力量としてそうなんだ」って生徒たちに確信されたら、本当に終わりです。

 

だから僕も、その空気を察したら即座にフォローを入れて躱します

 

例えば、「ここはなかなか一発で理解することは難しいから、次回ももちろん説明する。ただし今日は時間がないから、雰囲気だけでもわかってくれたらいいよ」

 

ーっていう風に、実際今日も伝えました。

 

つまり、「君らがぶっちゃけわかりにくいと思っていることなど、こっちもちゃんとわかってるんだよ」というのを、ちゃんと伝える

 

あるいは、「これはコントロールしてやってるんだぞ」という表明。ここは結構、こっちの演技力や機転が問われて難しいとこではあるんですが・・・。

 

生徒にしっくりこなかった時のリカバリーってのを瞬発的に出せるかどうかって結構大事ですね。

 

例えブラフだろうと、こういった言葉のフォローは入れておくのが、全体的にスベったときにしないといけないことかなと感じます。

 

では、その後のリカバリーをどうすればいい?

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その上で、その後の向き合い方について書いてみましょう。

 

まず、それをひたすら思い悩むのも、やっぱ違いますね。まずは精神的反省の前に、とっとと次善策を考える方が大切です。

 

ただし、前と同じ教えをまた喋るというのも愚かなので、板書を書き出し、そして自分の授業をゼロから見直すくらいで良いかなと思います。

 

ちなみに僕は、いっそのこと他の人の教え方を丸ごとコピーすることが圧倒的に多いです。

 

この単元においては自分の説明が生徒にはまらないってことを潔く認めて、他の優れた講師の教え方をパクった方が、やっぱりクオリティと満足度は上がるんですよ。

 

二連続で失敗すると、生徒の心が離れます。それを避けるには、我を捨てた方が安全策ですし、間違っても大逆転を狙うとか考えない方が良いです。

 

さて。ちょっと今日仕事終わりで話が全然まとまらないないんですけども、話したいテーマは話し終えたのでそろそろ締めにしようかなと。

 

ただ最後に安心してほしいのは、今までうまいことやってきた人が1回・2回滑ったぐらいじゃ、信頼は失われないんですよ。

 

僕も東進衛星予備校っていうところで講座を受けてましたけど、どんなプロでも2つ3つは自分にハマらないんですよね。

 

しかし、かと言ってその人の信頼を全部失ったかと言われれば、全くそうじゃないです。「まあそれぐらいあるよね」とすら思わず、気にもしてなかったです。

 

だから、「スベったな・・・」ってことで生徒から嫌われるって思うのは、単なる自意識過剰なのでとさえ個人的には考えています。

 

つまり一番健全な落としどころは、「そもそもそこまで気にしなくていいんじゃないかな」ってとこですかね。

 

無難すぎるオチでしたが、今日はこの辺で。

 

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