やっぱり朝のルーティンを完遂できた日は、気分が大変よろしいです。中元です。
はい。今日はいい加減気付いた、あることについての話をば。こないだ、ある動画を参考に、僕の勤める校舎のシナジーマップを作ったことは、いつぞや書いた。
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これを作る中で、「塾は一体どこでお金を生むのか?」という、根本的だが同時に盲点になりがちな点と向きあうことになった。
そして色々と考えた結果、やはり今のところは、なのだが・・。ナマの校舎で行う授業こそが、唯一無二のマネタイズの場だ、という結論にたどり着いてしまった。
今日はそれに関するお話を、完全に同業者向けのメモとして書き残しておく。
全ての施策は校舎に通ず。
塾講師の仕事は、当たり前だが見えないところでも結構色々とある。大きく括れば、授業以外にも【広報】などもそうだろう。
例えば教室の様子をブログに書く。Instagramにアップする。Facebookでシェアする。学校の前でチラシを手渡しする。これらはいずれも、【広報】に該当する。
―ではこれらの【広報】を行うことで、結果何を狙うのか?これは、校舎への問い合わせからの入塾に他ならないだろう。当然だが、それそのものが目的ではないのだ。
僕らの仕事とは、究極的にシンプルなところまで考えれば、授業を売って月謝を頂くということでしかないのだ。そこを履き違えてはならない。
繰り返すが、友達紹介も、SNSの活用も、それらはすべて入塾を刈り取るためのツールでしかない。だが、非常に大切な時間だし、戦略である。
しかしそこばかりにかまけて、本来の商品であり授業を蔑ろにしたら論外となる。せっかく問い合わせがあっても、失望されたら僕らは廃業だ。
集客から逃げないし、集客に逃げてはならない。色々と考えたり調べたり試したり勉強したりしてきたが、結局そういうところなんだろうと、もう嫌でも納得している。
トリッキーな方法がウケないそもそもの理由。
2~3年前、僕はサブスクリプション形態の事業に心を躍らせていた。新しい塾の形はこれだという直感も、確かにそこから得ていたし、今もそう考えている。
だが、それはやはり、まだまだ地方では流行っていない印象だ。理由はさておき、実際そうなのだから認めるしかない。
周りの塾もいくつか、SNSやYouTubeを使った、新しい形式での授業を提供しようと投資などを行っていた。しかしそれがうまく機能した例を、僕は知らない。
理由は簡単で、オンラインという土俵に立った瞬間、すさまじいレッドオーシャンに突っ込むことになるから、である。
YouTubeで授業を発表した時点で、ライバルは周りの個人塾から一気に超大手予備校のカリスマ講師になる世界だ。勝算があると考える方がおかしい。
地域密着と、分身の提供。色々相反するテーマではあるが、ここを融合する策を閃かない限り、トリッキーな策は全て競争相手に秒で負けるため響かないのだ。
だから僕は、そういった飛び道具を深く考えずに使うことには慎重である。スキルとして持っておく分には良いかもしれないが、社運を賭けるにはあまりにも分が悪い。
皆様はどう思われるだろうか。
終わりに:では何を売っていくのか?
つまり結局僕らが売っていくのは【オフラインの授業】しかないと腹を括り、その中で商品を差別化するのが腕の見せ所な気がしているわけで。
無料と有料、集客とマネタイズを使い分けて、利益を取りに行くしかないのだろう。
ビジョナリー・カンパニー2にも書いてある教えだが、「適切な人をバスに乗せてから行き先を決める」考え方に近いかもしれない。
今僕の周りにはどういう講師がそろっていて、何を展開することができるだろうか。ひとつ、頭を柔らかくして考えてみようと思う。
ってことで今日はこの辺で。