文系講師であるがゆえに休日が少ない中元です。にもかかわらず給料が同じなことに、ちょっとだけ納得がいったりいかなかったり。
はい。そんな僕だが、最近理科を学び直そうと意気込んでいる。今のところ、Amazonのカゴに入れるだけ入れておいて、テスト週間が終わったら買おうと考えている。
理由は、独立後を見据えたら、数学はできる人を捕まえやすそうだけど、理科は多分違うよねと考えたからである。あと、なんだかんだで好きな科目だってのも大きい。
そんなことを考えながら最近生徒に社会を教えている際、ある学習法(もとい説明)を使うと、非常に効き目があることに気が付いた。
そしてそれを理科の教科書でちょっと試したのだが、やはり非常に覚えやすかった手応えがある。
ということで今日は、まだまだブラッシュアップが必要だが、ひょんなことで発見した理科と社会の【図表】暗記法をご紹介したいと思う。
メモリーツリー+ジェスチャー=最強。
その方法とは、要するに【メモリーツリーとジェスチャーを組み合わせること】である。
例えば、北海道の地名と場所を覚えたいとする。(まず当然なのだが、教科書や資料集など、位置関係がはっきりわかる図を用意すること)
最初に、ジェスチャーを使って、位置と名前を覚えるところから始めよう。具体的には以下の通り。
① 指で宙に北海道の形を描く。
② 宙に描いた北海道に、「石狩平野はこの辺」とか言いながら、指を差す。
③ 山脈や川は、「日高山脈この辺」とか言いながら、指で線を書くように動かす。
ってだけ。実際に動作を見せないとチンプンカンプンだが、自分でやってみると、なんとなく伝わるかなとは思う。
さて。その練習を重ねて、ある程度空で言えるようになったら、メモリーツリーを入れていこう。
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先ほどジェスチャーで覚えた地名を、一定間隔を空けてノートに書いていく。そして教科書を見ながら、各地に必要な情報を繋げていくのだ。
石狩平野は米、十勝は野菜、根釧は酪農、という風に。工業や漁業も、ゴリゴリと繋げていく。
そうすることで、空間的な位置関係のみならず、その土地に関する情報が脳内でネットワーク的に繋がっていく。結果、強い記憶ができる、というわけだ。
ちなみにこのやり方は、理科でも応用が可能である。これまた一例として、脊椎動物の特徴をまとめた表を考えてみよう。
中2理科「動物の分類」セキツイ動物の分類をマスター | Pikuu
まず、どうジェスチャーを入れていくか?これは、指に紐づけて頭に入れていくのをオススメする。
難しそうだが、超簡単だ。手をパーにして、「魚類」と言って小指を畳み、「両生類」と言って薬指を畳む、これを親指まで繰り返すだけだ。
それが終わったら、ノートに魚類、両生類、爬虫類、鳥類、ほ乳類と書いて、それぞれの特徴を繋げていけばOK。
中学理科であれば、体表・呼吸法・ふえ方・生息地・体温・具体例数匹を言えれば大丈夫だろう。
こういう風に、まずは「いくつあるか」を覚えてから思い出していくと、結構スッキリした記憶が作れるのでオススメである。(チャンク法という名前もある)
尚、そもそも語句の意味が不明な状態だと、それが思い切り邪魔になって覚えることが極めて困難になる。そこは質問等をして解決すべきところ。
あと、物理や化学にある計算問題は、また別の学習法が効きやすいので、それは今度まとめたいと思う。
ということで、身体を使った方が頭に残るという当たり前だけど盲点になりがちなトリック、今一度意識して活用してみてはどうでしょう。
ってことで今日はこの辺で。