この仕事を始めて7年近く経つが、その中でも飛びぬけて辛い不合格の報告を昨日受けた。正直そのことを思い出すと、まだ嗚咽が込み上げてきそうになる。
僕自身、なぜこうも心が揺さぶられたのかをまだ言葉にし切れていないのだが、昨日はいい年こいた大人が、その連絡を読みながら一人泣いていたほどだ。
一応僕なりにできる返答はしたが、それについてのレスは無い。その胸中を想像しては、僕もまたひたすらに「辛い」という感情を、否応なく味わわされている。
ハッキリ言って、自分事の数百倍悔しい。それによって神経も昂っているようで、心拍数が平常時もずっと高く、身体がとてつもなくしんどくなっている。
・・・こういう大ダメージを負いながら、同時に確信することがあった。このコリの中に、僕という人間の精神が持つ、致命的な課題が潜んでいる。
生徒の悲しい報告に涙する。これだけなら美談に聞こえなくも無いが、それによって自分含めて誰も救われていないという構図には、シビアに向き合わねばならないだろう。
今日はその欠陥について、自分なりに区切りをつけつつ、他の講師や教員のヒントになればいいと思い、散文的にプロセスを全て書いてみる。
まあ、自分を慰める記事に等しいのだけれども。では以下、本編である。
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