精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】『説明』と『演習』の間には、『一緒に解く』という時間を挟むとよさげっすよ。

最近、朝ご飯がプロテインとヨーグルト、昼ご飯がカロリーメイトプロテインバーという減量末期ビルダーな暮らしをしております。減量とかしてないのに。中元です。

 

さて。今日はぶっちゃけ、今まで意識して実施こなかったことが恥ずかしいくらい初歩的な、授業における施策について記事を書こうかなと。

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まぁタイトルの通りなのだが、『説明』と『演習』の間には、『一緒に解く』という時間を挟むとよさげという気づきないし提案である。

 

ということで実に1か月以上ぶりの【同業者向け】記事、以下つらつらと本題でござる。

 

 

 

【基本的な教え方】に抜けるモノ。

 

今もちょこちょこ読みはするが、昔はかなりガッツリ、模範的な授業とは何ぞやというヒントを載せている本を読みこんでいた。

 

そしてどの本を開いても、「解説一辺倒はダメ!」というのが書かれており、「演習の時間も必ず取ること」が基本中の基本だと説かれていた。

 

まぁそりゃそうだよな、と。申し訳ないが、大学生の頃は説明しかない90分の講義を地獄だと感じており、確かにそれは苦痛である。

 

しかもたちが悪いことに、説明している側は、説明する時間が好きで面白くて楽しくてたまらないのだ。これは教える側になって、身に染みて実感している。

 

だからこそ、説明はなるべくコンパクトにして、必ず演習をする時間を取るべし、と。当たり前だと思うことが重視されるのには、ちゃんとした理由があるのだ。

 

(※ちなみに、説明が優れていればいい・・・と思われる方は、ぜひファインマン効果を調べてみてください。血の気が引きます。)

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

―さて。結果僕は、ある盲点を抱くことになる。

 

それは、【説明】をしたら【演習】をするという、このお手本通りの流れである。これの何が盲点なのか?どこに問題があるのだろう?

 

実はここには、本来必要な"あるもの"が、すっぽりと抜け落ちているのだ。あまりにも自然にそうなっているので、恥ずかしながら僕は全く気づけなかった(#^.^#)

 

その盲点について、こっから具体例を交えつつ解説しよう。

 

テレビショッピング、実演販売、コマーシャル。

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そのあるものとは、【実演】である。これがマストなのは、例えばテレビショッピングなどを観ればよくわかる。

 

「商品のスペックを説明されて、終わり。あとは勝手に、自分で適当に使ってみてください!」・・・なんて言われたら、クソ番組確定である。

 

だがこと授業においては、この【実演】に当たる要素がえてして抜けがちだ。単元の説明をして、それを解かせるだけだと、この要素は満たせない。

 

授業の説明の中で例文を書いて説明をしたとて、それは実演というより、結局【説明の一部】なのだ。

 

だからテキストの問題を1~2問まずは解くというくらいの時間は、取った方がいい。(というかそこまで手間でもないし)

 

―ところでこの一連のステップは、実は個別授業でよく使われるテキスト、【フォレスタ】のマニュアルでもある。

www.foresta.jpn.com

 

説明をしたら、言わせて、一緒に解いて、初めて生徒にもやらせてみる、と。山本五十六の言葉じゃないが、これが基本にして、やはり盲点とみて間違いない。

 

皆様も一つ、顧みてはいかがだろうか。では今日はこの辺で。