精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

何かを習得したければ、何度もやり直すのではなく、何種類ものそれに触れるべし。

車一台がパンパンになるくらいのゴミを捨てたら、家がスカスカになった気がするくらい余白が生まれました。最高だ!中元です。

 

はい。今日は勉強にも関係する、ちょっとした持論で記事を書いてみる。厨二を拗らせているせいなのだが、僕は明治~昭和の小説が好きである。

そして最近は【こころ】とか【人間失格】とか【命売ります】とかを読んだのだが、ぶっちゃけマジで、理解度はよくて20%かそこらである。

 

つまり作品の魅力の80%をほったらかしたままにしていると同義なので、非常に勿体ないなと感じている。

 

しかし残念ながら、僕は非常な飽き性であり、1ヶ月くらいかけて【こころ】を10回以上再読するなんてことも難しいのだ。

 

ではどうするか。実はこういうとき、僕が取る手段はもはやテンプレ化している。それは、何度もやり直すのではなく、何種類ものそれに触れること、だ。

 

これは結構勉強にも通じる考え方だと思うので、以下つらつらと書いてみる。

 

 

固執は非効率、かも。

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何種類ものそれに触れるとは、どういうことか。【こころ】を例に考えてみよう。

 

少し調べたらやっぱりあったのだが、【こころ】は漫画版も映画版も存在している。要するに、小説を何度も読むのではなく、2週目3週目は、こっちを楽しむということだ。

同じ作品一つとっても、例えば「この人はこう解釈したのか」といった新たな観点が強制的にガンガン得られるワケで、結果復習の刺激や効果の強さがグンと高まるのだ。

 

それは何も、国語の作品の理解だけにはとどまらない。僕はそのことを、今年の5月くらいに復習した数列の勉強でよ~く認識した。

 

ベースは一つの参考書にしたのだが、どうしてもわからないところは、別の参考書を開いたり、HPを漁ったり、YouTube動画を観たりと、とにかく節操なく学んだ

 

結果、なぜか現役の頃より【数列のところだけ】得点率がアップし、色々手を出した方が得するなぁと強く実感した次第である。

 

実践例エトセトラ。

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一番簡単な実践法は、複数の参考書・問題集を用意することなのだが、わざわざ買わずとも塾の自習室や図書館に行けば一発だ。

 

そしてあえて、色んな講師・教師に質問してみるのもいい。ぶっちゃけ人によって解釈の仕方、理解の仕方など様々だから、自分に合う合わないも十人十色だからだ。

 

そして社会を勉強している場合であれば、モリーツリーを使ってみるのもオススメ。こうすることで、歴史・地理・公民を横断する形で知識の肉付けが可能となる。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

―なんだかんだ難しいことを言ってきたが、伝えたいメッセージはとても簡単だ。

 

色んなやり方で、ひとつのテーマに触れてみなさい。

 

これである。同じ参考書を何回もやるってのももちろん尊いが、ぶっちゃけそれは相当センスがあるヤツがやって初めて、成績向上を達成できることだと思う。

 

僕は凡才かつ飽き性ゆえ、一つのやり方をコツコツ繰り返すことが難しい。だからこそ、色んなやり方で繰り返すようにしている。そして結果はボチボチ、てな感じ。

 

ちなみに今日書いた話は【マルチモーダル法】という名前で、このブログでも何度か紹介したり、そもそも教育界で結構有名だったりするので、調べてみると面白いかも。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

ってことで今日はこの辺で。

 

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