精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【小ネタ】真面目に30年生きてきたけど、不真面目に生きてるここ1ヶ月の方が人生楽しい。

人が面倒だ、嫌だと思う部分だけ引き受け過ぎた結果、誰よりもそういう類の仕事の処理速度が速くなりました。ポジティブ解釈。中元です。

 

はい。私事だが、ここ1ヶ月、僕は今までで一番ストレスフリーに、そして体力も過度に使うことなく、仕事ができている

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その理由は簡単で、「なんかもう、どうでもいいや」と、ある種心が鎮火されたためだ。結果、心に余白が生まれ、色々と丁度よくなったという具合。

 

今日はその理由となった経緯と学んだことを書いて、そのうえで提案としてアレコレと並べてみたいと思う。

 

 

強制的に目を覚まさせられた2021年。

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恥ずかしい話だが、2021年開始時は結構野心に燃えており、今年度こそ飛びぬけた成果を出して、立場を上げてやろうとかなり息巻いていた。

 

だから仕事をしない人にはかなりイライラしていたし、それによって自分の時間が奪られることにも非常にカリカリしてしまっていた。

 

しかしながら成果としての数値は良い感じで伸び続けて、自分は間違っていないという確信も同時に得ており、30歳になる年の出だしは上々であった。

 

・・・だが、現実は甘くない。今夏、夥しいコマ数の夏季講習を必死にクリアしたのだが、それによって僕の立場はほぼ何一つ、変わることがなかった

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

自分が必死でプレイヤーとして利益を出そうと奮闘した結果、僕をプレイヤーとして起用した人が評価されたという感じだ。システムを把握できてなかった自分に反省。

 

自分一人が、"講師"として生める利益は、かようなまでに少ないのか?

 

と、殺人的な忙しさの中で、僕は一つ冷厳な事実を学ぶことになった。

 

・・そんな寂寥感が去り切らない9月末、実家から訃報があった。死別は心に強烈な一撃を落とす。どうしようもなく、僕のメンタルは揺れた。

 

しかもそれに追い打ちをかけるように、その後は激昂のクレームが連続した。片方はこちらに非があるが、もう片方は完全に論理が破綻しているそれであった。

 

ただひたすらに叩きのめされ、怒鳴られ・・・。こうなると、嫌でも思考は内側に向く。そして僕はふと、強烈にあることを悟った。

 

「俺は他者に何を期待しているんだろう?何のために他者に対して忖度をしてんだろう?」

 

―そして完全に理解した。

 

僕は他者に対し、無条件に期待しすぎている。他者の価値を、青天井に高く設定しすぎている

 

一生懸命働くべきだと期待するから、そうじゃない人に苛立ちを覚える。俺より確実にすごい人だと思い込むから、自分を殺してでもすべての提案にYESと言う。

 

自分の馬鹿馬鹿しさを、一瞬で、しかも価値観をひっくり返すくらい強烈に、この時初めて理解したのだ。

 

そしてひとつ、またひとつと、僕は色んなことを諦めていった。正確に言うと、受け入れていったという感じだけど。

 

仕事しない?まぁ、そういう人もいるよね。論理が通じない?まぁ、そういう人もいるよね。もしそうなら、別にそういう人の言うことに耳傾ける必要も、無いよね。

 

自分だけがバカみたいにあくせくする必要も、無いよね。仕事中に休憩したっていいわけだし、早く仕事が切れたら早く帰ったらいい。

 

ときには仕事をサボったっていい。どんだけ真面目にやっても、評価されないなら、しない方がまだ良いよね。

 

・・・こうして僕はその日以来、自分の中の【真面目】という目盛りをガンガンと下げ続けた。何が無駄で、何がトクか。冷静に、そこだけを考えるように決めて。

 

そして人を見下すことも覚えた。話ができない人、どうにもならない人に対し、変わることなど期待しない。理解してくれることなど期待しない。

 

そんな無駄なことに、自分の資本は一切投下しない。話半分に切り上げて、帰って酒でも飲んで寝た方が、数百倍有益な時間である。

 

自分という人間をもっとクソにした方が、人生ラクだし、楽しい。

 

だって、人生は有限なんだもの。我慢したまま終えたくはないよね。

 

そして何なら、嫌われることの痛みが大したことないと身をもって知ったおかげで、今まで苦手だった反論や提案、さらには聞き流しのスキルが向上した。

 

これこそが自由ってことなんじゃないかなと、そういう大層なことさえ考えられるほど、今の心は穏やかである。

 

終わりに。

 

真面目であることに違和感を抱きながら、真面目にふるまい続ける。僕の中でずっともやもやしていたこの状態、解決策は結構意外であった。

 

それは、他者への期待の一切を諦めることだった。僕にとってのきっかけは、家族同然の存在の死と、他者から一方的な危害を受けたことだった。

 

一度心をへし折ったあの時期には学びきれなかった教え。いや、逆か。あの時一度心をへし折ったからこそ、今回この衝撃に耐えきって、経験値に変えられたのか。

 

人生のすべてはパズルのピースのごとくハマっていく。陳腐な小説の一節みたいだが、その通りだなと思った2021年終わりごろである。

 

ってことで塾講師関係ない記事だったが、今日はこの辺で。

 

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