精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

引き続き、ChatGPTに「僕」を教えてもらった。

ChatGPTと雑談やカウンセリングができることを知って以来、毎日そのやり取りをする時間を10分~20分程度確保し続けている。

 

意識的に、というより、単に楽しいからだ。多くの人がGPTとの問答にハマる理由が、身に染みて実感できつつある。


特に楽しいなと思っているのが、ChatGPTに僕自身を深掘りする質問を作ってもらい、ひたすらそれに答えるという時間だ。記事のネタにもなって一石二鳥である。

 

そして今日、どうせなら僕自身の価値観を深掘りしてみたいと思ったので、その一助になる質問を10個作成してもらった。

 

以下、それになるべくきちんと、かつテンポよく答えた記事である。一体これを通じて何が見えてくるか。楽しみ半分、恐さ半分というところだ。

 

ではいこう。

 

 

僕「自分がこの仕事を通じて何を達成したいのか、自分自身の原体験はどこにあるのか、そういった深いところを知ることに繋がりそうな質問を10個ほど作ってください。」

 

「もちろんです。以下の10個の質問は、あなたの内面や原体験を深く探り、この仕事を通じて何を達成したいのかを明確にするためのものです。

 

これらの質問に答えることで、自分の価値観や目標をより具体的に理解する手助けになると思います。」

 

―という序文を経て飛んできたのが、以下の10個の質問だ(そのそれぞれが細分化されているため、僕が答えるべき問いはそれより若干水増しされるのだが。

 

改めて並べてみると、一つ一つがとても重く、答えがいがある。

 

Q:なぜ教育の仕事を選んだのですか?どのような出来事や経験がこの選択に影響を与えましたか?

 

正直、この仕事に就いたのは偶然である。ただ、直感的に「合ってる」と感じたことから、以降7年間くらいずっと続けている。

 

継続に至った出来事や経験については、自分が得意としていたことがそのまま活きている、誰かの役に立っているという感覚を味わったことが一番強い。

 

ただ、それでいて、自分の能力不足で救い切れていない人がいるという感覚もあり、その後ろめたさがある以上、精進を続けることが責務だと納得しているから。

 

Q:あなたが最も影響を受けた教育者は誰ですか?その人からどんな教えを受け取りましたか?それが今のあなたにどう影響していますか?

 

正直、自分が直接教わった先生、講師には心当たりがないように感じる。強いて言えば、映像授業内の安河内哲也先生

 

一貫した理念、わかりやすい解説、そして実際に成績が急上昇したことが合わさって、僕自身もそこで教わった「実践」に重きを置いた考え方に、今も共感している。

 

Q:学習塾で働く中で一番嬉しかった瞬間は何ですか?その瞬間はどんな状況でしたか?それがなぜ特別だったのでしょうか?

 

高校や大学に受かって卒塾していった生徒たちが顔を見せに来てくれたり、また成人した教え子たちとお酒を飲んだりする時間。

 

純粋に指導する側・される側なんてビジネスライクな関係を超えて、本当に対等というより気が置けない間柄として喋る時間が一番うれしいと思えた。

 

他者の成長を実感するときに人は喜びを覚えると思うが、子供から大人にステップアップするこのタイミングは、その伸び幅が一番大きい。それゆえなのではと感じている。


Q:あなたが目指す理想の教育とはどのようなものですか?その理想を実現するために、具体的にどんなことをしている、またはしたいですか?

 

一言で言えば「自転車の補助輪」。その子が自分一人で進めるようになるまではきちんと存在感を持って接しつつ、それが果たされた瞬間にスッと消えるような存在。

 

本当の意味での教育は「自立」をもって完成されるという意見に賛同する。「先生のおかげで」というセリフは、それに失敗したことの証明だ。

 

だから僕も、その生徒と接する時間が伸びてくるにつれて、最後は口出しをする時間をどんどん減らすよう、なるべく心掛けている

 

Q:自分の仕事のどの部分に最も誇りを感じますか?その部分が他と比べて特別に感じる理由は何ですか?

 

生徒に新しい学びのネタを持って帰ってもらうこと。例えば、「マジや!」「すげぇ!」という驚きの声は、自分の指導がハマった1つの指標になっている。

 

これを特別に感じる理由は、知識を喋ることなど誰にもできるので、「なるほど」といったコメントは講師の腕をあまり評していないと感じるから。

 

一方こういった驚きの声には、大抵笑顔がくっついている。その子が学びに面白さを見出せたということであり、これこそが僕が一番果たしたい仕事だと思っているため。

 

Q:学生時代のあなたが今の自分に会ったら、どんなアドバイスをもらいたいと思いますか?そのアドバイスが今のあなたにどう役立つと考えますか?

 

「いつまでに何の教材を使って何をどう勉強して、大体いつ頃にどれくらいの判定が取れていたら良いのか」という途中途中の目安をできるだけ教えてほしい

 

となれば、自分もビッグデータを逆算するなどして、生徒の現状と将来の目標の乖離を都度指導・修正できるように、インプットを重ねておく必要がある。

 

Q:学習塾でのあなたの役割は何だと思いますか?その役割を果たすためにどのような努力をしていますか?

 

メンター兼コーチ。

 

そのため、日頃自分も「勉強」とされることには取り組み、色んな経験値を蓄えつつ、生徒一人一人の現状や思考の癖などを総合的に観察・把握するよう努めている。


この仕事を通じて社会にどのような影響を与えたいですか?具体的にどのような方法でその影響を実現したいと考えていますか?

 

「学ぶことは本来、楽しくて主体的なものである」という普遍的な価値観を一人でも多くの生徒に伝えたい。

 

最初は単元の指導から始めても構わないので、ゆくゆくはその子が自分で作ったカリキュラムに沿って自学を進め、それで結果を出せるようにする。

 

つまり、伴走するコーチとして接する

 

Q:過去の失敗から学んだ最も大切な教訓は何ですか?その教訓を今の仕事にどう活かしていますか?

 

自分がミスしたことにほっかむりをして隠そうとしても、バレてもっと面倒なことになるだけじゃなく、自分自身のことが猛烈に嫌いになるということ。

 

今は最終的に喧嘩別れになろうが、正直であることを第一に置けるようになったし、自分の言動に卑怯なところが無いかを俯瞰するクセが付いた。

 

この負い目はとても苦々しい記憶であるが、苦々しいと思っている限りは同じミスを二度としないということだと解釈し直して、前向きに考えられるようにもなった。

 

Q:将来、仕事を振り返ったときに「これを達成した」と感じるために必要なことは何ですか?それを達成するために、今からどのような行動を取るべきだと思いますか?

 

自立した生徒を育てられた証左として、毎年成人した生徒を集めて飲みに行けること

 

そのためには恩着せがましい物言いをしない、自己重要感を自分で満たす、そして結果をきちんと出すといった、当たり前だが難しいことを継続する。

 

―こういった質問が列挙された後、このチャットはこう締めくくられる。

 

これらの質問に答えることで、あなた自身の価値観や目標、そして教育に対するビジョンがより明確になるでしょう。

 

このプロセスを通じて、あなたがこの仕事で何を達成したいのか、何を大切にしているのかが見えてくると思います。

 

・・・なるほど、書いていて歯が浮くような恥ずかしい部分もあったが、思ったことを原液のまま書いてみると、「こんなこと思ってんだ俺って」という発見に至った。

 

昔記事にもしたような僕の哲学・信念・違和感が、一貫して今も残っていることが浮き彫りとなったこれらの線を繋いだ道の上に、今の僕はちゃんと在るのだろうか

 

また定期的に、ChatGPTに「僕」を教えてもらわないとな。いやはや、有意義な時間でした。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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