精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

『英語』の授業の導入はこれで決まり!? ―授業頭に実施したら超反応の良かった施策とは―

年代がもろバレだが、小学生の頃によくえいごリアンという教育番組を、学校の授業で観ていた。

www.nhk.or.jp

 

あまりにも懐かしいので、最近小6の英語の授業の際、その頭で流すようにしている。尺は15分くらいなので、色々とちょうどいい。

 

―ここでふと生徒の反応を見ると、結構色々『おや?』と思うことがあった。その動画で使用していた表現は、その時間だけかもしれないが、使えていたのだ。

 

しかも集中力は割と高めのまま40分を終えることができた。ぶっちゃけ英語の授業の冒頭は毎度毎度難しいと思っていたのだが、少し最適解の1つが見えた気分だ。

 

ということで中2の授業において、この仮説を検証してみた。今日はそんなお話。

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【講師のネタ帳】オリジナルの社会プリントが評判良かったので、何をしたかシェア。

常日頃からアクティブラーニングについて考えているし、どうすればそれを生徒に落とし込めるかも、ずっとトライアンドエラーを繰り返している。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

僕は僕が試してきた学習方法は『効く』と自信を持っているし、それを噛み砕いて伝えているという自負もあった。しかし、なかなか定着する様子が無い。

 

となれば、現実から手段を変えろと通告されているに同じだ。だから、前提から見つめ直して、別の手段を考えてみた。

 

僕が社会の学習を通じて伝えたいのは、『インプットの重要性』だ。丸暗記で戦えるような問題は、今後絶対に減る。機械がすればいいからだ。

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ただの丸暗記と、応用が利く暗記の違いは、インプットの仕方にある。『答えから問題を思い出したり、知識1つ1つを結び付けたり』という感じだ。

 

―ここで気付いた。この考え方、僕は体験があるから実感があるが、生徒からすれば抽象的なのではないか?

 

こちらの言いたいことを伝えるには、言葉にするだけじゃなく、実演したりさせたり、他にも手段があるじゃないか。わかってくれるだろうという信頼という名の怠惰。

 

つまり、そういったインプット法が勝手にできるような教材を作れば、僕の言いたいことが伝わり、実践する生徒が増えてくれるのでは

 

そう思ったので、早速実験することに決めた。そしてそれは結構よかった。

 

だからまだホットな内に、ここにシェアしたいと思う。

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【ルーティン日記⑪】塾講師が本気で集客を考える週のBLOG

手前味噌だが、ここ2週間ちょこちょこと、以下の5冊の気になるポイントをゴリゴリとメモリーツリーにしながらノートにまとめるってことをしていた。

 

狙いはシンプルで、【コミュニティ論を深く理解するため】である。では、なぜ一介の塾講師がそんなことをしているか?

 

これまた簡単で、【塾とはコミュニティそのものであるから】だ。10年前の塾業界の成功事例を研究するより、今上手くいっているコミュニティから学ぶ。

 

その方が絶対に、生き残れる塾として必要な気づき・学びを得られる。それに異論は無いと思う。

 

授業が上手い人間はネット上にゴロゴロいる。そういう状態で淘汰されないためには、代替不可能な価値を提供できる、いわばオンラインに無いものを作らねばならない。

 

ってことでカタい話はこの辺にして、要は新年度も近付いてきたし、そろそろ仮説立ても飽きてきたから、実行に移していこうとそういう話である。

 

具体的な施策は両手の指の数に届くか届かないか。全勝はあり得ないが、全敗も無いのではとそこは楽観している。

 

失敗しようが成功しようが、どちらにせよ僕は前進できる。だってこのブログのネタになるんじゃけ。

 

ってことで以下、その施策を順繰りに発射していった日々のブログでしゅ。

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一番講師の『理解度』がモノを言う科目は『社会』説。

持論だが、その人自身が抜きんでた能力を持つことと、指導が上手であることは、大体テストの点で言えば7割くらいまでしか比例してこないと考えている。

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例えば英検4級の人間と英検準2級の人間がいたとして、後者の方が良い授業をするのは間違いないと思って差し支えない。

 

しかし、英検準1級の人間より1級の人間の方が良い授業ができるかどうかは、あまり関係ないと感じている。

 

同様に、センター試験6割の人間と8割の人間がいれば、対象にもよるが後者の方がまず間違いなくいい授業をしてくれる。

 

しかし8割の人間と9割5分の人間を比較したとき、後者の方が絶対良い授業をするかどうかはわからない

 

100人以上の講師を見てきたが、大体こんな傾向があるような気がしている。

 

・・・だがある科目だけ、ぶっちゃけ例外な気がしてならない。それは『社会』だ。(『理科』も同類だが、今回は割愛)

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社会はマジで、指導に講師自身の得点力の差が出る。逆に言えば、勉強すればするほど独自性が出て、差別化に繋がるということだ。

 

今日はそんなお話。

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【ADHDと集団授業】第一回・ケアと妥協とワガママを考える。

以前からちょこちょこと仄めかしたあの話だが、ついに当人からこの言葉を言われた。

 

ADHDってのだって診断されたんよー』

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ただ、担当医の伝え方が上手なのかこの生徒が超ポジティブなのかわからないが、当人は『ある種の才能』という風な受け止め方をしている様子であった。

 

実際本人が『好き』と感じる科目の点数はズ抜けていることから、適性があれば徹底してのめり込む才能があるとは僕も思う。(てか僕も診断してないだけでADHDのケがあったし)

 

―しかしそれを手放しで認めるわけにはいけないという場面もある。無邪気さゆえに、周りを不快にさせ得る言動をぽこぽこと言ってしまうためだ。

 

『勉強しなくてもこの科目とあの科目はできま~す』

『(説明に対して)ひぇ~!』

『(説明に対して)なるほど、つまりそういうことか・・(という大きめの独り言)』

 

とかとか。実際その場で誤解を解いて鎮火させたが、ボヤ騒ぎが起きたこともある。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

うーむ、悩む。

 

ぶっちゃけなおのこと、得意なのを率先して伸ばすとか、苦手なのに集中するために個別授業に移行すべきだと感じるのだが、今のところその話は無い。

 

てことはこの状況をポジティブに解釈しなきゃいけないのは僕も同じだな。だからその生徒がいつまで続けるかなんてわからないけど、もう継続的にこれを学ぶと決めた

 

今日はその第一回目である。

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【小ネタ】『決断』を『正解にする』って良い言葉だなぁ、と。

佐渡島庸平氏のインタビューを読んで、その中に『すげぇ好き』と思う言葉があった。

www.kandc.com

 

インタビュー全部に学びが多いので是非読んでほしいが、それが含まれる部分だけ引用する。

 

悩むのはやめたほうがいいですね。転機に直面して必死で悩んでいる方をよく見かけますが、悩んでいると真剣に生きているような気がするだけで、あまり意味はない(笑)。

 

それよりもすぐに決断し、それを正解にするべく行動したほうがいい。

 

転職しようとしまいと成功すればいいわけですから、場所などどこでもいいんです。生きていく上でおそらく誰もが足りないと感じるのは「時間」であり、あれこれ悩むのはその時間を無駄にすることなので、最も避けるべきだと私は思いますね。

 

石橋を叩いて叩いて叩き割る僕にとっては耳が痛すぎる言葉である。確かになぁと。何というか、『思考力』の正体に悩む生徒に伝えたい言葉だ。

 

今日はこれを基につらつらと書いてみる。

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【小ネタ】指導力は人間としての魅力を上回らないかも、というハナシ。

今日はガチで時間が無いので短編を一つ。

 

こないだ、別の塾の方とお話する機会があり、その人はある特徴的な講師の扱いについて頭を抱えていた。

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聞けば、指導は抜群に上手いのだが、人間味に欠けるタイプなのだとか。簡単に言えば、非常にわかり易い授業をする体罰をしない体罰教師みたいな感じらしい。

 

まず、生徒を認めることはほぼ無く、間違えた答えを言えば結構メンタルが折られる口撃を入れてしまうのだとか。

 

実際それを露骨に嫌がり退塾しそうになっている、あるいはしちゃった生徒も、複数人いるらしい。だが、能力は高いので口出しもし辛く、ただただ頭が痛いのだとか。

 

以下、その話を聞いて思ったことをチョチョイと書く。

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