精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向けのぼやき】僕は多分【講師】向きではない、という話。 ―むしろ僕が授業を減らす方が全体益が増えるのでは?

 早上がりして家でくつろいでいたら、普通に仕事の電話が掛かってきました。普段の数倍激萎えしてます。中元です。

 

さて。過去何度も書いているが、僕は特に何の肩書も持っていない。たまに便宜上責任者扱いをされることはあるが、実は特に権限はない、はずなのだ。

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というわけで、管理者っぽいことをしたり、プレイヤーとして授業したり、たまに同時にそれらをぶん回したりと、多分職場では一番小忙しい。

 

そんな日々を重ねた結果、最近結構無理が表面化しており、意識して休まないとヤバいこと、そして僕程度の器では、両方の役回りなど無理だと言うことを悟りつつある。

 

そんな状況下なので、流石に将来のキャリアプランを考えてしまう。僕は講師になりたいのか?それとも、管理者になりたいのか?

 

今日はそういう話である。

 

 

結論から言うと・・。

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ハッキリ言うが、自分が授業をぶん回す日々に、最近執着が無くなってきている

 

授業だけしていたいタイプの人は塾業界に多いが、僕は逆。そういう人達がイキイキと、授業だけに専念できる場を整えている方が楽しいと思い始めている。

 

実際、昭和の人からすれば「甘やかしている」と言われそうなほど、僕は結構色んな講師の仕事をサポートしている。授業だけして、帰っていいよ。そう言えるような。

 

しかし同時に、僕はまだまだ授業を持つことを求められているワケで。ちなみに人気や腕があるからではなく、人手不足だからだ。

 

ただ、仕事内容の7割は、もうすでに授業ではない。断言するが細かいことが苦手な人たちが取りこぼす諸々を拾い、補助することである。

 

要するに今は「みんなの秘書」といった方が近い。そしてそれは多分、僕の性格上、適性があることなのだと思う。

 

ぶっちゃけ僕以外の皆さんは授業だけしていたいんだろうなと、強く感じる場面は多々ある。誰だって、授業だけがしたくて塾講師をやってるのだ。

 

ーしかし、僕は違うのだと、この夏に本気で悟った。月に150コマといったイカれたコマ数を実施して、正直に抱いた感想を言う。

 

「なんだ、こんだけ死ぬ気でやって、こんなもんなのか」

 

それくらい、自分が独りが生んだ【財】の少なさに失望した。自分の能力の限界を図らずも知る結果になってしまったのだ。

 

ーどうやら、僕は授業ばかりやりまくる日々に耐えられないらしい。僕はプレイヤーではなく、堂々と運営とサポートに回りたい。その方が多くのモノを生めるからだ。

 

ー僕はバリバリのプレイヤーにはなれないし、なりたくもない。―結構確信に変わりつつある、漠然とした思い。

 

・・そういえば、繁忙期の最中に授業の発表を職員にする機会があったのだが、全く気乗りせず、「こなす」程度の授業を行い、最下位を取ってしまった

 

そしてそれについて、悔しさも何にもなく、本当に全く感想を持たなかった自分に驚いた。仮に責められたとしても、何の興味も持たなかったろう。

 

むしろ、授業をしている時が一番輝ける人が実力を発揮できるような場を整える。機会を創る。これが僕の役目なのだと強く感じているワケで。

 

ということで次年度から、こっそりコントロールできる授業はさりげなく半引退に持って行こうと考えている。僕じゃなくてもできると踏んだ内容は絶対に受けない。

 

そして、その分浮いた時間を管理面に回す。授業はプロだけど、細かい管理が苦手な人から、その業務を引き取るという感じだ。

 

ーつまり、「アインシュタインと秘書」である。比較優位で得意な方に特化までとはいかずとも、ウェイトを置き換えた方が、会社全体で生めるものの総量は増す。

 

多分会社としても、そっちを実は求めているんじゃなかろうかと思う。社長が分校の管理面で頭を抱えている場面を何度見たことか。

 

そうなった際、誰にその役回りを持たせるか。自明だ。今の組織内で授業を捨てられる人間は、きっと僕しかいない。覚悟というか、悟りは得てますよ。

 

僕にしかできない授業など無いのだ。大半は気のせいである。授業と管理、どちらかを選べと言われたら、生徒・ご家庭含めた全体益のために僕は管理を選ぶ

 

ーちなみに、こういう風に一見ハブてているとしか思えないことを胸に秘めるようになった理由は、超簡単である。

 

管理が苦手な人がいる。だからお前がフォローしろ。でも英検1級持ってるよな?授業もちゃんとやってくれ。

 

・・・こんなどっちつかずの状況に、ほとほと疲れてしまったためだ。繰り返すが、専念まではいいから、片方に重きを置かせてほしいということなのだ。

 

夏を終えそうな今、僕は改めてキャリアの岐路に立ったことを実感している。ぶっちゃけ僕が講師を引退したいと言ったら、生徒は何人か寂しがるだろうが・・。

 

それも数日程度しか持続しないことなど、重々承知している。意外と人間は強くてドライなのだ。

 

ということで取り留めゼロの完全なるぼやきであったが、講師と一口に言っても、適性も思うことも色々だよというのが伝わっていたら少しは書いた甲斐があるのかな?

 

まぁ、本当に言いたいことは1つです。

 

授業だけがしたい人を、ムリにコントロールして管理業務をさせるのは、塾としては不利益が大きいと思うよ。

 

こんな話ですな。参考にされたし。

 

では今日はこの辺で。

 

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