精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

僕の頭の中は、自分の想定の10倍くらいうるさかった。

機会があれば診察を受けてみたいとさえ思っているのだが、僕は多分、広義の発達障害だと、自分でそう思っている。

 

心当たりが過去も現在もありまくりで、「なんか人とズレてんなぁ俺」という感覚は、30を過ぎた今でも、年々強まっている。


そんな僕は最近、noteで発達障害の方々のブログを読むことが増えた。そこに書かれた想いに強く共感するし、方法や考え方がそのまま活用できることが多いためだ。

 

そしてこないだも、自分が抱えている不調に、滅茶苦茶効果があった方法を知ることができた。今日はその話を記事にしようと思う。

 

 

下手なクラブより僕の頭の中の方がうるさいのでは?

 

ADHDを持っていると、ワーキングメモリ―がそこまで強くないのに、衝動性によって興味・関心が次々と移り、秒でそれがスパークするという話がよく出てくる。

 

この比喩表現は、本当に納得感がある。何か一つのことに集中するのがとても難しく、思考はすぐ、関連事項や未来・過去へ派生していく。

 

頭の中に、一瞬で広範なマインドマップが形成される感じだ。特に、作業中に何かしらの刺激が入るのが一番苦手で、深まった集中は一瞬で切れるし、イライラもする。

 

こういう「頭への過負荷」が掛かると、最初は苛立ちが強いのだが、更にそこから負担が大きくなりすぎると、思考がマジで停止する。

 

どれくらい”停止”するかというと、朝に起き上がることが困難なくらい、疲労困憊してしまうのだ。いわゆる背側迷走神経による【Freeze状態】だと言える。

 

ところが、自分の脳に過負荷が掛かっているかどうかは、意外と察知するのが難しい。これは特性のためなのか、それとも別の理由があるのか、ちょっと解らないが。

 

こういうときに使えたのが、以下の方が紹介していた【脳内でぐるぐるする思考を全てマインドマップに書き出すというもの】だ。

note.com

 

マインドマップという手法自体は特に真新しくないものの、今回この記事を読んで、このやり方はちょっと興味深いと思った。

 

というのも、確かに毎日ToDoリストを作成してこそいるが、マインドマップというもっと抽象的な段階でアウトプットしたことは、これまで皆無だったからだ。

 

いわば「頭の中を原液のままで出す」ということか。せっかくなので、文字も判別がギリギリ可能なレベルにまで下げて、ひたすら書き殴ることを意識してみた。

 

これが多いか少ないかの相場は知らないが、僕は出来上がったこれを見て、ちょっとぞっとしてしまった

 

そもそもマルチタスク自体が極めて苦手なのに、僕はこれだけの事柄を”同時に”考えているということが、客観的に把握できたからだ。

 

自分の腹の中には6m程度の長さの臓器が収まっているというのを初めて聞いたときくらい、自分が頭の中に抱えていることの多さとうるささに、ただただ驚いている。

 

音量ではなく情報量で言えば、僕の頭の中はいつでも、クラブよりうるさいということかもしれない。そんな状態で生きていたら、そりゃ苛立つし、そりゃ疲れる。

 

このマインドマップアウトプットは、もっとルーティンとして、かつ頻度を高めて実行していった方が良さそうだと、直感で感じた。

 

最近諦めたこと。僕は苛立ちを脳内で絶対に処理できない。

 

少し話が反れるが、ここ最近キッパリと諦めた(受け入れた)ことがある。それは、僕は頭の中のモヤモヤや苛立ちを、思考の中だけでは処理できないというものだ。

 

イライラすること、もやもやすること、自分を責めるような気持ち、その全てを思考によって抑制しようと何年も頑張ってきたが・・・。結論は、無理!だった。

 

自分を意識の中で分離して、「お前はよくやってるよ!」と何十回も声を掛けた。頭の中にモニターを浮かべて、そこにネガティブな思考を何度も投影した。

 

だが、どれもこれもサッパリ効いてきやしない。何年も試してきたので、その技能自体もレベルが上がっているハズなのに、全く持って理解不能だ。

 

だから考えた。それらの方法は一般的な人には通じるかもしれないのだが、僕らみたくネガティブ思考が爆発的に拡散するタイプには、効かないのかもしれない。

 

―逆に、自分の中にわだかまる糞みたいな思考が消えるときは、大体何が起きているのかを思い返してみた。

 

友人と酒を飲みながら語り合ったとき。先輩にそれを相談したとき。そのヒントがありそうな本を読みこんだとき。色々あったが、それらをまとめれば、結局、答えは一つ。

 

きちんとそれと向き合って、言語等にしてアウトプットする。これが一番、僕の気持ちをサクっと切り替えてくれるということが、ようやっと分かったのだ。

 

次点として、そもそも他のことをして忘れてしまうというのもあるのだが、それの何倍も、裏紙か何かに感情を書き出して、ゴミ箱に捨てる方がすっきりする。

 

僕は、自分の考えを言葉にするのが上手い方ではないかと思っていた。だがそれは思い違いだった。むしろ真逆で、超ヘタクソだったのだ。

 

瞑想を何十分も練習するより、毎日5分、手書きで頭の中のことを殴り書きする方がメンタル改善に繋がるのかもしれない。新たに試したい自分の御し方が、一つ掴めた。

 

ちなみに僕自身の苛立ちやモヤモヤが一番強いのは、実は起床後直ぐだ。このときも思考だけで何とかしようと頑張っていたが、明日から早速、メモとペンで挑むとしよう。

 

僕の頭の中は、どうやら自分の想定よりも、そして周りの人たちよりも、10倍くらいうるさいようだ。皆、どんなに静かな世界で生きられているんだろう。

 

羨ましさというより、めちゃんこ純粋な興味が、そこに向いている。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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