今日のやり取りの中に、こんなのがあった。とある学校の過去問を生徒に配布した後のこと。
『これ、もう何度も解いてるから大丈夫です(ドヤ)』
お・・おう・・・・・・
まぁ実際、解かせていたら確かに満点でした。満点でしたよ。だけど、僕の中に立ち込める疑念もまたあるワケで。
( ゚_ ゚) o〇(ぶっちゃけ、時間を無駄にしている気がするナァ・・・)
今日はそんな愚痴を書いちゃうぽよ。
何度も解いた。だから何?
断言するが、国語の読解問題をただ解き直すことは、本当に時間をドブに捨てているのと同義だ。
理由は、一度解いたことがある問題を解き直すというのは、脳みそ的には全然刺激のないタスクだからである。読書も二週目は何かつまらないのと同じ。
しかも解き直した結果覚えるのは、(二)の答えはエとか、抜き出しの部分はココといった、まるで使い物にならない何かばっかりなのもタチが悪い。
だからこそ、国語は理科と社会の語句暗記とは違い、同じ問題を何度も解くことの効果が非常に薄いというのが実際の所なのだ。
では、ドウシタライイノ?
僕のオススメはぶっちゃけ『解き捨て』であり、国語の問題集は一回解いて解説を読んで、腑に落としたら二度と顧みない。
―が、これでガンガン伸びるのは、ある程度地力が固まってからの話だ。『解き方』が身に着いてから、と言い換えても良い。
ってことでそもそも現代文の勉強そのものにノータッチという状態なら、まずは自分にとって説明の仕方や問題の難易度が合っている問題集を探すところから始めよう。
ここは本当に意見が分かれるし、僕が使っていた問題集は既に絶版になっていたのでアレだが、評判が良いシリーズを一応並べておく。
はい。問題は、復習の行い方だ。何とかして負荷をかけた状態に持っていかねば、全知識は頭をスルーしていく。
オススメはやはり『自己解説』。つまり、解答に至るプロセスを想い出せるかどうかこそが、復習で確認すべき要のポイントなのだ。
『問題の答え』というのは、正直誰でも覚えられる。だが、そこに行きつくまでの論理となれば話は別であり、このストックこそが『国語力』と言える。
このやり方を徹底できればほんの数分で国語の復習が完了するなんてこともないし、脳みそにかかる負担を非常に高めることも可能となる。
ま、口で言うなら簡単だが、やってみると割と難しい。これは練習と経験が必要なので、長い目で見ながら頑張ってみてほしい。
では今日はこの辺で。