最近仕事の調子がいいです。しかし体調が悪いです。この二律背反、悩ましいですねー。中元です。
はい。今もちょっとシーズンなんですけども、ボチボチ教育実習が始まり、さらにこれから教員採用試験が始まっていきます。
これを見据えて大学1・2年の時に、特に教育学部の人であれば、塾のバイトか何かを始めて経験値積んでおこうと思ってる方が多いと思うんですよね。
僕自身は門外漢っちゃ門外漢ですが、これには賛成です。
正直、綺麗ごとを言っても、一番欲しいのは即戦力ですよね。短い研修で実戦投入できるってのが、雇う側からすれば一番ありがたいんですよ。
それはつまり、教師の仕事の根幹である【授業】がすでにできる状態であること。もちろん、様々な生徒に接してきた経験があるというのも大事です。
だから塾講師など、教員に近い環境のバイトを選ぶのは、作戦として非常に良いかと思います。
でもせっかくなら、他の人と同じタイミングに塾のバイト始めたとしても、誰よりも早く成長して、実績とか経験値として履歴書に色んなこと書きたいじゃないですか?
僕は今年で集団授業を持ち始めて大体6年ぐらい経つんですけど、その期間を振り返っても、自分の授業の力を伸ばしたと強く思った方法はざっくり三つあります。
手前味噌ですが、今日はそれについてお話ししたいと思います。
評価されるという経験。
まず一番効果が高いのは、他人に授業を見てもらうことです。
やはり自分が作った授業っていうのは、僕もそうですが独りよがりになりやすいですためです。
作った本人にとっては説明が理解しやすくても、仮にそれがマニアックすぎたら、その知識がない人にはまらないわけですよ。
例えば授業のネタとして、【呪術廻戦】で例文を作りまくって、英語の授業を作ってみましたとしましょう。
実は僕自身、【呪術廻戦】全く知らないんですよ。知らないので、それを例文で激押しされても困るだけなんですよね。だって知らないんだもん。
こういうことって、やっぱり他人から指摘されなきゃなかなか気づけないです。だからこそ、第三者の目を入れるって機会は、できるだけ入れた方が吉。
―ちなみに、授業を誰かの目に触れさせるような研修を渋る塾というのは、研修制度がちょっと杜撰だと思うので、少し考えてみたほうがいいかなと思います。
自分の授業を受けてみよう。
二つ目の有効なトレーニングは、自分の授業を自分で聞くことです。
特に自分の中で、割とよどみなく話せてて、上手に接続詞とかが使えてる体感がある部分こそ要注意です。
体感がそうでも、本当にそうなのかは、実際に聞いてみなきゃわかんないです。
例えば、去年不可抗力で、授業を動画に録って発信したんですが、編集しないとダメなので、自分の授業を動画で観ました。すごく嫌でしたけど。
しかし、結果学びが多い時間でしたね。授業を動画で見ると、わかりやすいなと我ながら思う部分と同時に、弱点も客観的にわかってくるんですよ。
参考がてら伝えておくと、僕の弱点は接続詞がカタいことと、たとえ話の中で話が微妙に反れがちであることの2点である。
他にもあるけど、見方によっては長所になり得るものばかりなので、むやみに矯正するのも憚られるなぁと。
ただ、自分の授業を受けて、違和感を覚えるなら、そこはちゃんと修正する方が間違いないです。
究極の自己完結トレーニングですので、自分の声が嫌いというプライドなんか豚に食わせて、自分の授業を自分で受けてみてください。
周りの人はみんな先生!!
そして三つめはですね、説明やプレゼンが上手な人のそれを、延々と観たり聞いたりすることです。
例えば YouTube で切り抜き動画が非常に流行ってますが、それを次々ハシゴして視聴しまくるのも一手です。
時間がガッツリ取れるならば、【TED】とかのオススメ動画を観るのも面白いですね。
またそもそも、結局説明を聞いて、その気になればいいってことは、テレビショッピングとかも十分それに当てはまるんですよね。
つまりここで言いたいことは、他の人の説明の仕方に敏感になってみようってことです。
究極、その人のやり方がめちゃめちゃいいと思うのであれば、完全コピーすれば一番早く形にすることはできます。
オリジナリティ出すのは、ある程度【形】というのを身につけてからの話なんですよね。
非常にトリッキーな動きが特徴の「ナジーム・ハメド」って選手がいましたが、そんな独特なスタイルの彼も、基本動作はすべて習得しているわけです。
そこは勘違いせず、基本に当たる部分は丸ごと優れた授業をコピーするぐらいで丁度いいんじゃないでしょうか、って思います。
ということでですね、以上三つの方法、何かしらのヒントになれば幸いです。では今日はこの辺で。