精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【超同業者向け】中小の塾とYouTubeの相性って、案外微妙。特に地方はなおさら。

やっぱり切り抜き動画を観た後は、不必要に饒舌になります。生徒が引くほど喋ります。中元です。

 

すごくどうでもいいのだが、僕の職場の近辺に、いくつか全国展開(あるいは地方展開)している塾がある。いわゆる大手だ。

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HPを見ても、そのキレイさには思わず舌を巻いてしまう。資金力では絶対に敵わないとそこは諦めているほどだ。

 

しかしひいき目に見ても、その中でSNSをフル活用できている例は僕のところ含めてマジで知らない

 

特にYouTubeについては、「手を出してはみたけど、すぐに止めちゃいました」という残骸ページが結構残っており、よほどの大手じゃない限りはほぼ活用できていない

 

というかそもそも、YouTubeと中小塾の相性ってどうなのか、これだけ見れば微妙な気がしてならない。

 

今日はそれについて、考察めいた独り言を述べてみようと思う。

 

 

不特定多数に売り込んで、どうするのか?

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YouTubeは断トツで利用者人口が多いアプリというイメージがあり、知名度が高いことから、誰でも広報ツールとして一度は考える手段ではある。

 

しかし、これを使った瞬間、対象が全世界にまで開かれてしまう。言い換えれば、見境がなくなり、コンテンツが圧倒的不特定多数に届いてしまうという特性があるのだ。

 

このことを考えると、中小の塾がYouTubeを活用するメリットは、特にないのではと思わされる。

 

例えば、飛び抜けた授業力を持った講師は、既に大手のとこに属しているものであり、映像授業という分身も立派な商品になっている。

 

そういう状態であれば、映像授業の一部を発信することで、「これが受けられるのか!」というインパクトを与えることが可能。つまり、宣伝になる

 

逆に言えば、その次元でないと、動画を流したところで誰の琴線にも触れないのだ。そういう意味で、僕らはあまりにも競争力がなさすぎると言える。

 

こういうと、「対象エリアを絞って、そこに対する集客・宣伝のためにYouTubeを使えばいいのでは?」と思われるかもしれない。

 

だが、少しお尋ねしたい。ローカルで、かつ自分が行ったこともないお店がやってるYouTube動画を、あなたは観たことがあるだろうか?

 

そもそも YouTubeを使う時点で、競争相手は同業他社ではなくなり、他のYouTuber全員となる。

 

コンテンツとして塾や授業の様子を考える方がおられるかもしれないが、その面白さが、外国人が家の壁をぶち割る動画とかを超えるのは至難の業だ。

 

ということでまとめると、YouTubeは気軽な広報ツールなんかじゃなく、むしろこれ以上ないくらいレッドオーシャン状態なのだ。

 

個人的な意見だが、中小規模の塾がYouTubeを使ってコンテンツ作成や広報に充てるのは、マジで全然割に合わない。僕はそう捉えている。

 

では、どういう手を打つか?

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YouTubeをどうしても広報活動に使いたいのであれば、ぶっちゃけ全く別のエリアに対し、価値あるコンテンツをオンラインで準備しておかないと無理だ。

 

しかし、このクオリティのコンテンツを安定的に作るシステムは、すぐには整わない。そもそもそんな人的余裕がある会社は、果たしてどれくらいあるのだろうか。

 

正直、自分の塾が潰れない程度の顧客数ってのは、数百もいかないとも思う。そしてその世帯数は、案外近辺だけでクリアしているものだ。

 

そこで僕が今やろうとしているのは、周囲のエリアに、改めて濃く広報をすることである。

 

ビラ配りを強化したり、ポスティングに力入れてみたりと、これ以上ないくらいローカルエリアを抑えるって言うのをやるつもりだ。

 

前もなんかで記事にしたが、僕は結局中小の塾が大手に勝つためには、局所戦で勝つしかないと思っている。

 

そして、顧客数というより、単価を上げていくような提案の仕方や関係の構築というのが大事のではと、強く感じている次第だ。

 

そのためにはどうするか。色々と勉強したが、特にコミュニティ論を学べば学ぶほど、中で誰が何をしているのかを透明にせねばならないと思えてくる。

 

ただしTwitterでは薄っぺらい気がする。どうせSNS に時間を割くならば、ブログかインスタグラムのように、言葉を尽くせる場か、写真を載せられる場が良い。

 

しかしながら、宣伝ばかり投稿しても、誰も見なくなるのは自明だ。宣伝しかしないアカウントなど、誰もフォローしないためだ。

 

不思議なもので、塾内のオフショットや、講師のプライベートな話の方が、結構喜ばれることが多い。実際、イイネなどの反応もそっちの方が良い。

 

―改めて今回の記事の話を簡単にまとめると、競争相手があまりにも強いYouTubeは、中小の塾は手を出さないほうがたぶん無難

 

その代わり、ローカルエリアを強く押さえるため、ブログやインスタグラムを活用し、内部の情報をどんどんオープンにして、広く浅い知名度を得ておく

 

最終的にはそのうえで、体験授業とかを打って、時折コミュニティに迎えるのが理想の形ではあるが、ここまで導線を引いたことがないので材料が足りない

 

とはいえ言いっぱなしで終わったらかっこ悪いので、こっそり一人で9~10月にかけて、検証をしてみようと思う。結果はまたいつか書くとする。

 

では今日はこの辺で。

 

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