働いているかどうかはさておき、毎日職場にいる人間として認知されている中元です。ちなみに7月は、20日くらいまではずっといます。
さて。今回は小ネタ。僕は【好奇心】が強めな方だと淡い期待を自分に抱いているのだが、実はそれには2種類あるのだという話をさっき知った。
どういう違いがあるのか、元記事から引用すると、こんな感じ。
- ハンター派:ひとつの知識をガンガンに掘り下げていくタイプ
- ビジーボディ派:ひとつの知識から別の知識にどんどんジャンプしていくタイプ
こういわれれば、確かに別物のような気がするとも思えてくる。特に子供に【好奇心】の話がハマったりハマらなかったりってのは、この違いが理由か?とも確かに思える。
ってことで今日は、【タイプの違う好奇心】ってのをテーマに、それを生徒にどう応用するかも考察しつつ、少し記事を書いてみようと思う。
そもそもこの2つの違いはどうやって見抜けばいいのか?
そもそも2種類あると言われても、その子はどっちなのか、どうやって判別すればいいのか?ここは、その生徒にどれくらい注視しているかが問われると思う。
例えば【ハンター派】であれば、同じ本を何度も何度も繰り返し読む様子を見られるのではないだろうか。
あるいは媒体こそ違えど、中身が同じという特徴もある。例えば歴史漫画を読んだ後、時代劇のドラマに熱中する、という感じだ。
実際生徒の中にも、驚くほど1つの分野において濃く深い知識を持つ子は、大抵どちらかの特徴を満たしている。
逆に【ビジーボディ派】であれば、本棚にある本を次から次へとつまみ食いするように読む様子が見られるのではと思う。
また、YouTubeやWikipediaの履歴がてんでバラバラであるなど、広く浅く情報を得ているような傾向を感じる。
古墳時代を調べたかと思えば、いつの間にかフェルマーの最終定理を調べているという具合に。
だから広く浅い知識を持ち、大抵の話題についてくるという特徴がある。なんというか、【こち亀】渡したらハマりそうと思える生徒は、大体こっちだ。
ここを把握したうえで、上手くその特性をくすぐれるようなツールを意識的に提供したいところだな~と、ちょっと思った。
【ハンター派】な生徒へ。
こちらのタイプの生徒であれば、何かしらの物事に興味を持った時、それに関連した別のソースを紹介するのが良いのかな、と思う。
例えが非常に難しいのだが、明治時代に少し興味を覚えた生徒に【るろうに剣心】を薦めるような感じだろうか。
それか、【演繹法】っぽく、AならばB、BならばC、だからAならばC・・という話をあらかじめ用意して、授業の頭で話すってのも一手である。
―というか正直なことを言えば、同じ【ハンター派】の大人や同級生をくっつけて、お互いに知識を深め合うコミュニティを作るのが一番手っ取り早いと思う。
あなたがもしこっちタイプの好奇心でないのであれば、コネクターとして輪を広げる方に回った方が正解かもしれない。
【ビジーボディ】な生徒へ。
ちなみに僕は【ビジーボディ派】である。Wikipediaを読んでいても、同一のテーマを深めることは基本無くて、気づけば全然違うページにいることだらけだ。
こないだもなぜか【羽生善治】を読んでいて、ふと気づいたら【神武天皇】に行き着いていた。こういう情報の得方をするのが、【ビジーボディ派】の特徴だ。
であれば、こういうタイプはどんな話をされると嬉しいかというと、広く浅い知識を延々と紹介する媒体や人との出会いである。
あらゆるテーマの入門知識と、その導入程度でも、面白いと思ったら少しは学ぶ。そして少し知識が得られたら、次へ飛ぶ。
こういう勉強の仕方を肯定してくれる環境。こっちタイプの特性を生かすなら、監督する人の懐の広さが求められるのかもしれない。
終わりに。
ということで好奇心を2タイプに分けるという話から、気づけば自分がしたい話に引きずり込んでみた。
ひろゆき氏も動画内でしゃべっていたが、【好奇心】は学習において最強のモチベーションである。
少しでもその正体を知って、それを伸ばしてあげられるような手は、日頃からアンテナ張って得ていければなと思う。
では今日はこの辺で。