精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】”夏季講習は激務前提”という考え方に物申す。

気付けばノンアルコール飲料だけで14日くらい晩酌を楽しんでいます。中元です。そろそろ解禁してもいいかなぁ・・・。

 

さて。今日のテーマはですね、夏季講習シーズンに突っ込んだのもあり、同業者に向けてそれに関したことを喋ってみようかなと思います。

 

夏休みに行われる夏季講習っていうのは、「生徒がめちゃめちゃ頑張るんだから」という建前で、こちらも結構な労力を強いられるじゃないですか。

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人によっては、朝から晩までコマを積み続けて、一日十何コマっていうのも普通にあるわけです。そして、この働き方は、最長で1ヶ月近く続く、と。

 

こういう風にタフな時期になると、それを前提とした働き方に自然と突入するのは、冷静に考えればかなり怖いなって思うんですよね。

 

今日はそれについての警鐘を、こっからつらつらと書いてみます。

 

 

ムダ・ムラ・ムリ。

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なんでこんなことを思うのかと言うと、つい最近読んだ本に書かれていた教えに触れたためです。

 

ちなみにそれは、下園壮太さんという方が書いた、【心の疲れをとる技術】っていう本です。

 

「頑張りすぎること」に警鐘を鳴らし、無理なく適切なところでメンタルをケアしていく独自のメソッドか書かれてある本で、頑張りすぎがちな方に、非常にオススメです。

 

さて。この中には、マネージャーには非常に耳が痛い話なのですが、【部下に無理をさせるリーダーは失格でやる】っていう章があるんですね。

 

実際、夏季講習というのは、うまいこと仕事を散らせていかないとかなりキツいんですよ。単純に、労働時間が伸びて休みが減るワケなので。

 

その状況下でも、無理してるとかさせてるって自覚もなく、自分を含めた全員を走らせ続けると、9月・10月で一気に崩壊する可能性だってあるんですよね。

 

例えば8月にある程度の無理をさせるという状況がわかっているのであれば、9月はクールダウンの時期ということで、ギアを落とすべきと、そう書かれてありました。

 

しかし塾業界においては、実は9月・10月というのは逆にギアを上げていかなきゃダメな時期なんですよね。

 

過去問題演習を始めようか始めないかっていうタイミングだったり、早速中間テストが控えていたり。つまり、休まなきゃいけないのに休んでる暇が無いんです。

 

だからこそ、この夏季講習期間にエネルギーのすべてを絞り出すような働き方は、してもダメで、させてもダメということです。

 

とはいえ、他者がどんな仕事を抱えているかは、やはり可視化が難しいところです。そしてその裁量は、やはり立場が下の人間にはなかなかありません。

 

僕は無理したくないんですけど、「無理しないとダメな時期」という価値観もあって、結構自動的にかなりの仕事が僕に振られてくるんですよ。

 

それに対して代替案を出してやんわりと断っていく。振れる仕事を周りに振っていく。今は水面下で、こういう戦いを繰り広げている最中ですね。

 

「俺を使う前に、まず頭使ってくれ」って本当に何度かキレそうにもなりました。便利屋さんポジになると、面倒なことの方が多いです。

 

だからこそ、自戒のためにもやはり伝えたい。特に同業者の方は、ものすごく頭も体も酷使する、ホットなシーズンに突入します

 

せめて、睡眠時間は確保し、できる限り質も高めておきたいところです。あるいは、体のエネルギーを使わない気分転換の方法を作っておいた方がいい

 

普段の気分転換の方法が運動という人は、夏休みの繁忙期でたまに取れる時間であっても、リフレッシュの結果肉体的疲労が取れないまま仕事に挑むことになります。

 

結果じり貧で疲れてくるので、例えば料理をするとか散歩をするといった、あまりエネルギーを必要としない術を今の内から作ってみてはどうでしょう

 

繰り返しますが、今夏の課題はとにかく仕事を抱えないこと、そして抱えさせないこと。

 

ちなみにこれは裏話なんですけど、常勤のスタッフがコマを持てば持つほど、実は会社としては美味しいんですよ。人件費が掛からないから。

 

ただしそのぶん水面下で払わされるコストは、特にお金以上に大切で取り返しがつかないことにもなりえます。無理はしないし、させない方がいい。

 

間違っても8月の間で燃え尽きて、9月・10月に踏ん張れないっていうことがないように、特に同業者の皆様は気を配っていきましょう。

 

・・・っていう提案みたいな独り言をもって、今日の記事を終わりたいと思いまーす。

 

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