精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【同業者向け】読解力とか思考力とか語彙力とかって言葉に終始せず、もっと解像度を上げて調べないと何も見えてこないっぽいです。

睡眠アプリで自分の眠りを調べたら、序盤がクソゴミでほぼ寝たことになっていないと判明した中元です。酒ッ。

 

はい。最近、社員で雁首揃えて、入試の傾向とかその辺を話し合う機会が増えてきた。

 

僕自身もどかしいのだが、問題の感想として、「思考力が問われますねー」といったコメントしか閃かないことが、どうしてもまだある

 

では、思考力とか読解力とか語彙力とかって、つまりどんな力で、どうすれば鍛えられるのかとか、評価する方法って何とか、これらはすぐ勉強せねばならぬと焦っている

 

ということで、今日の空き時間に15分程度でザクっと調べたことなので、完全なるメモ書きなのだが、ちょっとこの辺の情報をまとめてみる。

 

 

語彙力はどう鍛えていく?

 

語彙力と言えば、単に知っている言葉の数という意味だと思われるのだが、正確に言えば【使いこなせる言葉の数】ということだという。

 

例えば【莞爾(かんじ)】というカッコイイ言葉があるが、これの読み方や意味を知っているだけの状態は語彙力と言えず、単なる知識なのだという。

 

これを、【莞爾として笑う】と言った風に文脈で理解でき、また場合によっては自分から発信できるようになって、初めて【語彙力】になるらしい。

 

となれば、語彙力強化の術として、ひたすらな読書などを浮かべる人もいるが、やはりそれだけだと不十分ということになる。

 

さらに、知識を積極的に使う場や教材を用意することや、様々なジャンルに触れさせる配慮をすることはもちろん、教える側の知識量もそこに乗っかるそうだ。

 

先生に求めるものの水準が無茶苦茶なことになっている気がするが、これもまたある種の宿命なのかもしれない。

 

―ちなみに、語彙力強化の方法として、結構色々なレジュメで推されていたのは、ゲームや遊びを通じてそれを覚えていくことであった。

 

例えば百人一首もそうだし、なぞなぞも一例として挙げられていた。つまり遊びの中で様々な言葉に触れて、使いこなし、頭を使うことが大事というのは共通の認識っぽい。

 

そういえば英単語の学習法として、教育の現場で使える施策に、確かにフラッシュカードを用いたレクの時間なども有効と聞いたことがある。

 

こちらの準備に結構よっかかるところは多いのだが、覚えておいて損はないアイデアだと思う。

 

記述を鍛えるには、むしろコーチングに徹するべき?

 

ところで、読解力とか思考力とか語彙力を調べていくと、必然的に記述の能力についても触れられることが多かった

 

記述という技能をどう鍛えていくのか。これについては、まだまだ経験則をかき集めて、そこに何かしらの規則性を見つけようとしている段階という印象である。

 

ただその中でも散見したのが、「まずは基本的な書き方を、短期集中で徹底的に教えることが始まりでは」といった提案である。

 

例えば、この質問に対しては、こういう答えが求められるから、記述の流れはこうなるという風に説明し、プロジェクターなどで全て可視化して、徹底的に仕込むのだ。

 

そういえば、昔受けていた映像授業の序盤も、徹底して理想的な記述の書き方とその思考プロセスだったのを覚えている。そして僕の成績も、実際伸びた。なるほど。

 

もちろんまだまだ慎重に、他の事例とか脳科学の研究的な知識とかを調べる必要はあるのだが、結構ベクトルとして間違ってはいないのではと思う。

 

アクティブラーニングにおける成果をどう評価するか?


アクティブラーニングの効果の高さは、もはや僕から説明するまでもないくらい周知のことだとは思うが、その学習法にもある弱点がある。

 

それは、効果を可視化し辛いという点である。例えば従来の暗記型のカリキュラムは、効果はさておき、点数の良し悪しで評価するのは非常に楽であった。

 

しかし例えばアクティブラーニングの英語の授業をやったとして、何がどうなれば生徒の学力が向上したと考えていいのかは、結構難しい話だと言えるわけで。

 

それを打破しうるツールとして真っ先に名前が登場したのが、白状するとまだ全く勉強できていないルーブリックである。

achievement-hrs.co.jp

 

ざっくり言えば、「どんな力をつけるのが狙いか」「そのそれぞれで、何ができればこのレベルになるか」を可視化した表のことだと、今は勝手に考えている。

 

これについては本当に深く勉強していない状態なので、いい加減なことは書かないでおく。いずれ別記事を使って、調べたことをまとめる所存である。頑張ろ。

 

終わりに。

 

僕が勝手に自分にそう突き付けているだけということは念押ししておくのだが、読解力とか思考力とか語彙力って言葉に終始するのは甘えだと考えている。

 

筋トレで言うところの「バルク」「絞り」といった語句に近いと捉えており、それが大事なのはわかってるが、具体的な話にしなければ何も伝えてないのに似ている

 

読解力という括りで弱点分析するのではなく、例えばこの読み取りの力が弱いから、この方法を使って鍛えていこうという指導ができる講師でありたい。

 

そのためにはこういった抽象的な言葉の解像度を上げるような努力が日頃から必要だなと思うわけで。その時間を確保するのもまた仕事なのだ。

 

専門書とか、買ってやろうかな。まぁその前に、図書館で読めばいいか。

 

ってことで今日はこの辺で。

 

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