精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【2022年版】最速で夏休みの課題を終わらせるための実践戦略論。

朝起きたらまぁまぁ爆弾なLINEがきててびっくりした中元です。まあ、自分の今後に関わる的な意味で、ですが。

 

はい。いよいよ本格的に夏休みが始まり、毎年テンプレの、「夏休みの宿題多すぎ問題」が顕在化し始めた。

 

てなわけで今日は、自分自身の体験談、学んだこと、生徒の体感などを様々にミックスして、夏休みの課題を最速で終わらせるための方法を改めて考察する

 

似たようなことを去年も書いた気がするけど、多分微妙に新しくなっているので、新たな気分で読んでいただきたし。では以下、本編である。

 

 

基本戦略について。

 

ベースとなる戦略として、最近自分の中で結論になりつつあるのが、【タスクシフト】という考え方である。

yuchrszk.blogspot.com

 

めちゃ乱暴に言えば、【頭を使わない事務作業】【頭を使う創造的な作業】【運動や休憩】を切り替えながら仕事をすることである。

 

例えば、「数学の問題を解き続けて、飽きたら歴史の教科書を読み、それにも疲れたら散歩に出かける」といった感じである。

 

有名な話だが、脳は同じ刺激が連続すると、すぐに飽きを感じ、モチベーションを一気に低下させるという厄介な性質がある。

 

ただ、これは同時に、飽きを感じたら性質が違う作業に切り替えることで、再び集中を深めていくことができるという話でもあるわけで。

 

だからこそ、このタスクシフトはある種、非常に理にかなった戦略と言えるのだ。さて。まずはこのタスクシフトを効果的に用いるための、下準備から始めましょう。

 

休憩はさておき、頭を使う作業とは何か、頭を使わない作業とは何か、ここをしっかり切り分けることがカギとなる。つまり、どこまで細分化できるかが全てなのだ。

 

一応例として、”自分ならこう仕分けする”というのを載せておく。

 

【頭を使わない作業】

① 読書感想文の課題図書を読む

② 演習した問題の〇つけ

③ 古文の問題集の活用表を埋める

④ 正直どうでもいい科目の答えをガンガン写す

 

【頭を使う作業】

① 数学の問題を解く

② 英語の長文読解を解く

③ 読書感想文を書く

 

てな感じ。僕は演習と丸つけさえ別の時間だと考えており、解くならひたすら解くべきだし、丸つけをするなら延々とそうするべきだと感じている。

 

こうやって自分なりに仕分けしたタスクを、メモなりLINEのkeepメモなりに残しておき、片方に飽きたらもう片方のリストの中から選んで処理というのを繰り返せばOK。

 

最近このやり方を仕事に取り入れているが、本当にパッパと処理できるのでマジオススメ。ちなみに僕の場合、それぞれのタスクの集中持続時間は、大体25~45分である。

 

参考にどうぞー。

 

夏休みの課題を終わらせる目安とは?

 

僕は小学生の頃、夏休みの宿題は初日~2日目に終わらせることを自分に課していた。(絵日記と自由英作文は除く)

 

この理由は、単に自分が真面目だったとかじゃなく、そういうノルマを課すことが楽しかったことと、飽き性という自覚があったことが非常に大きい。

 

特に後者は今でも強く自覚しており、例えば何かを勉強するとして、全体像の確認に1ヶ月以上も使うことはまずない

 

こないだから中学理科のやり直しを始めたのだが、それをまとめたテキストを読むのにも、1週間くらいしか使っていない。(今は地学分野のところをちゃんと勉強中)

 

なぜこんな体験談を引用したかというと、夏休みの課題は毎日コツコツやるより、期間を決めて時間と労力をズドンと投資した方が早く終わるし、頭に残るためだ。

 

一夜漬けの勉強はよろしくないと言われるが、実は同じくらい、超細切れの学習を毎日重ねることも、効果としては微妙なのだ。(頑張ってる感はでるけれど)

 

だから思い切って、小学・中学の課題は1週間以内、高校は2週間以内を目標に解き切る心構えで臨んでほしい。

 

ぶっちゃけ1日10時間も要らない。ただし、4~5時間は要る。そして人間は、4~5時間もぶっ続けで演習をできるような脳みそを搭載していない。

 

だからこそのタスクシフトなのだ。作戦が無ければ、やり遂げることは難しい。根性論でできた人が伝記になれるのは、そのやり方だと失敗する人が大半だからだ。

 

こうやって作戦を用意しておかねば、基本的には途中で息切れをして終わる。そして切れるカードが皆無だと、そこからの挽回も果たされない。

 

ゆくゆくは仕事にも生きてくる思考法でもあるので、このタイミングでしっかりと練習させておきたいところである。

 

終わらせた後の時間はどう使うか?

 

少し大げさな話だが、夏休みの余暇でポートフォリオを組むとしたら、遊びに全振りするのは多分満足度が下がるのでオススメしない。

 

例えば、僕は人生で4ヶ月くらいニートだった時期がある。そう決まったときは、暇であることを非常に喜んだのだが、4日目くらいから完全に罪悪感が勝利した。

 

また、1日中モンハンをやってもいい日であっても、正直6~7時間も経てば飽きるし、お腹も空いてくるし、眠たくなるものだ。

 

だからこそ、1日の内、合計で2~3時間程度は勉強に回すような心掛けをしておくといい。きっちりした計画は不要。あくまで目安程度、である。

 

僕で言えば、8時間くらい寝て、4時間部活に行くとして、5時間モンハンやって、2時間予備に残しても、まだ5時間残っているというわけだ。

 

ただし、5時間全部を勉強に回すのも、受験生でない限りはアホくさい。だからさらにそこから2~3時間に絞り、勉強へ投資するような感じである。

 

では、その時間で具体的に何を勉強すればいいのか。本当に個人的なことをいうが、英語の音読×3、数学の教科書を10ページ予習分、これは組み込んだ方がいい

 

これでもまだ90分くらい残ると思うので、それは僕なら日本史や古典にブン回す。中学ならば、あえての理科と社会、という具合。

 

これらは、短期集中で学習すれば、点がハネ上がりやすい科目に該当するからだ。実際僕も、手前味噌だが理科の得点力が今さらガンガン上がっている。

 

この期間で一気に、いわゆる「核」と言われるものを作ってしまえば、受験勉強は最初から「演習」に全振りできる。だからこそ、先行投資のメリットが非常に大きいのだ。

 

ちなみに、さらに余った分はどうするかなのだが・・・・。もし僕が中学生の頃に、今の知識を持って戻れるとすれば、新しい遊びを覚える時間にするかなと思う。

 

それか、好きな科目を好きなだけ進めておくとか、前向きなことに使うかな、と。ここは元来、飽き性でよかったと感じるところである。

 

終わりに。

 

ということで、2022年現在、自分が持てる限りの知識と経験値を用いて(大袈裟)、改めて記事をまとめてみた。

 

夏休みの過ごし方は、結構戦略的に組み立てることが可能なのだが、まだまだそれを教えてくれる大人が少ないという印象がする。

 

これまた持論だが、生徒に考えさせる際に最低限の知識や小技は伝えておかないと、「思いて学ばない」状態になり、独断に陥って危険だと思う。

 

知識ゼロで三平方の定理の証明を考えさせても実りは少ないだろう。それと似ている。

 

ということで、ここに書いたことは、生徒が読んで直接活かすというより、読んだ人が生徒なりお子さんなりに伝えてほしいという狙いでまとめている。

 

まずは試しに、自分の時間という資産でポートフォリオを組んでみてはいかがでしょう。というわけで今日はこの辺で。

 

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