甲子園がみたいという理由で授業を振り替えたりズラしたりした中元です。熱狂を否定したくはないですし。
はい。時折独り言みたいに呟いているが、理科の勉強はいよいよ演習メインという段階に差し掛かった。(イオンがまだまだ苦手というかインプット不足)
公立高校の過去問を解いて、〇付けをする。多分ここまでは全中学生がやることと同じなのだが、その後の流れについて、ちょっと僕は異を唱えたい。
今日は大袈裟だが、ちょっとした気づきのお話である。
当日の復習は、やはり効果が薄い。
僕自身も今まで生徒にそうしていたのだが、演習を終えて、〇付けをした後は、解説を聞いたり読んだりするのが自然な流れだと思う。
だが、自分が勉強してみると、よくわかった。この流れは、はっきり言って効率が非常に悪い。まずはそう感じる理由から述べてみる。
そもそも、演習直後は記憶がかなり強く残っているためか、脳が無意識にそれに関する情報を遮断しているような感覚がある。
解説を読んでも、説明を聞いても、それが脳に染み入ってこない。つまり、学習に対し、秒で飽きてしまうのだ。
また、演習後は当然だが、集中力が平素より大きく落ちた状態になる。だから、復習の段階で、想起などの心掛けをするのが億劫になる。
そして、気が付けば流暢性の罠に簡単に嵌り、学習効果の乏しい時間がただだらだら流れてしまうだけになってしまう、というわけなのだ。これは辛い。
テンプレな学習の流れではあるが、こんなところに落とし穴があったのかと、自分が演習する側になって初めて理解することができた。
となれば、それを踏まえた指導を今後は心掛けるべきだろう。というわけで続いては、このことを承知したうえでの僕の心掛けを紹介する。
演習と復習は時間差で行え!
最近実験的に試しているのが、演習後の復習に時間差を設けるというものだ。基本的なことと言われればそれまでだが、知らなかったので仕方ない。
具体的には、演習をして〇付けをした後、自分が間違えた箇所をノートに簡単にまとめておき、翌日にそこを復習するという流れだ。
例えば今僕のノートを開くと、「気団・チャートの説明・陰イオン・酸化銅の還元・心臓」といったワードが並んでいる。まとめるといっても、この程度でいいのだ。
そして次の日に、参考書を開いて知識を確認し、もしインプットが弱すぎると思ったら、その部分のメモリーツリーをざっくりと作る。こんな感じだ。
今のところだが、たったこれだけなのに、学習効果はかなり高まったという実感がある。謎の「わかった感」も、時間を空けたらかなり弱まるのを確認している。
せっかく演習を行ったら、それを一番身になる形で復習したいものである。今回の発見は、そのヒントになっていると思う。
もっとも、問題集のような教材があればこれは容易にできるやり方だが、実用書の知識などの復習はどうすればいいのかは、今もまだ僕の中では手探りだ。
そっちについては、また新しい方法を考え付いたら紹介してみたいと思う。
ということで小ネタ記事であったが、今日はこの辺で。