精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

「テスト勉強」を如何にして面白い取り組みに変えていくか?

最近、数か月ぶりにちょこちょこと、以下の名著を読み返している。

僕は勤める校舎を、一種のファンコミュニティというか、オンラインサロンというか、そういう風に繋がりを重視したグループとして再設計したいと考えているためだ。

 

知名度や圧倒的実績で、数百の校舎と数千の生徒を抱える生き様も憧れ無いわけではないが、僕にはそこまでのカリスマ性も、純粋な講師としての力量も無い。

 

大手のやり方で生き残ることは最初から諦めている。ではどうするか。やはり濃い繋がりによるコミュニティを築くことが要かなと、どうしてもそう思うのだ。

 

その一環として僕が力を入れているのが、あらゆることのイベント化だ。ファンが多いコミュニティは、必ずそこにイベントが存在する。それに気づいたからだ。

 

プロ野球にファン感謝祭があって、漫画作品にオフ会があるように、塾にだって何かイベントがあっていいはずだ。コミュニティ内の結束を強化する催し物。

 

それは実際、手間が掛かる。面倒としか思わない人もいる。だがやらないと緩やかな死が待っているだけだ。僕はまだまだ組織を潰すわけにはいかない。

 

だから今、新たな取り組みを考えようとしている。それは、「テスト勉強」のイベント化だ。まだまだ抽象的極まりない段階なのだが、ここを考えることが今の仕事である。

 

今日はその途上を、取り急ぎ備忘録としてまとめておこう。

 

 

「テスト勉強」をイベント化するとはどういうことか?

「イベント」とだけ聞くと、何か面白いテーマが先にあり、それに向かって皆が盛り上がるような構図を思い浮かべる。だがどうやら、そうではないようだ。

 

正確に言えば、勿論そのゴールが大事なのもあるけれど、どちらかと言えば盛り上がるために必要な仕組みをしっかりと設計し、きっちり運用することの方が大切だという。

 

その盛り上がるための仕組みについては、「お金2.0」に書いてある、持続するコミュニティの考察が凄く参考になる。紹介するとこんな感じだ。

 

インセンティブ
②リアルタイム
③不確実性
ヒエラルキー
⑤コミュニケーション

 

すごーく乱暴にまとめると、「参加するメリットを明確にして、誰が頑張っているかを可視化して適宜更新し、たまに変化を加えつつ、参加者の交流を促す」という具合。

 

この中でも、メリットは明白だ。テストの点が上がる。それによって副次的な効果も狙えるが、そこまで書くとさすがにくどいかなと思う。

 

そしてリアルタイム・不確実性・ヒエラルキー・コミュニケーションは、その全てを含む取り組みが一つ浮かぶ。それは【ランキング表の作成】だ。

 

学校のワークの進度でもいい。こちらで用意した教材をクリアした量でもいい。誰もが上位に来ることができる可能性を残すため、複数のそれを用意する。

 

それを出来る限りの高頻度で更新し続ける。それを見ればランキングが入れ替わる。一喜一憂する。それがコミュニケーションの端緒となる。

 

こうして盛り上げる温度を高めておけば、例えば直前で追加の授業を推すと、反応率が高まるという未来も見える。天使のようにしたたかにありたいものだ。

 

後は上手いこと「いい同調圧力」を使えればいいなと思っているが、そこまで行くと僕の中に全然データも経験も無いため、具体的な施策が何も閃かない。

 

欲張らずにまずは走らせようかなと考えている。もちろん、他の人のアイデアも十分に取り入れながら、だけど。

 

では今日はこの辺で。

 

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