精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

僕の集中力は全然”無い”という前提に立つと、全てが繋がってきた。

最近、自分のトリセツを更新すべき発見があった。今はまだまだ検証と観察の段階なので、そのまとめとなる記事を書くつもりはない。

 

ただ、段階を踏んでしっかりと理解していきたいとも思っているので、途中報告をしておこう。そう思ったので、この記事を書いている。

 

テーマを一言で言えば、【集中力】だ。元々は【超集中力】という本を読んで以来、体系化された知識やメソッドに強い興味を持ち始めたのが発端である。

それ以来、睡眠やサプリメントへのこだわりも始めるなどして、努力の結果、「自分は集中力がある方だ」と自負するようになっていた。

 

だが最近、その考え方を疑う場面が多くなってきていた。集中力があるはずなら、成果をもっと生めるはずだし、一つ一つの対象への没頭も、もう少し長いはずだと。

 

その割に昔から、行動が遅い、慎重すぎることが僕の人間的な課題として何度も言われることであり、自信と現実の矛盾にすごく頭を抱える時期もあったくらいである。

 

「僕は集中力がある方だ」という問いがそもそもズレているのではないか。そう思うに至ったきっかけは、以下の記事を読んだことである。

wpb.shueisha.co.jp

 

今日はこの記事を読んで思ったことと、その観点から自分を観察して気付いたことを混ぜながら、まとめていく次第である。

 

 

落ち着きのなさはあの頃のままだ。

 

僕は有名な【ポモドーロテクニック】が好きで、日頃の作業もこの枠組みの中で行うようにしていた。

 

やり方はシンプルで、タイマーを25分に設定し、それが終わったら5分の休憩をとるのを1セットにして時間を使っていくというものだ。

 

これ自体は確かに機能しており、少なくとも我流で集中と向き合っていた頃よりは、遥かに生産性が高まったのを実感している。

 

しかし、この方法がうまくいくときとそうでないときがあるのも感じており、狙って前者を引く方法がわからないまま、結構な年月を過ごしていた

 

とはいえ、上手くいかないと感じるときでも【60点ぐらい】のパフォーマンスは最低でも出せていたため、本腰入れてその原因を考えていたわけではない。

 

既製品の服のように、大体誰にでも合うけれど、完全にぴったりというところまでマッチするのは難しい。ただそういう話なんだろうと、特に深く悩まぬままだった。

 

具体的にどう違和感があったかというと、25分が長いというものだ。その間時折他のことをしたいという衝動を覚えたが、意識をなるべく目先に向けて、取り組んでいた。

 

仕事を細切れにして切り替えまくるのは、いわばマルチタスクである。百害あって一利なしという方法そのものなので、僕はそれを避けるよう気を張っていた。

 

ただそれだと、「集中しないと!」と自分に喝を入れるという無駄が発生する。矛盾しているが、そのアンビバレンスな感じを、確かに自分の中に抱えていた気がする。

 

そのときに読んだのが、先述の記事だ。温泉は2分で良いという主張に、僕はすごく同意する所があった。僕も風呂は、長くて数分が限界だからである。

 

YouTubeを観ながらであれば20分くらい大丈夫だが、そうでなければ厳しい。もしかして僕の集中力は、思った以上に断続的なのではと、初めてそのとき思い至ったのだ。

 

こういうときは観察に限る。とりあえず25分間という枠を用意し、その間、自分の心の声に、正直になってみた

 

例えば、レポートを少し書きたくなったら、そうする。その間にLINEに返信したくなったら、そうする。かと思えば机の汚さに目が向いたら、掃除をする。

 

そうやって自分の意識が向かう先を全く制御せず、気が向くままにその時々のしたいことに取り組みつつ、大体何分毎に作業が切り替わるかだけ、タイマーで計ってみた。

 

それが以下の画像だ。こうして数値にしてみると、僕の作業の対象は、ざっくり2~10分でコロコロ変わっていることが見て取れる。

 

つまり僕の集中力は、アベレージ数分で切れるのだ。

 

だが同時に、このやり方が凄く捗るという手応えも感じている。僕にとっては、作業対象をいくつも並べて、少しずつつまみ食いをしながら回す方が合っているようだ。

 

そしてこのやり方を、僕は無意識に、生活のあちこちで取り入れていることに、今気付いてハッとしている。

 

例えば食事。僕は一時期こそ一品完食してから次のもの、という風に食べていたが、最近は2~3口食べたら別のメニュー、という風に口にしていき、そして完食する。

 

お米、魚、汁物、サラダ、魚、お米、汁物、お米。こんな風に自分の食事はやや忙しいように聞こえるのだが、その食べ方と作業のスタイルは、かなり似ている。

 

僕の落ち着きのなさは、骨の髄まで染み込んでおり、矯正を頑なに拒んでいたようだ。それを解き放った瞬間から、色んなことが捗るとは、すごく面白い話だ。

 

だから最近は、10分掛かる作業を3つ同時にちょこちょこ取り組んで、30分後に完了したタスクが3つある、という状況を心掛けている。

 

まだデータを取り始めてから日は浅いが、ここまでばっちり機能していることから、方針として滅茶苦茶いい線いっていると、僕は確信している。

 

いずれ知見をまとめて本を書くくらいのつもりで、この超多動的な集中の仕方について、観察を深め続けておこうと思う。

 

では今日はこの辺で。

 

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