最近人に過剰な期待をするのをやめてみると、色々とストレスが減ることに気付きました。他力本願はイライラの元?中元です。
今日はまだ夏季講習が始まって2日とかなのだが、例えば部活後や昼食後などのタイミングでは、夢見心地モードの生徒がちらほら出始めた。
そういう場面を見ると、僕がいの一番に思うのは、「なつかしいな~」という変な思い出である。
かくいう僕も居眠り常習犯であり、中学2年から大学4年まで、寝ないで授業を過ごせた方が珍しいというありさまだったためだ。
本来なら、「超おねむモードは解除できないから怒っても響かないし、他の生徒の授業を不必要に止めちゃうからな~」と咎めるのだが・・。
「お月謝貰ってる以上起こさんとな」というロジックで自分を論破し、ちゃんと起こすようにはしている。
しかしその度に、まるでスマホゲームをプレイしながら、「ゲームをする時間を減らせ!」と生徒を説教しているかのような気分になる。まさに、どの口が、だ。
ということで今日は、完全なる随筆。授業中居眠り常習犯だった僕なりに、眠くなる原因とその対策を、エビデンスガン無視で書いてみようと思う。
話を聞いてると、あのモードに近似してくるよね。
ちょっと遠回りしながら論を進めてみる。
人が情報を得るとき、【目で見た方が理解しやすいタイプ】と【耳で聞いた方が理解しやすいタイプ】の2つがあるという。
ちなみに僕は圧倒的前者であり、よほど面白いトークでない限り、人の話を聞くのは10分くらいが今でも限界である。
こういう特徴があったり、そもそも講義に対して力量が不足していたりすると、話を聞けば聞くほど情報を咀嚼できずに脳内がカオスになっていくという現象が発生する。
さて。こういう風に頭の中がぐちゃぐちゃした状態に、非常にそっくりな時間が、大体1日の中に1つは少なくとも発生しているのに、お気づきだっただろうか?
それは入眠直前である。
僕は基本的に、寝る際も考え事をするタイプなのだが、「あっ寝れるわ」と実感する際は、決まってある現象が起こる。
ずっと積み重ねてきた考え事が崩壊するのだ。AだからB、BだからC・・というジェンガのような流れが、突然追えなくなったり、過程を思い出せなくなったりする。
無関係な映像がもやもやと立ち込めてきたり、7~8文字程度の文字列さえ作れなくなったり。言葉にし辛いが、僕が眠りに落ちる前は、大体こんな現象が起きている。
―となれば、授業中に眠たくなる原因の仮説が、1つ立てられはしないだろうか?
話を聞く→処理しきれない→脳内がカオスになる→入眠直前の状態が再現される→眠気を誘発する
という感じで、ロジックが反対になるということだ。
脳というのは、【結果】を先に引き起こしちゃうと、それまでの過程を後追いで継ぎ足してくれるという特性があるみたいな話も、昔聞いた覚えがある。
例えば、「あの人は素敵な人だよ」と先に紹介されると、無意識に「どこが素敵なのか?」という加点ポイントを探すようになるというテクがある。
それと同様に、「脳内がカオスになったから、寝なきゃ」という錯覚が生まれているのではと、僕は思えて仕方がない。
では、どう対策すればいいの?
僕の場合は、なのだが、とにかく聞いた情報はすぐに書き出して、可視化するのが一番眠気を防いでくれる。
とにかく、耳で聞いた情報を脳内だけで処理すると、マジで眠くなってしまうのだ!おまけに集中力もダダ下がりするから、本当に問題児である。
先生が板書でまとめるのを待たず、発言の段階で文字にまとめていく。そうやって忙しくすると、僕は眠気を防げるので、同類の方にオススメである。
※これについては以前記事にしましたお
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
終わりに。
ということで、あるあるなのかどうなのかよくわからない話をまとめてみた。
これまた個人的な感想だが、眠くなりがちな生徒というのは中間層には少なく、低学力・高学力の生徒に多い印象がある。
恐らく、低学力からすれば「わかんねー」という話が続くからで、高学力からすれば「知ってるから興味ない」という話が続くためではなかろうか。
アメトーークを観ながら眠くなる人はまずいないように、一方的・一方通行な情報の伝え方・受け取り方をしないことが、この問題の解決策の根幹なのではと思わされる。
では今日はこの辺で。