ラクに早く作業を終わらせ、空き時間に好きな仕事をしたいので、よくビジネス書を読んでいる。(もちろん実践もする)
大半は『ビジネスシーン』を舞台としたものなので、例えば小中学生にそのまま伝えても、あんまり響きはしない。
だがその中でも時折、『あ、これ普段の学校生活で使えるじゃん』というテクニックを散見する。これは是非とも伝えたい。
ということで今日は、仕事にも学業にも使える、オススメの仕事術を3つほどご紹介する。
アイビー・リー・メソッド
もともとはこの本を読んで知ったのだが、この手法そのものはなんと100年にわたって使われているという。時の試練を経て効果が認められた方法ということだ。
僕は、そこに書かれている手法をちょいとアレンジして取り入れている。
① 始業時、その日にしないといけないタスクをメモ帳に書き出す。
↓
② 予想される所要時間をメモし、また『インプット型』か『アウトプット型』かに分類する。(優先順位もつけておく)
↓
③ あとは『ポモドーロ・テクニック』を使い、アウトプット型とインプット型をスイッチしつつタスクを消化!
という具合。書き出しにかかる時間は5分程度である。
これは勉強への応用も簡単で、その日にしないといけないタスクをアウトプットすることは、集中を生むウォームアップとなる。
また、何をしなければならないかが明確になるため、『あれもしないといけないっけ・・』みたいな余計なメタを封じることが可能。
急がば回れ、だ。とりあえず何かに取り組んではすぐ放り投げるような生徒に、是非薦めてみてほしい。
※ちなみに、実際の手順は以下のサイトに詳しいので、参照されたし。
筆記開示
さっきのアイビー・リー・メソッドにちょっと似ているが、こちらは『不安』に脳内を支配されやすい人が、そこから脱するためのツールである。
時たま生徒にも、対象は様々だが『不安です・・』という思いを吐露する子がいる。そういう子にぜひ伝えたい。
やることは超簡単だ。それは、
脳内に浮かぶ不安ごとを、なるべく具体的な言葉にしつつ書き出す
だけだ。頭の中にあるもやもやに、定義(つまり輪郭)を与えるという感じである。
言葉にさえできれば、意外と大したことない問題に感じることが多く、また具体的な手を打ちやすくなるのでオススメ。(ついでに記述力も付く)
効果が認められたのは20分程度の筆記開示というが、5分くらいでもしないよりマシだ。
入試や大会の前など、プレッシャーでしんどそうな生徒にぜひオススメしてみてほしい。
※詳しい手順はコチラの記事に詳しい。
軽い運動
これは、何かしらのアイデアを得たいときにオススメしたい方法である。
例えば学級新聞や、生徒会の推薦文など、小~高の間に『創造性』が求められる場面は結構多い。
こういう時は椅子に座り鉛筆を握りしめても、いいアイデアは出てこないものだ。是非とも、軽い運動を薦めてあげよう。
一番手軽なのは『散歩』である。20分程度近所をトコトコ歩いていると、不思議なもので、良いアイデアが湯水のように湧いてくる。
そのアイデアは玉石混交なので、持ち帰ってから精査する必要はもちろんある。
ただ、ひたすら着席して悩むより、またブレインストーミングをするより、圧倒的量の着想を得られるのでビックリである。
もちろん日々の授業計画など、皆様にとっても大変有意義な方法でもある。生徒だけでなく、アイデアにお悩みなら、是非試してみてほしい。
終わりに。
やはりというか、記事にしてみて思うのだが、『誰かに伝えよう』という意識で本を読むと、驚くほどの定着度で頭に残る。
結果これは自分の勉強としても超有意義と言う話だ。情けは人の為ならずとは、言い得て妙なんだなぁ、と。
僕は僕の仕事について、『勉学に限らず有益な情報を教えてナンボ』と考えている。
なので、ここに書いたことが誰かの役に立てば、もう万々歳である。
それでは今日は、この辺で。