ちょいと連載物っぽくなっていたシリーズの、一応の完結編ですねん。
最終回の目標は、スーパー効果があるテクニック等の話をすることでは無く、息をするように効果的な学習法を日常に取り入れることである。
いわば、寝ているとき以外全ての時間で賢くなろうぜ!・・と、そういう話ができればなと思うわけで。(実際は寝ているときにこそ記憶が作られるけど今回は無視)
ってことで、学習を日常生活に溶け込ませるための施策3選、書いていきマッチョ!!
①人に説明するつもり想起
これは僕が普段本を読むとき、割と無意識で実践していること。簡単に言えば、キリの良いところまで読んだら手を止めて、内容を想い出すというのが基本だ。
―さらにそれにプラスして、以下の意識を持つだけで、効果がさらに跳ね上がるのだ。
『これをあいつに伝えるとしたら、どう言おうかな?』
そして僕の場合は、『あいつ』の部分が『生徒』になる。たったこれだけだが、記憶への残り方が全然違うものになる。
しかも、ノートも何も必要としないのも嬉しいところ。何か面白い経験や読み物があったら、是非とも試してほしい心掛けである。
②例え話や似た記憶を考える
これも、咄嗟に出てきた言葉を上手いこと記憶しておくためのコツである。まぁ、講師やってると職業病的にやっちゃうことなんだけれど。
それは、何か出来事があったときや印象深い言葉に出会ったとき、その例え話や似た記憶について考えることである。
『なるほど、嫌いなモノを先に食べると後は好きなモノだけという発想か』『このセリフはあれだ、イチローも言っていたあの発言にそっくりだな』
・・こんな風に複数の解釈を意識すれば、これもまた強く頭に残る上、自在に引用できる使い勝手の良い記憶にもなる。
これは練習しないと結構難しいが、是非とも心掛けてほしいことである。
③学んだことは必ず使う
自分のことを完全に棚上げなのだが、学んだからには必ず実践。これが基本のセットである。
例えば、最近気になっていた以下の本をついに買った。
まだ全然読めてないが、これを読み終わった後、気になったアイデア、活かせそうな事例は、絶対に使ってみる所存である。
やはり、教えに経験値を添えると、これこそが個人個人のアイデンティティになるとは強く感じさせられるわけで。
僕もまだまだ途上だが、永遠の3歳児みたく、面白そう!と思ったことにはすぐ手を出せる、フットワークの軽い大人でありたいと思う。
―ってことで、抽象的がゆえに文字数がそんなに膨らまなかったが、日常レベルで『学習』を取り込むなら有益な話を書いてみた。
僕自身はもともと新しいことを学ぶのが好きなので苦ではないのだが、ちょっとでも苦手意識があるとまず間違いなくこの習慣は続かない。
だからこその【上級者向け】である。
無理のない範囲で試していただけるとありがたし。では今日はこの辺で。