精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【後編】夏休みに成績爆上げを達成したいなら、絶対取り組んでおきたい学習や心がけ4選!!

有名店監修のカップラーメン、その蓋の裏に書いてある店舗紹介の文章がなんか大好きです。分かる人いないかな?中元です。

 

さて。今回は、昨日の記事の後編に当たります。「夏休みに学力上げるために、下ごしらえとしてやっておきたいこと」がそのテーマです。

 

 

例えば、ゼロに何を掛けてもゼロですよね?同様に、学習時間はもとより、下地がゼロなら成果もゼロって、普通になり得ます。ご注意を。

 

ってことで、後半戦スタートでーす。

 

 

【学習時間】は区切るモノという意識をつくる。

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学習は時間を区切るという意識、これは早めに作っておいた方が良いと思います。

 

最近でこそ、「勉強って15分から25分やったら少し休んだ方がいいよね」っていう話が市民権を得て、それに特化したタイマーとかも販売されてますよね。

 

正直、塾に常備しておいて、先着5人ぐらいに毎回貸し出そうかなって思ってるぐらい、いいアイテムなんですよね。

 

個人的な感想ですが、勉強量を重ねられる生徒ほど、「4時間あるから」といった考え方をしないですね。

 

例えば「25分のサイクルを8回回せるな」という風に、区切った考え方をするわけです。4時間丸ごと勉強とか、ぶっちゃけ無理ですから。

 

そもそも、1日当たりの【集中状態】に入れる時間的限界は、4~5時間ともいわれています。(ただし、上限の有無を含めて諸説あります)

 

ただ、それでも上々じゃないですか?夏の間に、勉強時間には短めの上限を作るっていう癖付けを徹底しておくと、将来的にも楽です。

 

それに「15分で良い」という風に考えられれば、学習に対する心理的バリアもかなり軽減されますからね。そういう意味でもおすすめです。

 

【撤退ライン】を定め、覚悟を決める。

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最後にやっておくべきこと。それは、撤退ラインを決めることです。簡単に言うと、夏に到達できなければ、志望校を下げる基準を作っておくことです。

 

厳しいこと言うんですけども、誰でも努力し続ければ絶対に受かるほど、特に上位層の学校って甘くないんですよ。

 

例えば夏休みの時点で、250点満点のテストで100点ぐらいしかない生徒が死ぬほど頑張れば、本番までに200点まで伸びるかと言われれば・・・どうでしょうね?

 

仮に伸びるとしたら、元々才能を持ってる生徒が、何らかの理由で今まで完全に勉強サボってて、それが突如改心したとかじゃない限り、ありえないんですよ。

 

もちろん才能で全てを片付けるわけにはいかないんですが、努力がそうそう容易く、そして絶対に、かつ万人平等に報われるなんて思わない方が良い。

 

尚、250点満点のテストにおける、1年間の平均点の伸びって、目安40~60点って言われてるんですよ。

 

ってことは、もし200点くらい必要な高校を目指すんだったら、中3頭の時点で160点ぐらいからスタートしないと、間に合わないということになります。

 

もちろんそれ以上伸びたり、得意分野だけが問われるという運の良さがあったりすれば、毎年数名くらいは上の学校に入れます。

 

しかしそれで無理やり入ったとしても、入ってからが辛いんじゃないでしょうか?早すぎる進度、難しすぎる内容。それに対するケアは、最小限。

 

・・ちょっと前、「身の程をわきまえて」と言ったふうに発言して炎上した教育関係者が居ましたよね。

 

それとは似ているのですが、少し違いまして。要するに、「頑張ればいけるさぁ」という甘えを消し去るため、撤退ラインは夏の間に確定させた方がいいという話です。

 

自分を無条件に信じすぎるのもまた、考えものですからね。ちなみにその目安は、例年の合格者が取る平均点マイナスー10までかな、と思います。

 

終わりに。

 

夏休みに頑張れば確かに点は伸びますが、その程度には差が出ます。どんなに頭がいいやつでも、やり方間違えてるとあんま伸びません。

 

逆に、伸びるやつの思考や行動にはある種の共通点が見えますので、それらをここで喋ったつもりです。

 

生徒当人たちがこれを読んでるとは思えないので、ぜひ周りの方から、「たしかになぁ」と思うものがあったら、お伝えいただければ幸いです。

 

では今日はこの辺で。

 

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