最近ハマっているのは、肩関節のストレッチ。結果、可動域がメキメキと復活している中元です。
はい。手前味噌な話だが、僕は授業冒頭のタッチトークにおいて、【好奇心】の重要さを語ることが多い。まぁ、理由は言わずもがなだろう。
しかし僕が見ていて、「こいつ、好奇心つよいなー!」と思う生徒はやはり稀。大抵は、そもそも疑問を持つことさえ忘れている感じさえある。
こういった風に、好奇心のアンテナがさび付いた生徒には、どうアプローチするのが良いのか?色々と考えたが、最近は2つの考え方に落ち着いている。
それは、まずこちらが問題を提示すること、そして自分が楽しそうに学んだトピックを語ることの2つである。
以下、それをベースに書いていこう。(タイトルは追って回収しましゅ)
よく考えたら謎な言葉たちに気付けるか?
少し恥ずかしい話だが、僕は「はて、これはどういう意味じゃ?」という疑問を持つ回数が、同年代のヤツよりちょっとは多いと自負している。
最近も、本当に些細なことがいくつも気になった。だからそれらをきちんと調べて、答えを探すことに時間を割いた。その例を、いくつか紹介しよう。
最近料理系YouTuberの動画をよく観るのだが、そのシェフがメンチカツを作っている最中、ふと、
「【メンチカツ】のメンチって何だ?」
と急に疑問を持ってしまった。だからサッとWikipediaを検索。すると結果わかったことは、
「ミンチのカツ」がいつの間にかちょっと名称が変わって、メンチカツになった!
という、しょうもなさすぎる答えであった。確かに、英語で【ミンチ】と発音すると、メンチに聞こえなくもないのだが・・・。
―ってのを調べたら、また閃いた。
「”カツ”ってなに?」
日本語として馴染んでいる感じはあるが、どう考えても和風の料理とは思えない。ってことで、これもサッと検索した。
すると、またちょっと面白いことが判明した。
まず原型となったのは、【コートレット】というフランス料理だという。(ちなみに、英語の発音は【カットレット】)
それが明治時代ごろに日本に来たのだが、手に入る材料や味の好みの違いから、どんどんと日本人好みの味付けや調理法に変わっていき・・。
気付けば【カツレツ】として、日本で生まれた料理っぽい地位を築いていったという歴史がそこにあるのだという。
結論はやはり「しょうもない」といわれればそれまでなのだが、それでも疑問に思ったことが解決される感覚は、やはり快感である。
他にも最近は、ヤクルトを飲んでいる際に「シロタ株のシロタさんって誰だ?」と気になったり、「横綱って何人いんの?」と急に思ったりしたことさえある。
今は情報に対しすぐにアクセスできるツールがあるし、かつ大抵のことはさして吟味をせず納得しても大丈夫なレベルばかりだろう。(語句の意味とかそう)
やってることのレベルは相変わらず幼稚だが、高尚な謎というのはなかなか答えが出ないので、調べていて面白くない。
ウクライナ侵攻とかアメリカ同時多発テロとか、いずれ大人として、かつ講師として、きっちり体系化して理解せんといけんとわかっているトピックはあるが・・。
そればかり追いかけていると、なかなか謎が解けずにイライラ、もやもやする。もちろんそういうテーマを学ぶことも大事だが、サクサクわかる謎もまた大切だ。
そういう話が伝わっていれば嬉しい。
おまけ:失われた【好奇心】を取り戻したければ、まずは"カタカナで書かれた語句"の由来を調べてみるといいよ。
とはいえ、いきなり周りの世界すべてに疑問を差し挟むのも難しいだろう。そういう些細な謎は空気みたいなもので、意識しても気づくのには難儀する。
ってことで以下、僕が調べた結果「へー」と思った問題を列挙しておく。宿題ってわけではないのだが、ガチで暇なときに調べてみてほしい。
Q:海産物を使ったカルパッチョを発明したのは誰か?
Q:パンケーキの【パン】ってなに?
Q:歌舞伎役者の初代市川團十郎に降りかかった災難とは?
Q:なぜ数学では未知の数を【x】と置くのか?
では、今日はこの辺で。