精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

正直に言うと、勉強嫌いなままで勉強を継続するのは、無理!

休校が延びて、いよいよ学習習慣に差が付き始めた。

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サボるヤツはとことんサボり、能力や意欲のあるヤツは、どんどん先へ行き始めたのだ。基本やる気が無い方に目が向くので、色んな方がそちらの対応に呻吟している。

 

僕ももちろん気になるのだが、正直言って、もしその原因が『勉強嫌い』であるのなら、それを改善しない限りこちらから打てる手は存在しないと思っている。

 

どういうことか?以下詳しく述べる。

 

 例えば、『今の教材をやり飽きた』のなら、別の教材や学習方法を伝えればいい。『理解できない』のなら、質問対応を受ければいい。

 

だが、『勉強が嫌い』というのは、全く違う次元の話だと感じている。これは自分がしたくなくて仕方ないことを浮かべれば、皆様も心当たりは浮かぶのではなかろうか?

 

例えば僕は猛烈に『電話営業』が嫌いで、いくらその利点を解かれたり、楽し気にそれに取り組む方をみたりしても、一切心は動かない。如何にそれをしないかに頭を使う

 

俗的なメリットを説かれても同じだ。それに挑めば1万やると言われても、1万払うからやりませんと、言ってしまいそうだ。

 

つまり、『嫌い』のパワーはこれほどまでに強いのだ。ということで、『勉強嫌い』というステータスがある限り、あらゆる効果的な学習法も無意味である。

 

報酬で釣るのも無駄だ。地頭が良い生徒はその辺の浅はかさもわかっているので、容易には食いつかない。また、毎度毎度それを要求するようになる。

 

強めのスパルタで取り組ませれば、渋々やりはするだろう。だがそこに割かれるエネルギーはバカにならず、でも得られる利益は確実にそれを下回る。

 

短期的な話ならそれで良いだろうが、長期戦必須の受験レベルとなれば終了だろう。天賦の才能があれば勝てるが、確率的に全く期待できない。

 

ということで、『勉強嫌い』の色が濃いなら、まずはそこを見つめねばダメだ。正直ここは超難問の1つなので、取れる行動はほぼ無く、効果も不確定である。

 

一応、まだマシかなぁと感じる、以下の3点の対策を提案する。

 

①『嫌い』な理由を徹底して掘り下げる。

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『勉強嫌い』な生徒は、どうにかこうにか勉強をさせようとする大人の論理を論破する術を、ほぼ例外なく持っている

 

つまりプロなのだ。『説得』そのものがすでに難しいのに、『プロ』を相手にすると、大人だろうがぶっちゃけ負ける。

 

となれば、正面突破はまず無理だ。まずは相手の得意とするフィールドから出し、揺さぶりをかけるのが得策。

 

『なんで勉強をしないの?』と問うても、これは相手の土俵。似て非なる質問として、例えば以下の質問はどうだろうか。

 

『なんで勉強が嫌いなの?』

 

―あとはその『理由』を掘り下げたり潰したり、矛盾を突いたり、という感じである。ただしこの辺は、口で言うほど容易くはない。

 

②ピアプレッシャーを使う。

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これはコロナがワヤの現在だと超難しいが、『やる気』があるヤツの側に配置することができれば、それまた行動を改めさせるきっかけになり得る。

 

周りが勉強に熱が無い状態で、自分だけ頑張るのは難しい。だが逆の環境なら、逆の現象が起きる。

 

今ならオンラインで自習を呼び掛けて、グループの大多数をやる気溢れるヤツで構成するとか、打てそうな手はわずかだがある。

 

③放置。

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 上記のどれも響かないのなら、いっそケツに火が点くまで放置・・という博打に出るしかなかろう。

 

或いは、本人が『ヤベェ!』と急に勉強したくなるようなアクシデントに期待するか。つまり、どちらにせよ、偶然の出来事に賭けるのだ。

 

僕自身勉強は死ぬほど嫌いだったが、ある一件で高校受験に際し死ぬほど勉強した過去がある。

 

大学受験はまだ健全な動機であったが、それでもそのやる気に火が点いたのは、結構偶然の出来事だった覚えがある。

 

天の岩戸の神話ではないが、押してダメなら引いてみろ、ということ。無責任に聞こえるかもしれないが、これもまた一つの戦略である。

 

―ということで、この自粛だの休校だので、良くも悪くも色々と差が付くことになると思う。特に差を『付けられる』側を見て、浮足立つのはある種仕方ない。

 

だが、だからと言って根源を無視したまま改善することも無理だ。そのメンタルになっている時点で、長期戦の覚悟はマストである。

 

それでは今日は、この辺で。

 

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