精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

漢検3級の対策授業をやって、2人中2人通したので、やったことを書いときます。

家にゴキブリが出たのですが、よく考えたら自分の人生にも暮らしにもそこまで影響がないと気付いたので、放置しています。中元です。

 

突然だが、各種検定に合格することを目的として、短期間限定の授業をたまに提案している。

 

今回は、漢字検定3級の対策授業の申し込みが2人から出て、何故かわからないが僕にお鉢が回ってきた。

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尚、スタート時は、このままだと落ちると思われるライン。対策せんといかん。だから色々調べて、試して、実践して、1ヶ月の授業の後、本番に送り込んでやった。

 

すると功を奏したのか、その2人が2人とも、安全ラインの点を取って合格したのだ。一番驚いているのは僕かもしれない。

 

ということで今日は、その時重視して伝えたこと・やったことを4つ、別に隠してもトクしないのでここに書き散らしておこうと思う。

 

 

①多角的に漢字を見ろ!

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 突然だが、【狩猟】という語句を覚えるとしたら、どうアプローチするだろうか。

 

 大抵の中3は、「とりあえず書く」という選択を取りがちだが、まずとにかく僕が口やかましく伝えたのは、多角的に漢字を分析してみろという話である。

 

例えば、読み方ならば「しゅりょう」という情報はもちろん、例えば部首は両方「けものへん」だよねと括れば、覚えやすさはかなり変わる

 

ついでに、【狩】って字は【シュ】と読むけれど、それは【守】という字の音読みと同じだよね、という目線まで僕は伝えた。(いわゆる形声文字)

 

こういう風に、「手の感覚」以外にいくつ、既存の知識とかを使って漢字を覚えていけるかが、3級攻略においてはカギとなる。

 

尚、ここはこちらの知識も結構求められるので、予習は怠ることができないとは先に念押ししておく。

 

②テキストは過去問と分野別問題集。

続いてはテキストについて。予想問題集はやはり予想なのもあり、最初から過去問を使って、とにかく質の良い演習とゴリゴリに予習した解説を重ねていった

 

傾向として、ぶっちゃけ読みはほとんど問題なくクリアできる。問題は後半。【書き】全振りになってくるあたりだ。ここから顕著に差が出てくる。

 

そこはそれに特化して練習量を重ねていく必要がある。だから、分野別問題集はかなりオススメである。

 

・・・ちなみに前半の読みパートについて、僕は「もう書くのは過去問解くときだけで良いから、分野別の読みの問題は、音読で問題解け」と伝えていた。

 

結果、結構いい点が取れていたので、あまり書こうが書くまいが大差ないのかもしれない。

 

③辞書の役割を果たしてあげろ!

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続いては、新しいサービスに繋がり得るかもしれない話。今回、演習を自学任せにすると、まぁやってこないことに危機感を抱いたので、

 

毎日報告を上げろ!!!!

 

と発破をかけた。とあるアプリを塾で導入しており、それを通じて、生徒に演習を終えたノートを毎度毎度そこへアップさせたのだ。

 

ただそれに対し、「いい、悪い、よくやった、がんばれ」というク〇みたいなコメントを残すだけでは面白くない

 

そう思って、僕はメルマガを書くつもりで、情報を足した。

 

例えば、間違えた漢字の解説、類義語の解説、四字熟語の意味、覚え方のヒント、などなど・・・。

 

それこそ、数回のやり取りをまとめれば記事が書けてしまうほどに、めっちゃ情報を与えてやった

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

ここまでやって、ようやく自学をやってくれるようになり、自学が習慣づくと面白いくらい点が伸びていったので、めっけもんである。

 

この方法、今後コンテンツにできないか、考えてみようと思う。

 

④裏技めいたことも言おう。

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生徒に「こいつの話、聞いとくか」と思われないと、どんだけいい授業を作っても無駄だ。これは講師なら絶対わかる、あるあるどころか真理である。

 

それをツカミでガシッと決めちゃう一番効果的な方法は、裏技めいたことの伝授だ。もちろん100%じゃないのだが、3級の漢字を見ていて気付いたことがある。

 

例えば、部首の規則性。いきなりだが、以下の漢字の部首は、ぞれぞれ何だろうか。

 

駆・健・繕

 

答えはそれぞれ、「馬・人・糸」である。ここからわかることは何か?ヒントは、それぞれの音読みである。

 

【駆】という漢字は【ク】が音読みだ。そしてこの字は、「馬と区」に分解できる。分解した二文字の内、音読みが同じものは、どうやら部首になり難いそうなのだ。

chroma.hatenablog.com

 

繰り返すが、これは100%ではない。しかし、困ったときに使える方法と見て間違いは無さげである。

 

他にも、「送り仮名って活用語尾という考え方を伝えたら理解しやすくね?」というのも閃いて、伝えたらその通りであった。

 

例えば、【あらたまる】はどこまでが漢字なのか、一見すると確かに難しい。そこで、色んな言葉を付けて活用させてみよう。

 

あらた め ない

あらた まっ て

    め  て

あらた まる 。

    める 。

あらた まれ 。

    めろ 。

 

すると、「あらた」だけは変わらないことがわかる。つまりこの部分が【漢字】なのだ。(※正確には、改まると改めるは別の語句らしいので注意)

sukyokensenrichuo.blog.fc2.com

 

もちろん、形容詞の場合は別のルールが発動して極めてめんどくさいのだが、この送り仮名にはかなり体系化された、でも学校で習わないルールが存在する。

www.nihongo-appliedlinguistics.net

 

この辺りを知識として持っている講師は、自分で言うのもなんだがかなり強い。予習してかなりオイシイ分野だと思う。

 

終わりに。 ~次の目標は自分が取ること~

 

ということで、漢字の学習の指導を通じて、僕自身もやってみようという変なモチベが生まれてきた。

 

実は16歳の頃、あまり勉強せずに漢検2級に落ち、そのままにしているのだ。何かしらのテストを落ちたままにしているのは、実はこの漢検2級だけだったりする。

 

「全検定2級取っとこうかな~」と思いつつも、英検2級を持っていないのもあり、なかなか腰が重かったが・・・。そろそろ踏ん切りをつけるとしよう。

 

今後は自分が取得することで、さらに深く、立体的な知識と経験を蓄積し、クオリティ向上につなげることにする。(かっこいい言い回しだけど、大局観の受け売り)

 

そんな表明をもって、今日はこの辺で。

 

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