昨日はクソ飲みました。もう僕はそれによって死んだほうがいい。中元です。
はい。昨日は人生マックスレベルに飲んでしまい、あわや記憶が完全に吹っ飛ぶところであった。(実際、いくつか身に覚えのない部屋の汚れがある)
だが断片的な記憶は残っており、その中で僕は、送ってくれた新入社員に、「独立したい」という秘密を漏らしてしまっていたのだ。
ついでに、「仕事量的には、誰が校舎長にみえるか」という完全にアウトな質問をしたことも覚えている。
厄介なことに、いずれも、彼による返事は忘れちゃったんだけど。だが、まぁ、言ってしまったからには取り消せないし、取り消す気もない。
僕の発言に興味があるのは僕だけだ。きっと彼も、「酔っ払いがアホなこといってるわ」という程度の興味で終わったのではと思う。
しかし、言ってしまった際、なんかスッキリしたというか、放言でも失言でもない感覚を得られたのが驚きであった。退路を断たれたわけじゃないが、気は晴れている。
今日はそれをテーマにしたお話である。
人の上に立ちたいわけではない。
どうでもいいのだが、僕は「昇格」とか「人の上に立つ」といった表現を、意図的に避けている。理由は単に、言葉の意味合いが嫌いだからである。
僕は己の自己顕示欲とか、自己愛ゆえに、肩書や裁量を欲しているわけではない。そういったものは自慰と同じであり、自分で勝手に発散しておけとさえ考えている。
では、一体なぜ、僕は「自分のケツは自分で拭きたい」というリクエストを、ずっとずっと上の方々に伝えているのか?その理由も至極簡単。
思ったことをスピーディーに実行したいし、何かが起これば堂々と僕が責任を取りたいからだ。それだけである。
つまり今は、その反対ということだ。思ったことはお伺いという形で通す必要があるし、問題が起きたら、これまたお伺いという形で意見をいただくことになる。
厄介なのは、基本そうしたところで矢面に立つのは結局僕ということであり、今はただただ、中間管理職として胃袋をチクチク刺されるような日々を過ごしている。
そんな仕事の仕方に、自分との折り合いがつけられなくなってきたのが去年の話だ。だからリスクも承知で、僕は僕が預かる部署の規模を拡大しにかかった。
そしてクレームも食らいつつ、休日もすり減らしながらも、過去最高の売り上げを達成。結果を出して、堂々と昇進できるよう、理由は作ったつもりだった。
しかし、ウェットな部分と社内政治による敗北がきっかけで、その話は立ち消えになった。なんなら、結果論だが、去年色々と不手際を起こした方の権限が増していた。
リスクの所在は明確化し、利益の所在はファジーになった。僕が一番嫌いなスタイル。今年はそれになってしまい、もうストレスは限界に近い。
そういうのがあって、ぽろっと新入社員の彼に漏らしてしまったのだ。まぁ別にチクってくれて構わないのだが・・。だって、嘘偽りない、本心なのだから。
もう引き上げてもらうことは期待しないし、待ってられない。だから僕は、【独立】こそが自分のキャリアの、次のステージだと考えた。
何をすべきかというより、何から始めていいかさえもわからないのだが、このGWは己の未来に、少なくとも10時間以上は向き合おうと考えている。
このことが知られたらどうするか?
ちなみに、この泥酔時の言動が僕の上司に知られたらどうなるか。想像に全く難くないのだが、いろんな手を使い、僕のマインドや手柄をへし折りにかかるだろう。
「こいつは、お前は、人の上に立てる器じゃない!」というメタ。被害妄想が甚だしいだろうか?実をいうと、去年既に類似の手は食らっているので、実例である。
そのときはガチ凹みして落ち込んだが、今は多分、面従腹背するだろうな、と。つまり、右耳から左耳へ、である。
もう僕には、誰かのお墨付きとか、社内のしがらみとか、関係ないからだ。そういう部分から脱出している今、そういうパンチはこうかがないのである。
こうやって文字に起こすと、やはりというか、泥酔時に「やらかした」と後々悔やむ発言のほとんどは、聞いた側としてはどうでもいいものだと理解できる。
そして冷静に考えれば、言った側としてもどうでもいい。酒席とはそういうものだし、それが嫌なら来なければいいし、いかなければいいのだ。
あぁ、すっきりした。いろいろと、すっきりした。
どうでもいいことをどうでもいいのだと理解し納得したとき、気分は爽快になる。たとえ実際は、吐き気と胸焼けでグロッキーなのだとしても。
ってことで今日はこの辺で。