今日は、なかなか持論が固まらない、「集中力は有限なのか、無限なのか」というテーマを深掘りして考えてみたい。
結論から言うと、集中力が有限か無限かについては研究が日進月歩であり、結論が出ていないそうだ。気付けば「ウィルパワー」という論調も、どこか下火になっていた。
例えば、一般的には朝の方が集中力が高いと言われている。しかし僕自身は朝が全くダメで、起きてから2~3時間は、自分でも使い物にならないと感じている。
つまり、個人差が凄いわけで、集中力が有限なのか無限なのかという議論は、ある程度までは辿り着けても、そこから先は「各自で考えてね」という話になると、僕は思う。
てことでその一助として、僕自身が「自分の集中力」について色々試行錯誤し、結果掴んでいることを一旦まとめておこうと思う。では以下、本題だ。
集中力を維持するより、使い切る方が圧倒的に難しい。
僕自身の体験だが、ぶっちゃけ集中力が完全にゼロになることはそうそうないと思う。完全に使い切ることは、そもそもが至難の業なのだ。
もちろん、十人十色で集中力の増減はあるだろうが、ピークタイムを一度でも過ぎれば、残り時間は何も手がつかないほど意識が散漫になる・・という方が不自然だ。
これは筋トレに似ている。大抵の場合、限界まで動作を続けても、少し休めばもう何回かはできるようになる。
これを何度も繰り返し、筋肉を追い込んでいくことが、筋トレの効果を最大限に高めるためには必須なのだが、それが意識的にできればほぼプロだ。つまり、難易度が高い。
それと同じと考えているので、僕なりの暫定解はやはり、「集中力」を完全に使い切るのは難しいという一点になる。だがこれは、むしろ建設的な思考に繋がるとも感じる。
例えば、また筋トレの話になるが、ベンチプレス100kgを10回×5セットやって限界に達しても、腕立て伏せならまだ20~30回できるものだ。
つまり、集中力の”最大値(≒筋トレでいう最大筋出力)”はどうしても1日の中で下がっていくが、それが完全にゼロになるわけではないということだ。
だからこそ、自分の集中がピークになる時間帯を把握したら、そこに重たい作業を割り当てるべきだろう。そうすれば、その作業に没頭しやすくなる。
しかし、ピークを過ぎたからといって、何もしないのはやはり違う。腕立て伏せのような類の作業であれば、まだ集中力は残されているからだ。
もし仕事で集中力を完全に使い切れているなら、家に帰ってテレビゲームやYouTubeを見ることさえできないはずだ。けれども、大抵の人はそれができている。
つまり、集中力を完全に使い果たしているわけではないということだ。もちろん次の日に影響が出るほど枯渇させるのも良くないが、余力は思った以上にあるのではないか。
やはり、ここで必要なのはつまり工夫なのだろう。各人が各人を深く観察することによって仮説立てた工夫。それによって、集中力をまだ効率的に使うことができる、と。
結果、1日の使い方や生産性が向上し、さらに成果が期待できると思う。ずっとできていない大掃除とか、新しいアイデアの考案とか、頭を使いたい場面はまだまだある。
集中力は有限か無限かはまだ結論が出ていないのだが、僕はその状況にまだ夢を見たいと思っている。てことで、取り止めのない話になったが、今日はこの辺で。