テンピュールの公式HPを見ながら、欲しがる自分と値段にビビる自分が戦っています。うつ伏せ用の枕、欲しいなぁ・・。でも、諭吉三枚弱か・・。中元です。
さて。今日は少しだけ身も蓋もないことをテーマに書いてみる。
いわゆるチャレンジ校というものがあるが、僕は特に高校受験で、本当にチャレンジすることについては反対派である。
理由は簡単で、大体ついていけないからである。今日はそういう、夢を語るべき大人が語ったらダメっぽいテーマを、大人になれない強がりとして書いてみたい。
大学受験でチャレンジ校に挑むのはアリ。
まずは一旦別の話から。個人的には、大学受験のチャレンジ校は、他に影響が少ないなら、受けておいて損は無いと考えている。
理由は、大学に入った後でそこを卒業するのに必要なのは、学力というより自己管理能力だからである。(医学部とか東大とか、そういう別格のところは除くよ)
経験談なので弱いのだが、周りで大学卒業に苦戦したり留年したりした奴は、そもそも勉強に時間を割けなかったことがほぼその理由だ。
例えば、麻雀・パチンコ・酒池肉林。この辺にどっぷりつかると、卒業はかなり厳しい。逆に言えば、やることをきちんとしておくと、大抵は進級も卒業も可能なのだ。
だからこそ、チャレンジ校であっても、滑り込んで卒業さえできれば『学歴』という日本社会最強の資格を得られるため、受験してみるのはアリだと僕は考えている。
※ただし模試の判定とかで合格率50%未満であれば、チャレンジというより無謀なので、止めた方が良いと思う・・。
高校受験でチャレンジ校に滑り込んだ後のダークサイド。
さてさて。本題はむしろこっからだ。個人的な意見だが、学力という意味で、ギリギリ受かるか落ちるかの高校に受かると、結構な確率で地獄が待っている。
どうしてそうなるのか?まず当たり前だが、高校の授業は基本【集団授業】である。
そして、【集団授業】がある程度のクオリティを担保出来ている条件は、これまた人によりけりだが、70%が理解できていればOKという人もいる。
逆に言えば、「下位3割が理解できないのは仕方ないよね」という側面が、集団授業にはあるという話である。
しかもレベルが高い学校になればなるほど、「ついてこれんのはお前のせいじゃん」という傾向が強くなるため、いわゆる「置いていかれる」状態にハマっていく。
ゆえに、勉強は難しくなるうえ、下位3割は切り捨てられ、アフターケアも手薄というのが、レベルが高い高校のダークサイドといえるのである。
ちなみに、僕が今校舎で観ている生徒の中にも、高校の勉強に大苦戦している層はある程度いる。その生徒が受験の前に取っていた点数を並べてみると・・。
やはりというか、志望校のボーダーぎりぎりだったというケースが大多数なのだ。
逆に、高校の学習にすんなりついていけている生徒は、ボーダー+10~20点は平気で取っていたケースが多数だ。(どちらにも当然例外もあるけど)
こういう負の側面もあってか、進学校にいったばかりに、不登校になったり中退することになったりという末路になる生徒も、ゼロではない。
高校進学で人生は決まらないし、むしろ大学の学歴が社会に出てからの箔を決めるので、長期的にはどこの高校に行こうがどうでもいいとさえ言えるわけで。
例えば高校は通信制だけれども、大学は早稲田に言った人は、最終的に「高学歴」として社会では扱われる。
だが、高校は県内最高レベルでも、大学受験に失敗して、何だかんだで通信制で大卒資格を取ったという人は、恐らく社会的評価は低めになってしまうだろう。
不条理だとは思うが、不思議な話である。
―最後に、マジで超個人的な意見を言う。ではどのレベルの高校を目指すのが良いんじゃいという話だが・・。
僕は、自分が努力して出せる最高得点の、-10~20点がA判定の高校がちょうどいいと考えている。
ぶっちゃけ、進学校の中~下位層に甘んじると、勉強についていけないから成績も奮わず、結果将来的に「一般受験」しか選択肢がなくなる。
しかし、それより偏差値が低かろうが、学校の上位層にいると、「推薦」は貰えるし、当然「一般受験」も選べるということで、単純にチャンスが倍になる。
進学校にいって置いてかれて全くわからないまま年月を過ごすより、むしろ「ちょっと退屈」くらいに身を置いといて、ガチな環境は塾などに求めるのもありだと思う。
―少数派なのは承知だが、僕もそのプランで高校生活を送り、最終的には地方国公立に滑り込んで人生楽しんでいるので、参考程度にドウゾ。
終わりに。
社会科学系な話なので当然だが、どんな状況でも例外はある。進学校に滑り込んだおかげで奮起して、見違えるくらい学力を上げる生徒も当然いるのだ。
だが、「ギリギリだろうが高校に入りさえすれば、絶対に幸せになる」という話は、分かり易すぎる【偽】だとも知っておいた方が良い。
将来のプラン、自分の性格、校風などなどを総合評価して決断を下す。これはこれで大変だが、それくらい人生についてはガチで向き合った方が良いと僕は思う。
ということで今日はこの辺で。