精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】自分の授業料を計算してみましょう。少人数のクラスを持つのがマジあほくさくなるから・・・。

無印良品のバームクーヘンにハマりたいのですが、買いに行くのがめんどくさいバカ野郎の中元です。

 

はい。先日、とある資料を作る関係で、社員の人件費を「こんなもんやろ」と計上したら、「こんな安いわけないだろw」と笑われてしまった


今思えば「見当はずれで申し訳ねっす。具体的においくらが正解ですか?」と返せば正解だったが、そん時はちょっとカチンときたので「そすかー」で終わってしまった。

 

だが1分後にふと思った。自分で計算式に放り込んでおいてあれなのだが、確かに自分の授業1つがこの値段だと、ちょっと寂しいな、と。

 

では大体、僕の授業料はおいくらになるのだろう。いや待てよ。僕は人件費的に、トクする人材にちゃんとなれているのだろうか?不安は雪だるま式に膨らんでいく。

 

こういう疑問は、記事を書く上では格好のネタになる。だから徹底的に向き合うことに決めた。

 

今日はそういう、「自分が生める価値」についてのお話である。

 

 

「給料以上に稼いでこい!!」と言われましても。


ところで、よく言われることに、「手取りの3倍以上稼いで一人前!」というのがある。

 

これについて、当初はちょっぴり反発する部分もあった僕だが、今はその数値に納得するところもあり、そこに届いているか否かは、かなり意識してきた

 

業種によって全然違うのだが、実際に売り上げの30%くらいが人件費というケースがおおよその相場らしいからだ。

 

逆の計算をすれば、その人件費を出すために必要な売り上げが出てくる。それだけの話なのだ。もちろん、サービス業なら、さらに比率が増えてくるという。

 

しかし塾講師の厄介なところは、あげられる売り上げも利益も、授業形態によって全然違うという点にある。例えば個別授業と集団授業では、利益率は天地の差だ。

 

そういうのをぐちゃっとしつつも、ある程度実際のそれに近い数値を求めるには、どうしたらいいのだろうか。仕方ないので、自分で計算式を作ることにした。

 

結果、まぁ「知ってた」という話なのだが、より一層利益・売り上げを叩き出すための構図というか、実情というか、そういうのが浮き彫りになった

 

集団授業が一番利益率が高く、個別授業の生徒数が減れば減るほど利益率は低くなる。そういう感じだ。詳しくは書けないけど。

 

簡単に言えば、集団授業と個別授業で極端な場合だと、同じ時間で上げられる売り上げに10倍近い差がついている時間さえあった。もったいね。

 

・・・ぶっちゃけ人件費を考えても、社員格の講師が個別授業をするのは、色々と勿体ない話なのだ。容赦なく言えば、自分自身のダンピングに他ならない。

 

もちろん暇な時間(例えば授業が入らない日中など)にパコパコ入るなら別に良いと思うのだが、いわゆるオンタイムとされる時間帯にその利率のコマは避けねばならない。

 

ここは僕自身が今まで目を向けずとも何とかなっていた部分だけに、改めて意識を向けて、改善していかなければならない部分である。

 

自分自身の時間を最も効率的に売ることができる方法は何か?

 

まずはここを考えてから、他の講師に波及させられるようにならねばならない。こういうカネの話はどこかビジネスライクで嫌だなと思っていたが、今は逆。

 

考えない人こそ嫌だな、である。無責任なことをして会社を潰す気かと言われても、言い返せないだろう。

 

と言っても、考えることはシンプル。無駄な動きをしていないか?させていないか?それを逐一、隅々まで問いかけるだけである。

 

あるいは、利率が高い商品をどのようにして作り、売っていくか。ずっと考えているが、なかなか試作品すら打てないのが口惜しい。

 

―ということで最後はちょっと愚痴めいてしまったが、もし皆様が何かしらを教えることを仕事にしているのなら、自分が稼ぐ授業料は計算しておいた方がベターだ。

 

そうすれば、僕自身が長いこと脱出できなかった洗脳から、幾ばくか早く抜け出すことが可能だから。働けど働けど暮らしがラクにならないとき、何かがバグってるのだ。

 

ということで、今日はこの辺で。