最近書かなくなったが、相変わらず胸の奥でマグマのごとく煮えている想いがある。それは、【今の立場・肩書から、理想的に引退したい】というものである。
これについて、今の仕事が嫌になったわけでもない。もちろん破滅願望があるわけでもない。しかしなぜだかずっと、「区切らないといけないなぁ」という思いが拭えない。

実際、僕が40歳になった時点でも、今みたいに集団授業をしているか、個別授業をしているか、それらを想像しても、その場面が上手く頭に描けない。
僕より授業がもっと好きで、格段に上手な人たちが大勢いる中で、僕がそこに固執する理由は無いと思っているからではないかと、今は仮説立てている。
―また、僕の人生全体に一本筋が通るものとして、「終わりの美学にすごく惹かれる」という価値観がある。過去、生き様より死に様に価値を覚えると書いた気もしている。
とはいえ、僕の潜在意識、形而上の部分では、「2026年2月28日での区切り」を確定した未来のように置いているのに、その理由の分析が、実は自分でも追い付いていない。
なぜそう思うのか自分でもわからない。なのに、なぜかそう思っているという現実がある。この摩訶不思議な状況、さすがにそろそろメスを入れたい。
今日はそんな、僕の謎だらけの幕引き願望について、なるべく思いのたけを書いてみる。
終わらせたいというより、惰性で続けたくない。
仮に、その念願が叶って「2026年2月28日での区切り」が果たせたと想像してみる。僕はそれをどう受け止めて、どんな顔をし、どんな感情になっているだろう。
後任が誰になるかはわからないが、その人に後を託し、そのうえで僕は何をしているだろう。今よりずっと時間的余裕がある中で、例えば授業に特化しているのだろうか?
残念ながら、時間的余裕をプレイヤーとしての自分に投資する未来は全く見えない。そもそもその働き方は、校舎長を継いだ時点で「むしろ嫌」と思っていたためだ。
―となれば、かつてかなりガッツリ考えて、割と明瞭な将来の選択肢として浮かべた「独立」が最もあり得る未来になるのだろうか。
ただし独立とは、自分をプレイングマネージャーの極致に至らせる選択であり、幕引きをする前の状態をより厳しくしたものに、再び身を置くだけではないかと思えてくる。
こうなると、僕はシンプルに破滅願望を持っていて、自分が積み上げたものが安定的な物に変わってきた時点で、それを壊したくて仕方が無くなるのかもしれない。
ただ、ここまで書いてきてふと気づいたのだが、僕はどちらかと言えば「終わらせたい」という考えがあるというより、「惰性で続けたくない」という思いがある。
正直、校舎長をこのまま続けて、4年目・5年目という未来を描くことは、実は容易い。同じことを繰り返せばいいからだ。(その間に会社が潰れない限りは)
しかしそんな未来の在り方こそ、僕にとってはクソと評すべき構図だ。そういう環境に浸り、自分が足元から腐っていく感じ、さすがに僕は耐えられない。
僕が今、休日もほぼ全て返上しつつ、我ながらヒリつく日々を送っている理由は、少しでも目標に向けて燃えることで、惰性の日々を送らせないようにするためでもある。
要は飽き性なのだ。そして僕が今の肩書で果たしたいマックスの目標、もといラスボスこそ、「2026年2月28日で、納得する数値を出したうえでの区切り」なのだと思う。
―それが終わった後は、例えば別のゲームに手を出してもいいし、やりこみ要素を頑張ってもいいし、裏ボスを探し出して挑んでもいい。
となれば、僕はシンプルに、”クリアしたい”だけなのかもしれない。なんとしょうもなく、なんと純粋な動機なのだろう。我ながら微笑ましいを通り越して、呆れてしまう。
しかし、こういう子供の部分が全力で発動しているとでも思わなければ、僕が今抱えている願望の説明がつかない。難題が目の前にある、だからクリアしたい、それだけと。
そして一度クリアしてしまえば、それに固執するのではなく、また別のやりがいあるゲームを探してゼロから攻略に乗り出したい。ただそれだけのことだとすれば?
どんな高尚な理屈を探し出しても、それが自分にしっくりこない理由の説明にもなっている。そう思うと・・単に自分が今のゲームに飽きる日を予言しているだけなのか。
もちろん、今この状態でこのゲームをほっぽりだすわけにはいかない。あくまでも上記の目標は8か月弱後の話だ。それまでに”やり切る”には、生半可な覚悟ではダメだ。
飽きたら、次。ガキみてぇな発想でしかないのだが、それによって売り上げ・利益が増す限り、別に悪いことではないだろう。
ならば、その後のことが閃かないのも気に病む必要は皆無だ。ゲームに飽きた後の自分が次にどんなゲームにハマるかなど、読めないのと似ている。
今でこそ【独立】とか【新しい役職の創設と就任】とか【別校舎の校舎長へ鞍替え】とかいろんな選択肢はあるが、それは所詮、現在地から見た仮説だ。
なるほど。これが俺の価値観の性根の部分か。何度も書いている気がするが、驚くほどしょうもないし、驚くほど愛しい。
ならその思いはきちんと汲んでやりたい。死ぬ気で働いて結果を出し、きちんと次のゲームに乗り出させてやろう。
気持ちよく肚が決まった。そんな大切な時間であった。では今日はこの辺で。