最近、客観視・俯瞰のトレーニングの一環として、一時期やって以来止めていた「自分から自分へのQ&A」というものを復活させている。
やることは非常に簡単で、いわゆるインスタライブみたいに「”自分が”抱えている悩みを読み上げて、即レスでそれに返答する」のを繰り返すのだ。

主に運転中などのクソ暇なときに行っているのだが、これが不思議なことに、頭の中に置いたままだとうじうじして永遠に解決が見えない問いも、言語化すると別なのだ。
何かすべてが他人事のように受け止められるし、それに対する”僕の”返答も、どこか第三者視点からのアドバイスになっているからすごく面白い。
ということで以下、もっかい念押しすると、”僕から僕への”Q&Aなのだが、これくらい他人事として見られるよ・・という好例なので、一部記事として抜粋し、紹介する。
- Q1:何度伝えても口座に入金をしてくれず、毎回払い込み用紙作成での対応になる顧客があります。経理からチクチク言われるのは自分だけに、ストレスです。どうすればいいでしょうか。
- Q2:ふとした瞬間に、その日にやるべき仕事が、順番も優先度も関係なく、全部まとめて頭に浮かんできて、しんどくなることがあります。どう対処すればいいでしょうか?
- Q3:2ヶ月後に深刻な人材不足になる予感がするのですが、どう対処すればいいでしょうか。
- Q3:定例会議が非常なストレスです。その間の時間を無駄な会議に使われると思うとカリカリしてしまいます。どうすればいいでしょう?
Q1:何度伝えても口座に入金をしてくれず、毎回払い込み用紙作成での対応になる顧客があります。経理からチクチク言われるのは自分だけに、ストレスです。どうすればいいでしょうか。

一度自分の思うこと全てをChatGPTにぶちまけて、それをビジネス文書にまとめてもらい、それを一回送付してもらうことを強くお勧めする。
言葉は本当に汚くていい。「今回で何度目かわからない未納で、こっちもマジ手間だから、あと1ヶ月やったらご利用お断りするよ?」という風に。
それらを「すごく丁寧な物言いでビジネス文章としてリライトして」と伝えると、結構丁寧だけど怒りを静かに感じる文面ができる。まずはそれを送る。
そのうえで対応を怠るところであれば、昔僕も受けた電話調査のやり口が参考になるかも。本当に毎日、時間帯を変えて、何回も電話し、履歴を残してくるのだ。
つまり、入金しないままであることの方がめんどくさいような状態を作ることも、相手に行動をさせるインセンティブとなる。こちらの手間が食われるのに違いはないが‥
ただ、「面倒」という思いは感情的・情動的な部分なので、そこのケアと現状の改善は別で考えた方がいい。最終的には授業料が入ってくればいいと割り切るのも手だ。
とはいえキャッシュフローが不安定なのはさすがに避けたいと思うので、引き落とし日5日前・3日前から電話で念押しを”止めない”といった手が、一旦要るように思う。
そしてそこに感情は込めない。淡々と、事務処理として、定刻になったら機械のボタンを押すといったその程度の認識で捉える方が無難だと思う。
Q2:ふとした瞬間に、その日にやるべき仕事が、順番も優先度も関係なく、全部まとめて頭に浮かんできて、しんどくなることがあります。どう対処すればいいでしょうか?

僕自身も、1日に一度くらいは、仕事が一気に押し寄せてきて、頭がぐちゃぐちゃになる瞬間がある。そのうえで、解答をしたい。
これに対する僕の答えは、かなりシンプルだ。“頭の中に溜めたままにしないこと”。これに尽きる。
世の中には、頭の中だけで将棋をできるような特殊な人もいるが、あれはあくまで特殊能力だ。ほとんどの人間は、複数のタスクを脳内で整理できるようにはできていない。
だから最近は、車の中でも、職場の机の上でも、カバンの中でも、とにかく「メモ帳とペン」を常に持つようにしている。思いついた瞬間に、全部書き出す。これだけだ。
すると不思議なもので、それに「今日これ全部やるのか……」と絶望したことは、一度もない。むしろ、「え、これ10分で終わるじゃん」となることの方が圧倒的に多い。
この感覚は、僕の中では「虫歯」によく似ている。口の中にあるときは、ずっと痛い。でも抜いてみると、手のひらに乗る程度の、小さな塊にすぎない。
頭の中の不安も、ほぼ同じだ。だから、書く。出す。外に出す。可能なら、誰かに話すのもいい。とにかく「頭の外」に出すことが大事だと思っている。
Q3:2ヶ月後に深刻な人材不足になる予感がするのですが、どう対処すればいいでしょうか。

募集すれば?それに尽きる話だ。ただ、地方の中小塾で、人材を広告で大量募集してもうまくいくケースは少ない。
待遇目当てで来る人と、現場の空気が合わないことが多いからだ。僕なら、今いる大学生講師、卒業生、元塾生といった、“カラーが分かっている人”に、まず声をかける。
紹介ベースの方が、圧倒的にミスマッチが少ない。打率を上げるというより、「地雷を踏まない」ための方法だと思っている。
Q3:定例会議が非常なストレスです。その間の時間を無駄な会議に使われると思うとカリカリしてしまいます。どうすればいいでしょう?

これも、選択肢は二つだろう。一つは、会議を有意義にしてしまうこと。積極的に発言する。全部メモを取る。自分なりに意味を作る。これができるなら、一番健全だ。
ただ、どうしても「不毛」だと感じる会議も、正直ある。そういうとき、僕なら会議の1時間前に出社して、その日の重要作業をほぼ終わらせてしまう。
そうすれば、その会議は「休憩時間」に変わる。生産性の問題は残るが、少なくとも自分の感情は守れる。
要するに、意味のある場に変えるか、割り切ってハックするか、この二択だと思っている。
…ということで、自分の悩みに自分が答えているという、そんな裏事情を知っちゃうとなかなかにアホくさいのだが、効果自体はてき面だと思っている。
やはり他人事。そう捉えたうえで、自分が他人に慈しみを与え、同情を示すように、自分にもそうする。深いなぁ、と思わされる。
では今日はこの辺で。