今日は8連勤が終わり、年末年始の連休に入ってから初日である。肉体的・精神的疲労を取るため、そして"あること"を確認するため、あえて予定をゼロにしてみた。
結果、ある意味予想通りだった。見方を変えればなのだが、"なにもできなかった"。
ブログの記事も3つくらいは書けたはずだし、勉強もたっぷりできたはずだ。ついでに部屋の掃除をする余裕もあったし、ゲームに打ち込むこともできたはずだ。
しかし実際にやったことは、先日やらかされた一件でご家庭に謝罪文を送ること、洗濯すること、そして30ページ程度の読書とこの記事を書くことくらいである。
あとはずっと・・・・・。昼寝するかYouTubeをダラ観するか、であった。その内容を覚えていればネタとして言語化すればマシになるが、内容はキレイに覚えてない。
やっぱ、あれだ。僕はナチュラルボーン・怠け者という天賦の才を持っているんだな。つまり、作戦が無ければ休み時間を闇に溶かし、終わる間際に後悔する。
もちろん、『何もしないってのができた!』と前向きに解釈しようと頑張ることもあるが、『何も生んでねーってことだよ』とメタがぴしゃりと論破して終わる。
これは受験生であっても絶対にハマる罠だ。時間が無限にあると思う時、人はマジでなにもしない。なんでもできるとは同時に、何して良いかわからない、ということだ。
ってことで今日は、明日僕も試す予定の、『休日潰さないプログラム』を簡単にまとめておく。
STEP1:『したいこと』をリストアップする。
まずは『したいこと』をとにかくリストアップすることから始めたい。できれば前日の夜がオススメ。ちなみに、僕であればこうなる。
①ブログの記事を2つ書く
②『サイコパスに学ぶ成功法則』を読む
③別ブログのInstagramに投稿する
④別ブログ用のYouTube動画を作る
⑤新年最初の授業の予習をしておく
⑥(返事があれば)不祥事のクロージングをする
⑦筋トレ
⑧湯船に浸かる
⑨コミュニティ論の本を再読する
・・・的な感じ。かなり頑張ったが、これ以上は浮かんでこない。つまり、『やりたいことがいっぱいあるぞ!!』とは、せいぜい指の数、なのだ。
まずはこうして、『可視化』することをオススメする。
STEP2:日々のルーティンは崩さない。
今年から強く意識していて、かつ効果があると感じるのが、『日々のルーティンを崩さない』ということだ。
どうでもいいが、僕は以下のルーティンで毎朝行動しており、休みの日もそれは崩していない。
起床
↓
カーテンを開け、白湯でプロテインを飲んだ後、R-1を飲む(日によっては卵も摂取)
↓
10分間読書、英単語アプリで30語ほど勉強
↓
ブログの過去記事リライト
↓
最弱CPUで将棋(自分のストレス度合いの確認)
↓
運動(筋トレや散歩)
↓
家を出る30分前まではフリー
↓
シャワー等身支度
↓
出発
『休みの日だからいっぱい寝よう!』というのは否定しないが、朝のルーティンをこなしたあと、『昼寝』とかで、あくまでも計画の一環として確保する方が健全である。
これも意外と大切なTipsである。
STEP3:各タスクには制限時間を設ける。
時間がたくさんあるのに何もできない。こういうのを『パーキンソンの法則』というという話は何度も書いたので割愛。
簡単に言えば、『たっぷり時間をかけて』という甘えを自分に許さないということだ。例えば、『ブログを1記事書く』のなら、『45分』という時間制限を設ける。
実際今も僕の横でタイマーが作動しているが、この方が良い感じに集中出来て良い感じ。
ーもし可能であれば、そこへさらに『タスクシフト』の要素も加えたい。インプット・アウトプット・休憩は、連続させないということだ。
例えば、『読書』はザ・インプットであるが、それを15分くらいやったら、次に取り掛かるのは『アウトプット』か『演習』に切り替えるという意識である。
ーちなみに、塾講師という仕事は、タスクのほとんどがアウトプットであり、工夫しないと集中力がマジで続いてこない。
そういうケースのときは、予習→清掃→採点→清掃→掲示物作成→軽食・・という風に、無理してインプットを挟むより、割り切って意図的に休憩を挟む方がオススメだ。
参考にされたし。
STEP4:余計な思考を頭から締め出す。
あとは作業に打ち込むだけ・・と言えば簡単だが、現実はそうもいかない。少しでも油断すると、意識の底からぬたりと『ネガティブ』が浮かぶ人も多いことだと思う。
僕だってそうだ。昨日あった事件について、今現在はご家庭に推敲し倒した謝罪文を送ったところだが、既読はあるものの返信が無い状態である。
こういうのが引っかかっていると、絶対に深い集中には入れない。数年前の僕だったら絶対に悶々として、全てを放り出し布団に潜って自分批判に勤しんでいたはずである。
今も確かに一瞬"引っ張られる"ものの、それに"気付ける"ため、割と平穏に距離を置いている状態だ。
ここで僕が使ったのは、『例え話論破』と勝手に呼んでいる考え方である。
『将棋で言うと、僕は謝罪文という自分なりの最善手を打ったところだ。そしてご家庭はそれについて、次の手を長考しているも同じ。
プロ棋士だって、相手が長考中に席を立つことを許されているし、控室で他の棋士と雑談することが許されているんだから、別に他のことをしたり考えたりしていいじゃん』
ーという感じで、現状と似ている具体例を思い出し、『だから別にいいじゃん』と自分を納得させる考え方である。
人が働いているときに休んでいるのが気掛かりなら、『いや、地球上いつだって誰かは仕事してるし誰かは休んでるわ。全員休んでんのは墓地だけだろうよ』と考える。
自分以上に勉強している存在が気になるのなら、『あいつが行きたいのは旧帝大。俺が行きたいとことは関係ない』と割り切る。
それでも切り替え切れないのなら、激しい運動をしたり、自然の中を散歩したり、15分くらい寝たりといった他の手を試す。それでいい。
集中とはただ深めればよさそうであるが、ノイズを徹底的に取り除いたうえで、という前提を忘れないようにしてほしい。
終わりに。
ってことで、時間がいっぱいある罠について書いてみた。
僕も大学生の頃とか無茶苦茶で、2連休あれば2日で20時間以上睡眠とかザラであった。ごめんなさい父さん母さん。
もちろんこれはこれで有意義なのだが、せっかくなら世のため人のため自分のため、もう少し建設的に使いたいよね。
そんな方々のヒントとなっていれば幸いである。では今日はこの辺で。