もう我慢できない。テフロン加工されたフライパン、買います。謎の誓い、中元です。
はい。今日、とある大学生講師から、ある相談を受けた。それは、色々とピリピリしている生徒が、他の授業の声にイライラしているようだった、というのものだ。
もっとも、この手の相談を受けたのは今回が初めてなんてことはなく、2~3か月に一度は受ける類のものだ。過去には、それが遠因で退塾が出たこともある。
正直、ここはかなり難しい問題であり、静かな環境を求めれば、楽しさをウリにしている生徒や元気が取り柄の講師を切り捨てることとなり、逆もまた同様である。
歯がゆい思いは確かに感じていたが、現時点では会社のカラーや、生徒が求めるニーズを鑑みて、申し訳ないが楽しさにウェイトを置くようにしていた。
―そんな折、再びこういった相談を受けて、さすがに少し考えた。すると、その解決策の萌芽が、ポンと頭に閃いたのだ。
もちろんアイデアと呼ぶにはあまりにも脆いのだが、試す価値はあると踏んだ。
今日はそんなお話である。
【演習用ルーム】の設立。
それは、演習がメインで行いたい生徒用の教室を、きちんと確保するというものだ。きわめてシンプルな考え方だが、完全に見落としていた。
そもそも現在の部屋も、生徒数が増えてきた関係で手狭になってきたと感じていたし、ご時世的に密に見える状況は回避したいよなと常々考えていた。ちょうどいい。
また生徒によっては、普段は楽しくやりたいというのが要望でも、試験前にはギアを切り替えて問題を解く方に集中したいということは起こりえるだろう。
そのときの気分によって、場所を切り替えられるように設計する。なぜもっと早く気付かなかったのか甚だ疑問だが、こうすれば解決に近づきそうだ。
では、具体的にどうするか?立地的にも完全なる静寂はさすがに担保しきらないのだが、コンセプトとレイアウトで、演出をすることはできる。
色んな意見を聞いたうえで、優れた問題集を集めておくのも一手。裏紙を大量に用意しておくのも一手。設計を考える作業は、なるほど、楽しい。
ただピクサーの本にも書いてあったが、アイデアは生んだ後、育てる作業が必要になる。アイデアをもらったり、試したうえで得たデータを検証したり、やることはある。
だがとりあえず、まずは見切り発車だ。幸い、僕が預かっている部署なので、めんどくさいお伺いなどはすっ飛ばすつもりでいる。(自分のチームが欲しいと強く思う瞬間だ)
そしてまだ詳しく語る段階にないのだが、実はこの考え方、僕がつくりたい塾の像にリンクしていることでもある。
将来の自分にも生きる知見が得られるとあれば、やる気が出ないわけがない。明日もうちょっと脳内で実験をしてから、早速作業へ取り掛かることにしよう。
もちろん、極力金を使わないよう、工夫してからなのは前提だが。
―コレカラドウスルノ?
やはり僕は、上がってきた悩みに対し、「それが社会だ」とか、「お前の実力不足だ」という返答は絶対にしたくない。
むしろ、それについて一緒に考える方が性に合うようだ。これは優柔不断に映るのか知らないが、その考え方ではリーダーになれないといわれたことも実はある。
知ったことか。僕は世間が求めるリーダー像が嫌いなのだ。自分の気質がそこからほど遠いからではなく、その像によって何度不条理な目に遭ったかわからないからだ。
僕は僕のチームを持つ日を、夢なんて言葉で片づける気はやっぱりない。だから一歩ずつ、やれることをやりたいと思う。
またなんか気づきがあったら、このブログに書いときますねー。
ってことで今日はこの辺で。