完全に内輪ネタになるのだが、『集団授業の受講生があと〇人いれば・・』と皮算用することは多い。当然そこに力を入れて募集をかけることもある。
ただ不思議なもので、なんかの弾みで人数が伸びるケースもあれば、不思議と超伸び悩むのもあり、その理由って何なのか、ちょっと考えたくらいでは出てこない。
ってことで今日は完全に脳内整理記事。今のところの自分なりの仮説を言葉にして、それを検証する方法までまとめてみようと思う。
もしかしたら、カオスなことを書くからこそ、何かのヒントになることが出てくるかもしれない。では行こう。
事例1:仲が良くなりすぎると伸び悩む。
これは今あるうちのクラスの1例なのだが、そのクラスは学校がバラバラなのに生徒同士の中が不思議と良い。
この理由はかなり偶発的で、単に超フレンドリーな生徒が居るからってのが大きい。これは好ましい状況と思われるだろうか?
僕は『数字』で見れば一長一短だと思う。まず間違いなく、完全に新規からの問い合わせは伸び悩むからだ。
実際3件ほど体験があったが、どれもその後が続かなかった。多分だが、既に完成されたコミュニティに対し、よそ者感を抱いてしまったのでは?と思うのだ。
実際、募集に力を入れようと友人紹介キャンペーンを生徒にブチ上げたときも、一番多かった答えは『今より増えんでもいい』というものだった。うーむ。
ぶっちゃけ人数としては悪くないので、コミュニティを壊すリスクを取ってまで搔き集めるかどうかはもはや校舎長の価値観という段階だろう。
それでもさらに人数を増やすには、友人紹介以外の募集をいっそ打ち切り、その代わり紹介による入塾を料金等で優遇するという施策がポッと浮かんだ。
論理立てした説明が要る話だけど、これは掛け合うべきアイデアかな。『新規募集から逃げんな』と根性論で喝破されたら、露骨にはぶててやるぜ。
事例2:ポジティブな拡散材料があると伸びる。
問い合わせ数の推移を眺めていて気付いたのだが、やはりポジティブな拡散材料が用意できれば、その数が比例して増えている。
例えば、高得点を出した生徒を並べて記念撮影とか、学年より上のレベルの検定に受かった写真とか、そういうのはオフライン、つまり口コミでバズっているらしい。
たまに僕のSNSにも他塾のそれが流れてくるが、やはり心惹かれるし、『やられたー!』と思わされるので、効果は絶大に違いない。
日頃から写真くらいOKだよと生徒に言ってもらえる、そんな仲良しな関係性を築いていることの担保でもあるので、コミュニティの安全を広告しているって面もある。凄い。
ただし、通塾している生徒をオープンにするのは、諸刃の剣という側面もある。
過去には、実は学校でもめ事起こし系の生徒がいると付近で広まり、その学校のその学年からの問い合わせが丸一年消えたこともある。(それ絡みの退塾もあった)
拡散しても大丈夫かどうか、生徒と講師、あるいは保護者との関係性云々の前に、ここは分析した方が良い。
とりあえず僕は安全だろうと思うクラスに関しては、次回結果良かったら記念撮影しようぜとアポを取り付けようと思う。
事例3:2つ以上のコミュニティを取り込めると爆発する。
よく伸びている集団授業のクラスを見ていると、『コミュニティが2つ以上ある』ことがほとんどだ。
例えばバスケ部とサッカー部、みたいな。その両方に顔が効く奴らを核として、それぞれのコミュニティから生徒が集まった教室ができると、超強い。
つまるところ『インフルエンサーを取り込め』という話なのだが、これは誰もがアプローチを掛けるため、まず集客対象という市場に出てこないのがネックだ。
非常に難しい手段として、『塾生をインフルエンサーにする』という考えも今閃いたが、こればかりは具体的手段がまるでない。
いや、塾生に結果を出させて、こちらがそれを最大限宣伝し褒め称えるという方法をすればアリか。つまり②に通じる話である。
『塾生をインフルエンサーにする』。非常に難しいが、そのための材料をまずは提供できるように、結果を出すそうと。そしてそのために手を尽くそうと、今誓った。
まとめ。
ってことで具体的な行動は何なのかってとこまで落とし込んでみる。
完成したコミュニティである集団クラスは、紹介による問い合わせを優遇してみる。
生徒が輝いた瞬間は記録に残し、きちんと宣伝する。
そのための声掛けは日常的に行っておく。
ってところだろう。『損が出たらどうすんだ!』とか面倒なこと言われたら、「その分僕の給料引いてください」とでも返しておこう。めんどくさいし。
てなわけでだいぶスッキリしました。僕は、だけど。
今が一番問い合わせがホットになるはずのタイミングだ。しっかり先手を打っておこう。
では今日はこの辺で。