謎に減量することに決めました。とはいえお酒は尿酸値検査の3~4日前から、やっと止めようと思います。減量とは。中元です。
はい。今日は久しぶりの実践録。ある単元の導入学習を生徒にさせるという、いわば自学のやり方の伝達を狙いとした授業を作ることに決めたのだ。
カッタい名前をちゃんと紹介すると、これは【マルチモーダル法】を使っている。言い換えれば、難解な概念の定義を複数読んで、理解を深めていくというやり方だ。
例えるなら、日露戦争の知識を深めるため、教科書を読んで、参考書を読んで、坂の上の雲を視聴する、と言った感じ。
まぁ、ぶっちゃけこれは実践するとどういうことかはすぐわかるので、説明もそこそこに生徒へやらせてみた。
超短編だけど、今日はそこでの気づきをまとめてみよう。
予習をすべて独力でできる生徒とは?
ちょっと文字数を稼ぐため、独学のそもそも論を言ってみよう。実は、ある程度の偏差値が無いと、独学はできないよねという話は結構出ている。
例えば堀江貴文氏はその基準を【偏差値60程度】と言っているが、僕も大体その程度だよな~というのは感じている。(中学生なら55くらいでもイケると思うが)
ただ、力量とか関係なく自分の力で学習を深めていかねばならないタイミングは、確実にやってくる。遅くとも大学進学と同時に訪れるのは間違いない。
あくまで我流の独学でもなんとかなるのがその数値ってのがホントのところで、やり方さえきちんと教えれば、大抵は習得が可能だとも僕は考えている。
ただ問題は、それを伝えるにはどうすればいいかというこちらの経験値といえそうだ。ここばかりは、実践してストックしていくしかない。
ということで導入がやや長くなったけど、以下その結果についてレポート風にまとめてみよう。
「予習の仕方」ば教えちゃる!!
今回はずっと昔に買ったこの本を参考にしてみた。
その中にある方法をチョイと拝借して、今回は指示出し。具体的なステップは以下の通り。
①「設定として、皆様はこの単元を、わかってない別の人に授業します」と伝達。
②ヒントとして、様々なテキスト・参考書、及びメモ用の紙を用意。
③制限時間20分で、自由に情報をまとめさせる。
④その後、この時間で予習させた単元の問題を解かせて、正答率を確認。
てな感じ。一言で言えば「先生ごっこ」てな感じかな。尚、制限はギリギリまで緩くはしたが、例えば他の生徒のそれを回し読みといった時間は今回割愛した。
さて。結果はどうだったか?
とりあえず制限時間は、最初は15分に設定したら全然足りなかったので、25分に延長。これで、【Does】の話は丁度良かった感じだ。
趣旨説明はあっさりさせたので、誤解してる生徒がいないかだけ気掛かりだったが、全員ちゃんと言わんとすることをわかってくれた。(しかも何人かは超ノリノリだった)
イラストをたっぷり描いて伝えようとする生徒。言葉を尽くそうとする生徒。渡した資料に書き込みをたくさん入れている生徒。千差万別、見ていて面白い。
で、肝心なのは、「教える立場になってみたら、さて能力は増したのか」というココである。それは厳しくチェックしながら、演習を見守った。
すると、その語句が三人称単数なのかどうかを判断する問題の正答率は格段にアップしていた印象だ。つまり、【三人称単数とは何か】は、だいぶ掴めたということだろう。
しかし、【-s,-es】といったあのF〇ck'inなルールの適応までは、流石に厳しそうであった。まぁ、将棋で言うところのコマを使った戦略の段階だから、そりゃ、ね。
ということでこの学習法の使いどころとして、
新しいルールを覚えなければならない段階(例えば過去形・助動詞など)では使えそう
ってところでどうかなぁ、と。数学とかでも使えるかどうかは追試が必要ですね。
そないなわけで、今日はこの辺で。