精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

学習法

話を聴く側として、僕が抱えている弱点を整理する。

今日、塾での教育相談に一区切りがつく。厳密にはまだ数件残っているのだが、毎日3つも4つも懇談を行うという日々は、一旦今日で終わりだ。いい酒が飲める。 しかし、そんな日々の佳境で一番実感しているのは、僕自身の心身の消耗だ。特に後半の数日は、風邪…

集団授業はオワコンなのか?

今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかも…

塾講師だけど、模範的な「教員の心構え」が、やっと腑に落ちた。

今日は、昔本で読んだ「教員や講師に求められる心構え」の1つが、最近やっと腹落ちしたことを書こうと思う。 集団授業の生徒制御に苦戦していた頃によく読んだのが、向山洋一氏の著書「子供を動かす法則」である。 子供を動かす法則新版 (学芸みらい教育新…

「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか…

中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なり…

「予習」とは、そもそも何を目指してやるものか?

理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…

「学習」と「学問」の違いとは? ―僕は、「学問」がしたいと思う。

国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…

「面倒くさい」とはなにか。

最近、主に仕事から帰ってからの時間で、以下の本を読みこんでいる。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これが非常に読み易いのは勿論、書いてある内容が凄く実践的で、読んで満足というより、「自分も…

「学びや発見の仕掛けを作る。」

独立を考えているという話を伝えて、1年くらい経った。伝えてから気付いたが、僕はまだまだ、まだまだ、内省が不十分だ。想いの10%も、言葉にできていない。 もちろん目先の売り上げ、会社への貢献が一番大切だ。そこの優先順位は履き違えていない。しかし…

「気まずさ」はどんな感情?それを観察した結果見えたこと。

30歳を過ぎてから、ことネガティブな感情や思考に振り回されたくないと改めて思うようになった。だからそれを感知し、なるべく客観視して観察するよう、努めている。 そして今日、「そういえばあまり言語化できてないな」と気付いた感情がある。それは「気ま…

「明日できることは、明日やればいい」―という考えは、ゆとりなのか破滅なのか。

確かひろゆきさんの座右の銘だと記憶しているのだが、「明日できることを今日やるな」という格言がある。 似たようなセリフはファイナルファンタジーXのジェクトというキャラクターも言っており、「明日できることは明日やればいいんだよ」というセリフがあ…

たくさん本を読むと起きること。―そしてそれこそが、僕にとっての読書の醍醐味。

自分で言うのもなんだが、僕は本を読む。新刊をわんこそばみたいに読むタイプではなく、再読重視型ではあるが、毎日2~3冊の本に触れることが習慣になっている。 朝起きたら【観察力の鍛え方】を再読し、寝る前は【こころ】を読んで気持ちをクールダウンさせ…

我流の落とし穴。

今日は、今まで以上にだいぶ抽象度が高い話を書いてみる。タイトルの通り、「我流の落とし穴」についてだ。 勉強でもスポーツでも趣味でも何でもそうだと思うのだが、物事に取り組む一番初めの段階は、「模倣」か「我流」の二つに一つしかないと考えている。…

「率先垂範」の大切さと奥深さを改めて実感した一幕。

精神的に未熟に聞こえるので語るのも恥ずかしいのだが、僕は終業後に掃除をして帰るというルーティンを自分に組み込むことがほとほと苦手である。 やってはみるが、「仕事はもう終わった」という思考が邪魔をして、「掃除しよう」という意識に切り替えられな…

本当にストレスを減らすには、ネガティブな感情の”解釈を変える”。

今日は、「ネガティブな感情の解釈を変える」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 昔の僕もそうだったのだが、不安・イライラ・恐怖といったいわゆる好ましくない感情については、なるべくそれを”消したい”というのが大体の人の考えだと思う。 実際…

全ての学びの始まりは【没頭】だが、それの疑似再現でも十分だと思う。

観察力の鍛え方を再読していると、アンドリュー・ワイルズ氏のインタビューや、羽生善治氏の著書と共通する、あるヒントがあることに気が付いた。 それは物事に習熟していく段階別の、鍛え方や考え方の話である。仔細が違っていたら恐縮だが、これら三人は、…

折に触れて考えたい。「下手の考え休むに似たり」ではないか、と。

空き時間に何の気なく「大局観」を読み返していたとき、直感と閃きの違いに関する項をみて、ふと考えさせられることがあった。 直感も閃きも、「何となくこう」という風に思考が介在しない一手を指すのだが、後々検証の際に説明できるのが直感、それができな…

【後編】最近やたらイライラする?なら、「理性の歌を聴け」。

これは昨日の記事の続きである。 長めの内容なので、ChatGPTにザックリと要約してもらった。結構雑に指令を出したのだが、悪くないクオリティではないかと思う。 著者は、扁桃体の役割と前帯状皮質(前頭前野)の重要性について語っています。 扁桃体は情動…

【前編】最近やたらイライラする?なら、「感情の声を流せ」。

無駄で余計なストレスに振り回されることが昔から多い。歳を取ったらある程度軽減されると思っていたが、それは半分正しくて、半分間違っていた。 社会に出てから10年弱、色んな人と出会った。そしてヤバい人はどこまでもヤバく、僕を苛立たせることを狙った…

残念ながら、迷惑なアホは絶対に変わらない。それを前提とした対処法を3つ紹介する。

すごく当たり前のことを言うと、 世の中にはアホが人一定数いる。天然キャラみたいな癒し系であればまだいいのだが、本気で迷惑なアホもまた、多い。 有名な本のタイトルみたいなことをいうと、基本アホは相手をしてはいけないのだが・・・そういうのに対処せざ…

「まずはとりあえずやってみる」ってのは子どもの論理などではなく、立派な成功法則である。

皆さんは、好奇心が強いだろうか。大体のことが平均未満という風に自己評価が低い僕だが、好奇心は多分強い方だと自負するくらい、これについてはちょっと自信がある。 そんな僕が最近特に思うこと。それは、「まずはとりあえずやってみる」ことの価値を、皆…

「お金を生める人」に生まれ変わるための、ある仮説について。

今日は西野亮廣氏のブログを読んで思ったことについて書いていこうと思う。 chimney.town そこに書いてあったのは、予算やお金を生むということについて意識を向けられる人とは、後から鍛えて得られる資質ではなく、先天的なものだという指摘だ。 テンテンく…

サイコパス性が高い(客観視がとても上手い)人って皆、ゲーミフィケーションスキルが高いよね。

別ブログに長文記事を投稿してからもずっと、客観視について考え続けている。全てを自分事として受け止めないとはどういうことか。その問いの答えに繋がるからだ。 だからそれが得意という印象を僕が持つ人の言葉を何度も読んで、配信を聞いて、その思考の共…

ChatGPTが効率化したのは、”頭脳労働そのもの”では、と思う。

今回も、引き続きChatGPTに関する話をする。昨日の今日でわかったというよりも、1週間ぐらい積極的にそれを使うようになって、ふとわかったことが、1つある。 それは、頭脳労働ってのは、自分が思っている以上に全然効率化されてない、ということだ。本当に…

上級者向けではあるけれど・・・。【ひたすら英文垂れ流し】が、リスニング強化にめっちゃいい。

英検1級を持っている僕だが、英語のリスニング力とスピーキング力は、他の1級取得者に比べて数値として低い。 読めるし書けるけど、話せないし聞こえない。一時期はそれでもイイと割り切って、さして気にしてもいなかったのだが、どこかでもう少しなんとかし…

論理的に文章を読むとはどういうことかを、すごく論理的に語れる人に、僕は憧れる。

最近、以下のYouTube動画を視聴して、すごく「なるほどなぁ」と思わされた。 www.youtube.com 「要約」という、文章なり発言なりの要点を論理的にまとめ直す作業。そのスキルは非常に大事であることには全く異論無いのだが、それはつまり何かを語るのは難し…

「わかる」と「できる」の優先順位はどっちの方が高い?

ニワトリ卵みたいな質問だが、「わかる」と「できる」では、どちらの方が優先順位が高いのだろうか。 塾のパンフを読むと、「わかる」から「できる!」とよく書いてあり、つまり「わかる」ことを前提としないと、「できる」にはたどり着けないというメタを感…

受験においては、「得意な型に固執するのは甘え」なんてのは無い。

「決断力」や「大局観」、そして「運を支配する」といった、将棋や麻雀といった頭脳戦をテーマにした本にはよく、「型」について書かれている。 上達のためには型は大事なのだが、一方それに固執すると対策されやすくなり、「型にはまらなければ弱い」という…

「得意なこと」の見つけ方。

昔から腑に落ちない言葉がある。それは、「得意」だ。特に、「あなたの強みは?」「あなたの得意なことは?」といった質問が、すごく嫌いである。 理由は簡単で、「いやいや、得意っつっても、自分の上位互換がゴロゴロいる状況でそんなこと言うだけ、滑稽じ…

「プラス思考」の正しい解釈を探る。

「プラス思考」という考え方がある。現状の物事をとことんポジティブに解釈し、未来は今より好転すると信じて疑わない、そんな感じだろうか。 「諦めるな!絶対できる!」といった言葉がそのテンプレだろう。この思考について、「ナナメの夕暮れ」のフレーズ…