精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

学習法

受験においては、「得意な型に固執するのは甘え」なんてのは無い。

「決断力」や「大局観」、そして「運を支配する」といった、将棋や麻雀といった頭脳戦をテーマにした本にはよく、「型」について書かれている。 上達のためには型は大事なのだが、一方それに固執すると対策されやすくなり、「型にはまらなければ弱い」という…

「得意なこと」の見つけ方。

昔から腑に落ちない言葉がある。それは、「得意」だ。特に、「あなたの強みは?」「あなたの得意なことは?」といった質問が、すごく嫌いである。 理由は簡単で、「いやいや、得意っつっても、自分の上位互換がゴロゴロいる状況でそんなこと言うだけ、滑稽じ…

「プラス思考」の正しい解釈を探る。

「プラス思考」という考え方がある。現状の物事をとことんポジティブに解釈し、未来は今より好転すると信じて疑わない、そんな感じだろうか。 「諦めるな!絶対できる!」といった言葉がそのテンプレだろう。この思考について、「ナナメの夕暮れ」のフレーズ…

「最悪の想像」こそが、期待を手放し現状に感謝できるようになるための第一歩、かも。

どうやって「期待」を手放すか。大体1年半以上に渡り、時折思い出しては考え続けたテーマだ。理由は、僕の抱えるストレスや不安の原因はほぼ、期待に起因するためだ。 その答えを求めて仏教の思想を学んだり、西洋哲学をかじったり、色んな人の本を読んだり…

調べれば出てくるんだから覚えても無駄、という思考の危うさ。

テレビのクイズ番組か何かの影響か知らないが、「知っていること」の価値や影響力、ブランドは、依然としてすごく高水準にあると思う。 ただここ数年は同時に、インターネットの普及に合わせるように、「知っているだけの状態に、意味はないよね」という論調…

「勉強」の究極的な目的の一端が見えたかもしれない。

人生で一度は訪れる、「なんで勉強せんといけんのか」というフェーズ。それを通り抜けて久しいが、職業柄、この問いに向き合う回数は人一倍長いと思う。 ここで言う勉強は、学校教育における国数英理社の知識に関することだと思うのだが、それそのものに絞れ…

退屈な時間が教えてくれること。

塾講師は突発的にスケジュールが空いて暇になることがある。生徒が体調不良等で休んだときが、その一例だ。 そして今、棚ぼたでコマが空き、暇を持て余している。夏季講習中は繁忙なのが目に見えているため、授業以外の仕事はなるべく入れないようにしている…

毒舌こそが、メンタルを救う?

最近本当に何の気なしなのだが、Twitter(Xか)等で炎上しているネタにコメントをするというショート動画に、しばらく見入ってしまった。 特に印象に残ったのは、「炎天下で汗だくのまま屋台で働く姿は不快!プロ失格!」という感じの、ヤバめのじいちゃんかば…

つまりイライラしたら”どうすればいい”? ―色んな考え方を集めてみた。

年を取ったら頑固になり、イライラし易くなり、また理不尽なことを言いやすくなるといわれる。実際確かに、その具体例は数名頭に浮かべることができる。 そもそも頑固とは何か。僕なりの考え方だが、自分の価値観の埒外の言動について、「そんなんもあるんや…

「これをやっておけば帰れる」仕事の優先順位を上げたら、すごく良かった!!

精神が休まっている気がしないときは、自分の考え方をハックして、意識的に緩めていく必要がある。そんな話を、「心の疲れをとる技術」で読んだ。 疲労が溜まってくると、固定の価値観や、目先の仕事の達成など、特定のモノへのしがみつきが始まる。結果、休…

講師歴が5年以上になってからの予習法。

やはり、羽生善治氏の著書が好きだ。文体が非常に論理的なのも理由だが、抽象的な思考をも論理的に解説してくれるため、すごく腑に落ちるから、というのが大きい。 その中で【感性】についての話があった。【感性】については佐渡島庸平氏も「観察力の鍛え方…

「べきだ」を捨てるには、結局勉強するしかない。

結局、モテるのはどんな人か。そんなことをふと考える。これは異性からの好意からという意味だけではなく、つまり人を惹きつける力のことを指す。 そしてその暫定解に、30歳を過ぎた今、薄々辿り着いている。それはすなわち、「べきだ」論を唱えない人たちで…

自分は集中できてると思ってたら、全然できてなかったことに気付いたの巻。

「集中」している状態を、狙って作るのは難しい。生徒をみていて、常々思うことである。 だが、ある程度知識を得て、かつ人生経験と訓練を積んだ今の自分なら、狙ってその集中モードに入れると、内心自負していた。 さながら、ある程度野球の練習を積めば、…

夏季講習のスケジュール狂騒曲。 ―1年後の僕に向けた胸の内を書く―

夏季講習のスケジュール組は本当に億劫だ。自分の予定がどんどん埋まり、休日もバンバン潰れていくシフトを見ていると、自分の墓穴を自分で掘っている気分になる。 だから手が動かない。後手になる。後手になると、催促される。催促されると、憂鬱になる。一…

夏休みの宿題に取りかかれない病の特効薬を教えます。

夏休みの終わり頃、よく友達がぼやいていた。「もっと早く宿題やっておけばよかった」と。なんかすごく、このコマを思い出した。↓ ねいろ速報さん 僕自身は毎年お盆に祖父母の家に行くのが楽しみで、その前に宿題なんて興ざめな物を終えておきたいタイプだっ…

目先のごちゃついた問題は、できるだけ算数で考えるということ。

白状すると、現状校舎運営は順調とは言い難い。数値としてはボチボチなところが出ているのだが、その内訳というか、数字の裏に隠れた部分が不健全なのだ。 言うなれば、とある野球チームがあったとして、その戦績は悪くないが、それはチームではなく特定のバ…

激務で折れる人と強くなる人の違いはなにか?

ここ最近ずっと続いていた「面談」のラッシュが、やっと一区切りついた。終わったという実感を強く噛みしめていると、自分の身体がボロボロなことにも意識が向く。 僕ははっきりと、いわゆるパワータイプなワーカホリックにはなれないと思っている。疲れたら…

「習慣の力」を、もっと腹落ち感を持って伝えられるようになりたいな、と。

教育相談を繰り返していると、テンプレともいえるお悩みが、異口同音で飛び出してくることが本当に多い。 その代表例の1つが、「もっと自習に行ってほしい」というものである。これについては完全に同意するし、それが成されないと、塾としてしょっぱいとも…

「楽しさ」に絶対的な解は無い。

僕自身の立ち位置に、ここ数ヶ月色々頭を抱えている。頭を抱えているとだけ書くと鬱まっしぐらな気がするが、気持ちとしてはまだ前向き、上向きである。 僕はいわゆる、テンプレな「楽しい人」にはなれないと悟っている。それこそ、思考がいつもポジティブで…

やはり、【理解する】には、人に話すことが一番だ。

こないだ記事にした通り、僕は講師として特化する未来を諦めることに決めている。才能や能力の限界というより、熱量の枯渇という感じに近い。 しかしそれだけを決めているに過ぎず、具体的に何をやりたいのか、何が引っ掛かりとなってその生き方に決めたのか…

自分なりに最強の『先延ばし撲滅策』ができた件について。

僕は先延ばし魔である。自覚はあったが、実は「いうて皆こんなもんやろ」と思っていいた。 しかし最近、意識的に色んな実例を読んでいくと、薄々わかってきた。それは、僕の水準がバグっているということ。 僕はどうやら「丁寧」と「腰が重い」ことを履き違…

文系が「確率分布」をゼロから勉強してみて思ったこと。―数学音痴の胸の内とは?

教科書の改訂により、高校数学の単元が一部変更になることが、ここ最近またざわざわし始めている。具体的には、「確率分布」といったヤツだ。 学校によっては2学期中間の範囲からそこに突入するため、未履修(カリキュラムに無かった)である僕たちは、急ぎ独…

視点を【俯瞰的】に変える、僕なりのやり方を紹介してみる。

【観察力の鍛え方】を読むと、僕らは絶対に認知バイアスからは逃げられないと書かれている。1年くらいぼんやり考えてきたが、どうやら本当にそうだと思えてきた。 それを意識的に切り替えて、良い観察を行うにはどうすればいいか。その術として紹介されてい…

「コントロールできないことは考えない」という言葉の、”本当の”意味合いとは?

僕の頭にまとわりつくストレスの9割は、考えても仕方が無いことを考えているせいで立ち込めてくるものだと考えている。端的に言えば、つまり杞憂なのだ。 こういう自分の悩みを思うにつけ、「コントロールできないことは考えない」と割り切れる人がうらやま…

僕なりの【スピーチのカタ】を書いておく。

正直ただ憂鬱なだけなのだが、近く営業トークの発表会がある。時折こういうヒリつくような、いわば評価されるという場は必要と思うが、今回はちょっと話が別だ。 結構ガチな発表の場なのに、僕に与えられた準備期間はたった2日。しかもその両日に授業がたく…

「先延ばし癖」もまた、発達障害の一種だという。それを踏まえて、どんな手が打てる?

スッと課題に取り組めない子は時たま見かける。自分なりの儀式やルーティンがあり、それを経ないと、宿題なりお稽古なりに向き合えないのだ。 時折ルーティンの方に過集中となってしまい、してほしいことをほぼできないままに時間が過ぎることもある。こうい…

小説を書くように現実を眺めると、初めて「たのしむ」という感覚が分かった気がする。

前々から気になっていた「風の歌を聞け」という小説が、会社の本棚に置いてあった。それを勝手に拝借し、ここ数日、寝る前の時間を活用し、貪るように読んでいる。 風の歌を聴け (講談社文庫) [ 村上 春樹 ] posted with カエレバ 悲しいかな、僕の貧相な…

自分の悩みを解決してくれるのは、結局【授業】。

ここ最近愚痴っていた通り、校舎運営、特に生徒制御にはずっと頭を抱えていた。正確には今も抱えているので、現在進行形である。 そのために色々と考えては行動し、観察してはまた手を考えて実践し、底なし沼に沈まないよう藻掻くように、前進しないのに必死…

『お前、アンチアンチだな』

タイトルの言葉は、いつ読んだか忘れたが、とりあえず2ちゃんねる時代のまとめサイトのどれかで目にしたものである。 スレ主は「なんでアンチってあんなに無駄なことをするの?」みたいな疑問を呈するスレッドを立てていた。それに対する秀逸なコメントとさ…

「オフのときに仕事の悩みが止まらない現象」って、マジなんなん?

僕には30代頃から自覚し始めた、ある奇癖がある。それは、突発的に凄く苛立つことがあるというものだ。 その苛立ちを人にぶつけることはないのだが、やたらと感情が逆撫でされるというか、過去に起きた嫌で面倒な出来事が急にぶり返し、カリカリすることが出…