読書感想文
この冬季講習は、何度愚痴ったか知らないが、マネジメントをしくじったと感じている。死ぬ気で働いたら、僕は覚醒するのではなく、鬱になるだけだとよくわかった。 正直、自分がスーパーマンであれば、深い思考など何一つ要らず、全てを脳筋解法でなんとかで…
まだ先のことを考えるのは少し嫌だが、明日で冬季講習という、ある意味ハチャメチャな繁忙期が終わる。 ただし、ハチャメチャな生活が終わるというだけで、共通テストが1月13日に迫っていることから、やはりそれまではフル休みを取れそうにない。 時間外労働…
「熟達論」の【観】の項を読んでいて、「ん?」と思う箇所があった。それは、「俯瞰」について書かれた部分であり、世界の構造の観察の仕方についてである。 別の動画で語っていたが、筆者はこの【観】の章が最も書くのに苦戦したらしく、確かに読んでいても…
僕らは頭蓋骨の中に脳を格納した状態で、行動している。このことに意識的になるのは極めて難しい。取り外した時点で「死」だからだ。 ポータブルな物のはずなのに、調べれば調べる程、宇宙に匹敵する謎や複雑さ、個性が内包された場所。この臓器は、果たして…
色々勉強する中で段々とそう思うようになっているのだが、体調を考える際、ストレスとエネルギーは一括りにせず、分けて考えた方が良い気がしている。 そのきっかけは、最近、下園壮太さんの新刊(に当たるのかはわからないけど)、『心をリセットする技術』と…
最近、朝起きるのが憂鬱だ。覚醒するにつれて、過去・現在・未来問わず、ネガティブな感情が、かさぶたを剥いだ後の血の如く、次々と頭の中に湧いてくるからだ。 肉体的な疲労が溜まっていることは認める。だが、何か不健全なバグも自分の心に起きていて、そ…
この記事を書いている今は、2023年があと5日で終わるという時分である。毎年思うことだが、気付けばもうカレンダーの最後の行になっている、という感じだ。 今年を振り返るには少し早いのだが、直感として思う課題が一つ。僕は我ながらゼロヒャクで考えると…
徹底的に「今と向き合う」ことは大事とよく言われるが、その言わんとすることはやはり抽象的だ。色々検証こそすれ、手応え勘は依然として弱い。 しかし、そうはいっても少しは前進をしているはずだ。そうでないとやってられない。ということで今日は、これに…
今日は、結局きついときに一番心の支えになってくれるものって何だろう、ということをテーマに記事を書いてみる。 正直言うと、今はめちゃくちゃな状態だ。仕事がカオスで、先が見えない闇を歩いている気分である。今日家に帰れるのは、家を出てから約12時間…
生徒の発言に対し、「なんでそんなことを疑問に思うんだろう」と思うことが、最近減ってきた。むしろ、「確かにな」と思う方が圧倒的に多い。 僕が知っている知識など、世界のほんのごく一部に過ぎない。教科書や参考書で切り取られた知識は、僕らが暮らす世…
大体2週間前から時折ぼやいているが、クソ繁忙期がようやく一区切りついた。ちょっとしたらすぐに冬季講習が始まるが、一息つける貴重な時期に差し掛かっている。 しかし、先週、今週と続いた繁忙期は、それなりに僕の心身を疲弊させやがったようだ。過去に…
最近、佐渡島庸平氏の受け売りなのだが、「わかろう」とあることを意識的に止めつつある。 もちろん、いわゆるテストの答えをわかろうとはするが、全体的にそうすべきだは考えていない。わからないことを糧に思考して、理解し、また問うのを繰り返したい。 j…
今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかも…
今日は、最近自分でも強く弱点だという印象を持ちながらも、決定的な解決策が見当たらない、あることについて記事を書く。 つくづく思うのは、僕はやっぱり、休憩と集中が下手くそだということだ。休むべきときに休むことに集中できず、逆に集中すべき時には…
科学の世界でわからないところを突き詰めていくと、宗教や哲学の世界になっていくような気がしてならない。 あまりにもスケールが大きいブラックホールという存在。時空間という、そもそもあるのかないのかさえ超越した存在。そこに答えを見出すのは、可能な…
今日は、昔本で読んだ「教員や講師に求められる心構え」の1つが、最近やっと腹落ちしたことを書こうと思う。 集団授業の生徒制御に苦戦していた頃によく読んだのが、向山洋一氏の著書「子供を動かす法則」である。 子供を動かす法則新版 (学芸みらい教育新…
今日は、「中学校まで成績が良かった子が、なぜか高校でたまに失速する現象」について、今僕が考えている仮説を書いておく。 これは「熟達論」に書いてある話にも似ているのだが、そもそも論、中学と高校の学習は、その性質が全く異なるのに、驚くほどそれに…
今日は、自分の中で最近課題として認識していることについて記事を書いてみる。それは、「整えること」についてだ。 この言葉だけ聞くと、サウナなどが頭に思い浮かぶかもしれない。だが、僕が課題としている「整い」とは、サウナに入ったら何とかなる類のも…
忘年会シーズンが始まった。僕はこういう酒席自体は別に嫌いではなく、むしろ好きなのだが、ここ3年くらいはっきりと、飲んだ次の日に必ず不安を覚えてしまう。 起きてすぐ、自分の内に強い不安が生じていることを実感はする。しかし、その正体は完全に謎だ…
テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決…
以下の記事は、書き始めたはいいものの、途中でピタッと手が止まり、そこから1ヶ月くらい放置していたものである。 当初のタイトルは、【「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」です。】というものだった。確かにその不安は感じていたが、言語化と観察が不…
理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…
国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…
ろくすっぽ結果らしい結果を出す前に公言するのも恥ずかしいが、僕は今、校舎長としての自分の在り方を意識的に変えようと努力している。 僕は場を預かる者、チームを率いる者”ではなく”、場所を場所たらしめるため管理する者であるべきだ。そんな風に考えて…
最近、主に仕事から帰ってからの時間で、以下の本を読みこんでいる。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これが非常に読み易いのは勿論、書いてある内容が凄く実践的で、読んで満足というより、「自分も…
宇宙の話。時間の話。光速の話。今の僕はそれらの知識を知っている(理解しているわけではないが)。 それらをどこで知ったのだろうか。ふとそれを思い返すと、やはり小学校低学年までの時代に、大量の情報を受信したことが大きいのではと感じている。 jukukos…
最近買ったこの本が大当たりだった。まだ中盤というところなのだが、既に何枚の鱗を目から落としたか知れないほどである。 ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考 [ 松波龍源 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これを手に取った理由は、テーマが仏…
フェルマーの最終定理のドキュメンタリー冒頭で、こんなナレーションがある。「辿り着いた数式は、彼に名声と、そして後悔を与えた」 その理由はドキュメンタリー後半で語られるのだが、追いかけ続けた謎や問題が消えることは、達成感以上に喪失感を生み出す…
昔から僕はよく悩む。一応過去10年くらいに比べたら、だいぶ自分の中のネガティブモンスターを御せるようにはなってきたと思うが、それでも、まだまだだ。 だからこれまで、【D・カーネギーの道は開ける】とか、【心の疲れを取る技術】などの、主にメンタル…
もう何回目か分からない再読だが、【大局観】を久しぶりに頭から読み始めて、その面白さにやはり引き込まれて、毎朝10分くらい読むのを日課にしている。 大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書) [ 羽生 善治 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 読…