精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

学習法

「言語化」の練習は、不愉快に感じた出来事から始めるのがオススメ。

自分の感情を言葉にできた方が、ストレスは少なくなると言われる。それもあって、僕は入試等で物語文が問われるのは、賛成派である。 しかし言語化というのは、やってみるとわかるが結構難度が高い。そもそも自分が何を言葉にできていないのか、それを突き留…

「貢献感」を狙って生み出す方法が見えたかもしれない。

最近「嫌われる勇気」を再読している。もう読み返して6回目くらいなのだが、それでも新たな発見があるというか、自分の観点が変わっているからか、学びが多い。 その中で今までと違い、すごく心に引っかかったのが、「貢献感」という言葉である。これこそが…

「好きこそものの上手なれ」であるシンプルな理由。 ―そして別に好きにならなくても、再現は可能っちゃ可能。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がある。自分が好きで、やっていて楽しいことは、誰よりも長く、そして早く深く成長していくという意味だと思う。 実際、一部の人を除き、あらゆるスポーツなどでプロになった人たちは全員、そもそもその競技を愛してい…

「知っていること」に大きな価値は無いが、無知はそもそも論外だ。

日頃から勉強を指導する側にいると、耳にタコができる、親子喧嘩のもとになるあのフレーズを、何十回と聞かされる。 「なんでこんな意味が無いことをせんといけんのん!!!」 ―それについて、皆様は何と返されるだろうか。将来困るとかそういうことを説くだ…

学習習慣を作ることは、生徒が言うほど難しいのか?

学習習慣をウチの子がなかなか持たないという相談を、よく聞く。これについて、「遊び盛りですからねー」という返答は、僕の中で失格だと感じている。 ひろゆき氏の著書でもあったが、こういう相談を入れてくださる方が求めているのは、具体的な施策・情報か…

歴史の”楽しみ方”が、最近急にわかってきた。

ここ1~2年は何故か指導から半分引退している状態だが、僕はもともと社会は中学からの得意科目である。(大学受験の際はセンター平均レベルに留まったのだが) だからテストで問われる単元として、地理や歴史、公民を語ることはできるし、実際そういう知識を覚…

「がんばる」だけでは、学習時間は増やせない。

質問があったので調べたのだが、偏差値60以上の高校を目指す受験生は、秋口以降は毎日2~3時間以上の学習を日課とするくらいが妥当(理想)なのだという。 jyukumado.jp この数値自体は「そりゃそうだろ」と思う点も無いことは無いが、実はこの学習時間を目指…

「マルチタスク依存症」という病と、その対策法について。

今日はやたらと精神的ストレスが激しい日だった。何なら朝起きた瞬間から、その日にしなければならない仕事が一気に頭に湧きおこり、すごく萎えたのを覚えている。 それは仕事中も同じで、ある仕事に取り掛かっていても、別の仕事が気になったり、手伝いを依…

「不安」や「面倒」という感情が生じる最たる原因がわかった、かも。

「不安」という感情について、我ながら結構な量の勉強を重ねてきたと思う。しかし数年かけて学びを深めても、やはりこの感情は、本当に掴みどころがない。 「不安」とは、わからないものに注意が向いている状態。そこまでは何とか腑に落とせたが、それが具体…

感情がブレる人は、”あの経験”が足りない説。

最近、サイコパスの思考法を分析した本を読み直している。もちろん、〇人衝動に興味があるとかじゃなく、感情に流されないドライな判断をする方法を知りたいからだ。 不思議なことなのだが、そこで書かれていることと、自分で調べた哲学者の考え方や仏教の教…

読書は学びの到達点ではなく、むしろ学びの起点である。

相も変わらず、毎日コツコツと本を読む。晩酌にまたハマった関係で、一時期よりも読書量は減ってしまったが、家の本棚はもう飽和している状態のままだ。 いつぞや書いたが、10年くらい前は、本を読むことで【答え】を知りたくて、様々なそれを手に取っていた…

受験直前期は、学力の底上げだけじゃなく、狙って高パフォーマンスを発揮する方法を考えよう。

いよいよ公立高校入試の日取りが迫ってきた。ざっくり本番まで4週間ほどであり、残り30日を切ったという現実からか、浮足立つ受験生は多い。 ゆえにこのシーズンに入ると、単元そのものの指導に加え、生徒の力量を客観的に見てつぶさにコーチングしていくこ…

大人になってから勉強が楽しくなる、身も蓋も無い理由。

「勉強」は中学生・高校生の頃、御多分の例に漏れず、全然好きではなかった。高校や大学に進学するために習熟しなければならない、一つの知識ゲーム。そう考えていた。 これをやれば賢くなれるという実利的なメリットは考えたことなど無い。自分がハマってき…

【同業者向け】講師なら知っておきたい、そして生徒に伝えておきたい、学習を阻害する「認知バイアス」3選。

「観察力の鍛え方」及び、著者の佐渡島庸平氏の考え方の影響で、「バイアス」についての勉強が最近ずっと面白い。 「頑張れ!」とか「お前ならやれる!」という能天気な声掛けに頼らず、自分にも生徒にも健全な施策を打つためには、もはや必須の知識だとさえ…

「丁寧」という言葉を、「ていねい」という語句を使わず説明できますか? この言葉が持つ意味は、思った以上に深くてとっても大切だぞ!!!

僕のような字が汚い子が、人生で言われる言葉トップ3には、確実に「丁寧にやりなさい!!」というフレーズが入ってくると思う。 そんな「丁寧」という言葉だが、最近ふと気づいたことがある。僕は「丁寧」という言葉を、「丁寧」という言い方以外で説明がで…

「要領が悪い」とはつまりどういう状態で、じゃあどうすればいいのだろうか?

こないだとある私立高校の問題を解説していた際、ふとこんなことを思った。 「要領が悪い生徒は、このレベルの問題だと点を取れないだろうなぁ」 ―そう思ったと同時に、またふと思った。 「そもそも要領が悪いって、なんだ?」 直感的にそのときはそう思った…

【同業者向け】僕みたいな根暗の皆様へ。「陽キャ」についてのよくある”勘違い”と、「陽キャ2.0」についての自論を書いておく。

どんなビジネス書を読んでも、経営者のブログを読んでも、「理想的な社員」の条件は結構決まり切っている。 それは端的に言えば、「素直でいいヤツ」である。言い換えるなら「陽キャ」というところか。 教えに対してオープンで、色んな報告を上げてくれて、…

【同業者向け】メンバーが気を利かせてくれることに依存する組織の、ヤベェ末路が見えた。

この上なく唐突だし、また、まだまだ文章にできるほど解像度が高くないのだが、長年の悩みがまた解けつつある。 僕の中でずっと”しこり”であった、上司と部下の関係性について、2023年になるかならないかの時期から、急に悩みが氷解していく感覚を抱いている…

【同業者向け】「精読」って素晴らしいなと、今更ながら強く思っておりまして。

いきなりなんだという話だが、僕自身の英語力は、単語の詰め込みと、英語の長文音読の繰り返しで、どうにかここまで高めてきたという自負がある。 だから生徒にもそのエピソードを説くのだが、特に音読の方が、やはりなかなか普及しない。そういうジレンマが…

「全く気が乗らない」という心理は、僕に何を伝えたいのか。

あるあるネタかどうかはわからないのだが、時折全く気乗りがせず、ついつい放置してしまう仕事(僕の場合は授業の予習)がある。 今目の前に置いてある大学入試の古典がその一つであり、予習しないと不安ではあるが、それでもめんどくささが勝っちゃうなぁと、…

「年を取ったら涙腺が緩む」のは、豊かな人生を送れている証拠ではないかと思えてきた。

新年と言えば駅伝だ。リビングに行けば、両親がそれをダラ見していることから、僕も自然と目にすることになる。 実はそこまで興味が無いのだが、今年の駅伝を見た際の、自分の反応に驚いた。懸命に走るランナーの姿に心が揺さぶられ、マジで涙が滲んできたの…

【成長】とは、スライムに当たる課題を倒し、それを言葉にすることから始まっていく。

【成長】という言葉は、最近どこかうさん臭い意味を帯びてしまっているが、人間にとって必須で、かつ楽しい要素だよなと改めて感じている。 できないことができるようになる。知らないことを学ぶ。そういう一つ一つに喜びを抱くことは、実は脳の基本的な機能…

【同業者向け】言語化しないままで、伝えたいことを生徒に教えるのは、怠慢なのか高等技術なのか。

講師としての自分はあと3年くらいで終わらせると公言しているのだが、ここへきて、自分にとっての授業の矜持に、変化している部分がある。 僕は入社してから今の今まで、入試や定期テストに問われる全ての物事の原理原則を言葉にして、生徒に伝えることこそ…

【英文読書ルーティン日記106】"Genkō Kassenki: Battle Record of the Mongol Invasions "読書感想ブログⅥ ~文永ノ役~

今日は忘年会なのですが、繁忙期に既に入っていて年を忘れられる気がしないので、あまり行きたくない中元です。 はい。Ghost of Tsushimaで描かれたシーンも登場し、いよいよ本格的に【侵略時】の話になってきたこの洋書。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com …

【同業者向け】「正攻法で教えよう!!」→「いや、テクニック重視でいこう!!」→「説明の時間をどうすれば圧縮できるかな・・」←今ここ

次月のカードの引き落とし額を冷静に計算したら、口座の残高から2000円ちょい足りないことが分かって焦ってる中元です。(手持ちの現金をまた戻せば解決なのですが) はい。そろそろ冬季講習がやってくるタイミングであり、日常業務を捌きながらも予習・授業研…

【同業者向け】理想の自習室作りはもはや『狂騒曲』。 ~なかなか理解を得られぬ中でのたたかい~

「調べる」ことは、お金が掛からない遊びの中では最高レベルに楽しいと思っている中元です。 はい。僕は基本あらゆることに孤軍奮闘しがちなのだが、今も現在進行形でそうなっているものがある。それは自習室の環境整備だ。 「生徒が自習に来ない・・」という…

「期待は不幸の始まり」

最近また節約生活を心掛けている、なんだかんだで頭を使うのが好きな中元です。 はい。今日は塾での仕事によって得られた知見とか、そういうのとは全然関係ない、ある意味完全なるコラムめいた話を書いてみる。 心がどうにも苦しいとか、悩みが尽きないとか…

子どもレベルの好奇心を維持したまま大人になった人たちの共通点をまとめてみる。 ―その他年収とかに関わる話も添えて。

使う時にはボンとお金を使いますが、使わないときは春日並に削っている中元です。 はい。別のブログに書いた話でもあるのだが、先日大型のアウトドア用品店に行き、30歳を超えた大人三人でキャッキャとはしゃぐという素敵なオフがあった。 ただしそこは、片…

【同業者向け】定期テストの点数が合計で60点以上!!伸びた生徒の学習方法を観察してみた。

「最近揚げ物がキツくなってきたよね」と友達にボヤくと、「わかる~」の合唱が聞こえてきた中元です。 はい。2学期期末テストも終わり、ドキドキの成績回収フェーズも過ぎた今、過去中々例を見ない伸び率を達成した生徒(中1)がいた。 なんと、5科目で60点以…

【ローマは一日にして成らず】という言葉こそ、受験生なら胸に秘めて勉強に取り組むべし。

もう油が食えないことが判明して、唐揚げに対して別れの詩でも送ろうかと考えている中元です。 はい。ここ最近、すごく今さらなのだが、「努力」とは本来どういうものなのか、自分の中で一つ答えが出そう・・というところまで来ている。 今までは、目標から逆…