精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

独立に向けて

なぜ特定の人への仕事の集中が無くならないのか?

繁忙期が終わろうかという最中、遂に身体にガタが来て、体調を壊す人が出始めた。それ自体は、その人だって人間なので、何も不思議な話ではない。 問題は、その人達に過度な集中が圧しかかっていた結果、それを周りに再分配することにより、繁忙期が意図せず…

「僕の哲学が宿った校舎」という目標に、愕然とするほど辿り着けていない。

このブログは、強いて言えば未来の自分に向けて書いている。それが結果誰かの役に立てばいいかなという思いもあるにはあるが、実はメインではない。 だからこれも、ある意味未来の自分に向けた手紙に近い。というより、過去の自分から渡された宿題の、答え合…

【英文読書ルーティン日記139】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅡ ~世界は精巧な歯車である~

理科と数学(と世界史)が混ざったような大著。それがこの、THE GREAT UNKNOWNである。正直、買ったはいいが、読める気があまりしなかった。 しかし、自分の中にも多少素養が溜まった恩恵か、なんとか読めるし、普通に楽しめている。僕も未知が大好きな男子だ…

【英文読書ルーティン日記138】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅠ ~未知への旅へ~

僕の洋書デビューは確かフェルマーの最終定理だったと思うのだが、やっぱりサイエンス系のドキュメンタリーが一番好きだと自覚している。 【素数の音楽】を読んで以来、こちらのマーカス・デュ・ソートイ氏の著書にも興味があり、その中の1つを直感で選んだ…

改めて思う、「在ること」の責任。

私事だが、最近また一つ歳をとった。遂に男性の平均初婚年齢の数値を超えてしまい、なかなかに現実的な年齢になってきたなと、少しだけ感じている。 ありがたいことに、同級生、後輩、先輩、生徒たちからお祝いのコメントをたくさんいただき、歳を取るのも良…

【英文読書ルーティン日記137】"Quiet"読書感想ブログ完 ~内向性の真価~

内向的故に自分を見つめることが習慣というか自動化している僕なのだが、それでも一つだけ、まだほとんど全く掴み損ねている自分の特性がある。 それは、どんな思考、あるいはどんなメタからの声掛けをすれば、自分は最速でミスや挫折から立ち直れるか、であ…

イベントを楽しむ側から創る側に移行する歳になりました。

昨日、不思議な夢を見た。夢の中で僕は、過去卒塾していった生徒たちを集めて、何かパーティーのようなものを開いていたのだ。 場所は体育館のようなところで、そこで元塾生たちはロシアンシュークリームをやっていたり、合唱をやっていたりする。なんと平和…

【英文読書ルーティン日記137】"Quiet"読書感想ブログⅫ ~内向的のその先へ~

人見知りで内向的というのを全開にしていると、僕をきっかけとして自分を肯定しようとする人たちによくブチ当たる。いわゆるマウントの対象になり易いのだ。 「もっとバカにならんと」「気にしすぎだよ」「苦しんでるのはお前だけじゃないんだよ」「笑ってれ…

【英文読書ルーティン日記136】"Quiet"読書感想ブログⅪ ~俺たちのアジト~

疲れが溜まってくると、その原因はいわゆる肉体的疲労ではなく、メンタル的疲労であることをつくづく実感する。 強みであると同時に弱みであるとも自負しているのだが、僕は常時周りに対し、全力で観察力を発揮しているような意識の向け方をしている。 jukuk…

【英文読書ルーティン日記135】"Quiet"読書感想ブログⅩ ~追い詰められて回復し強くなる~

僕はよく言われる。「なんでそんな人見知りなのに、人前に立てるの?」と。それについては、なんででしょうね、と言う外ない。 あまり会話をしたくない、日常から人と付き合いたくないというのは、嘘偽りない本心だ。時たま、山奥の狭い寺で座禅を組んでみた…

やはり、【理解する】には、人に話すことが一番だ。

こないだ記事にした通り、僕は講師として特化する未来を諦めることに決めている。才能や能力の限界というより、熱量の枯渇という感じに近い。 しかしそれだけを決めているに過ぎず、具体的に何をやりたいのか、何が引っ掛かりとなってその生き方に決めたのか…

【英文読書ルーティン日記134】"Quiet"読書感想ブログⅨ ~ワイルズの如く~

僕は誰がどうみても内向型人間だ。しかし、自分が通ってきた道を振り返ると、そこにはなぜかいつも、【冒険】があるような気がする。 初めて秘密基地を作った日。南の離島で合宿した夏。友達とナビも無く当て推量で海水浴場を目指した高校の頃。全てが時系列…

「俺は授業でメシを食えない」・・・と心底納得した日の話。

ちょっと前に記事にしたこの話。結果が最近出たのだが、それを見てちょっと意外だなと思った。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 結果がまぁまぁズタボロだったからだ。もとより順位は気にしていなかったが、それでも「マジかい」という感想を持つようなラン…

【英文読書ルーティン日記133】"Quiet"読書感想ブログⅧ ~閉じた世界が開くとき~

内向性の強い人間が潜在的に持つ力とは何か。僕はそれについて、受け売りな言葉だが【観察力】だと考えている。 対象をじっくり観察し、現状とのギャップを観察し、その差を埋めるための問いを発し、仮説を作って観察する。だからこそ、上達も速く、深いのだ…

【英文読書ルーティン日記132】"Quiet"読書感想ブログⅦ ~内向的に芸術とスポーツに向き合う~

ふと思うのだが、外向性を持って生まれた人たちは、「俺たちは勝ち組だ!」とわかり易く確信しているものなのだろうか。 僕らに見せる顔が外向的なだけで、その内面には葛藤を抱いているものなのかもしれない。そしてその葛藤が見えたとき、僕はその人と友達…

【英文読書ルーティン日記131】"Quiet"読書感想ブログⅥ ~陰陽~

内向的な人に向けた助言の本。最初はそう思っていたが、どんどん深い意味が登場し、意外な喜びを感じている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 外向性至上主義の否定、オンラインとオフラインの自分の在り方、等々。「お金2.0」のような話も出てきて、また…

「生徒から見たウザい先生」は、実はあれこそ完璧な先生だったのだと、今は思う。

言葉は悪いが、「ウザい先生」という烙印を持たれる人がいる。ウザいと思われているので、当然生徒の人気は、全体的にはイマイチな人たちだ。 僕がこの仕事を始めてすぐは、そういった先生たちをいわば反面教師として考えて、そこから遠い指導を行うのが正解…

【英文読書ルーティン日記130】"Quiet"読書感想ブログⅤ ~友情2.0~

内向的な人は内向的ゆえ、自分なりの解決策を我流で作り上げて、そしてそれをシェアしない。だから孤独を感じるんだと思う面もある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 同類の思考、同類の対処法。それを一つ学ぶ度に、僕は孤独ではないんだなと、大げさだが…

【英文読書ルーティン日記129】"Quiet"読書感想ブログⅣ ~それぞれの正解~

「そんな守りに入った姿勢ではダメだ、もっと表舞台にバカになって出ていかないと・・」と言われるたびに、自分のことが嫌いになっていくのを感じ続けていた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 生まれ持ったものを慈しむとか活かすといった発想は1㎜もなくて…

【英文読書ルーティン日記128】"Quiet"読書感想ブログⅢ ~内向は劣等と思うヤツ、聞け~

よく考えれば、内向的な人(多分)が自分の胸の内を書き記した本は読んだことがあったが、内向的な人が内向的な人に向けて何かを書いた本は、今回が初かもしれない。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 小説とはまた違った、自己投影。だからこそ、腑に落ちるま…

「忙しいから人を増やして!」という懇願が大体愚問である理由は、算数で分かる。

忙しいとついつい、「人手が欲しい!」と思う。猫の手も借りたいというヤツだ。だがその懇願は大抵、気のない返事でスルーされるものである。 「社長は現場のことを分かっていない!」と吠えるのは簡単だ。しかし多分、同時に社長側も、「社員は経理のことを…

【英文読書ルーティン日記127】"Quiet"読書感想ブログⅡ ~内向的なまま戦う~

今回の本は、「START WITH WHY」とはまた違った理由で、自分の心に刺さっていく。かつての自分が受けてきた言葉や解釈が、そこに並んでいるからだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 発言さえすればいいと思っている先生の面倒くささ然り、喋らないことは反…

仕事を依頼できないのは、罪悪感のせいかも。

仕事の依頼が大の苦手だ。僕が処理できる仕事は僕がやらないと、それは他者の労力のフリーライドに思えて、とても気が引けてしまうからだ。 しかし、僕ができることを一人でやり通すことは、ポケモンでエースポケモンに経験値を独占させるようなものであり、…

引退に向けた始めの第一歩は、やはり終わりを意識すること。

折に触れて発信しないと忘れそうになるのだが、僕はやはり、生徒に知識を教えることだけでメシを食い続けることはできないと独り言ちている。 具体的には、どこかできちんと区切りをつけて、前線に立つ講師という生き方を終わらせたい。平たく言えば、引退で…

優れた教育者は、子供に理想も抱かなければ、無責任な期待もしないようだ。

今日は少し時間があったので、自分の中で放置していたテーマをガッツリと勉強した。それは、いわゆる児童の問題行動との向き合い方だ。 間違えると癇癪を起こす、反射的に反抗する、感情がゼロヒャクで乱高下する・・。そういう生徒を見るにつけ、神経をすり減…

「国語」の読解問題ができない人間に手渡されるのは、絶望的な世界へのほぼ片道切符だ。

「読解力」に関する話を思うと、最近はいわゆるアンチが生まれる余地というものに意識が向くようになっている。 答えに合わせて自分の発信を変えるのではなく、自分の発信したいことに合わせて事実や意見を捻じ曲げる。絡まれると、やはりただただ面倒くさい…

【英文読書ルーティン日記126】"Quiet"読書感想ブログⅠ ~内向の力~

新しい本を買ってみて数日、まだまだガッツリとした内容に入っていないため期待は持ちきれないのだが、知りたかったことのヒントは書かれていそうだと感じる。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com 僕自身、内向的であること、外向的でないこと、活力に乏しく映…

「見守る」と「放任」の区別がつかず、しんどいでござる。

今日は完全に時間が無いため、本当に今パッと思い浮かんだことを、終業後につらつらと書いてみようと思う。 最近、新非常勤講師が増えた。僕自身はベテランの比率が高いままにしておくのは危険なことだと考えているため、新人の登用には割と積極的である。 …

「工夫」の語源を調べてみると、本来あるべき「工夫」の姿が見えてきた。

好きな言葉を一つだけ挙げろと言われたら、僕は「工夫」を選ぶ。子供の頃はそうでもなかったが、ここ最近はとにかく工夫をすることが楽しいと思っているからだ。 工夫とは、ちょっとした思考の捻り、ひと手間、オプションを加えることで、作業効率や使い勝手…

【英文読書ルーティン日記125】"START WITH WHY"読書感想ブログ・完 ~WHYから始めて、次の本へ~

少し寂しいのだが、遂に終わりが見えた。この部分を書いている今、最終章というか後書きのコーナーに入っている。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com だが改めて「仕事をする意味・理由」という根幹を考える良い機会になった。今「起業家」とかを読み返すと、…