精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

独立に向けて

【英文読書ルーティン日記150】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ13 ~動的宇宙~

宇宙を考えるとき、その問いはほとんどが純粋で、それでいて確かめようがないことに気づかされる。 宇宙に果てはあるのか。宇宙の形はなんなのか。宇宙の始まりはなんなのか。すべて注1で習う英語の構文で表現ができてしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.…

”お金”に纏わる後ろめたさを取り除くのは本当に時間が掛かる。 ―でも確実に、前進はしている。

どうでもいいが、僕は「就職先の幅が広い」という理由で、経済学部に進学している。単に適正云々であれば、人文学部も良かったとは思うが、当時はまだ浅かった。 4年間経済学部に籍を置いていたのだから、マネーリテラシーは他の人より高い。たまにそう思わ…

【英文読書ルーティン日記149】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅫ ~宇宙の形を問う~

神話を疑えば罰された。常識を疑えば嘲笑された。しかしその痛みを負いながらも止まらなかった人が、世界の見方を変えてしまう。そんな印象を僕は持つ。 他者からの攻撃を、人はなぜ恐れるのか。そうすると味方がゼロになるという恐怖があるからだ。しかし実…

白状します。塾の広報が、未だによくわかっていないです。

今日は、広報や広告の手応えが未だに得られていないという、今の自分の悩み、もとい課題として強く感じていることを記事にしてみる。 広報や広告が大事だというのは、正直誰に言われなくてもわかる話ではあるのだが、大事であるはずなのに、その輪郭を掴むの…

「率先垂範」の大切さと奥深さを改めて実感した一幕。

精神的に未熟に聞こえるので語るのも恥ずかしいのだが、僕は終業後に掃除をして帰るというルーティンを自分に組み込むことがほとほと苦手である。 やってはみるが、「仕事はもう終わった」という思考が邪魔をして、「掃除しよう」という意識に切り替えられな…

「良いものは何もせずとも必ず伝わる」という態度は怠慢ではないか。と。

校舎ごとにビラを作る裁量は与えられているため、自分の校舎を宣伝するためのそれを作ろうと、今は色んな広告例をザッピングしている。 正直な感想として、どれもこれも歯が浮くような謳い文句が目立つため、もはや誇大広告ではないかと、後ろめたさや恥ずか…

【英文読書ルーティン日記148】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅪ ~無限を有限にする~

ある現象の仕組みを知りたいと思った。だから数学といった武器を使い、計算と実証、観察を繰り返し、その精度をひたすらに高めていった。 そして自分が知りたかった謎に辿り着き、興奮した感情を覚えたのも束の間、そこから分岐した大量の謎がまだ転がってい…

折に触れて考えたい。「下手の考え休むに似たり」ではないか、と。

空き時間に何の気なく「大局観」を読み返していたとき、直感と閃きの違いに関する項をみて、ふと考えさせられることがあった。 直感も閃きも、「何となくこう」という風に思考が介在しない一手を指すのだが、後々検証の際に説明できるのが直感、それができな…

【英文読書ルーティン日記147】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅩ ~神のエリア~

僕は子供のころからずっと、昆虫や魚が大好きであり、同級生が訝しがるほど熱心に図鑑を読み漁り、野外でその生態を観察し続けた。 一方、なぜ10円玉をお酢に漬けると輝きを取り戻すのかとか、炎色反応の美しさとかに魅力を感じ、没頭する同級生もいて、僕は…

”まともな”クレームを受けたのですが、そのとき自分のメンタルに変化を感じたので急ぎ記事にする。

この記事は、仕事の帰りに急遽、音声録音のアプリを起動して吹き込んでいる。今日は冷静に振り返ると、相当大変な1日だった。 まず、持病の頭痛が発症。そんなしんどい状況下で講師の一人が不可抗力で授業に出られないという事態が起き、ご家庭の電話応対が…

33歳で授業メインの講師からの引退を決めている僕の途中経過報告。

今日は、少し関係のない話から始める。10月8日(日)、皆さんもご存じかもしれないが、日本選手権というボディビルの大会が行われた。 www.jbbf.jp その大会で2位になった木澤大祐選手のYouTubeチャンネルを、実はずっと観ている。そんな木澤氏は、来年の大会…

【英文読書ルーティン日記146】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅨ ~深淵を覗くとき~

僕が高校の頃、化学基礎や物理基礎、生物基礎なんてものはなく、理科総合Bというよくわからない単元を学んでいた。 カタカナ、記号、よくわからない結合、結晶名、説明の無い「g」などの文字。その全てが嫌で、2年生からは生物を選択し、その世界からはとっ…

「お金を生める人」に生まれ変わるための、ある仮説について。

今日は西野亮廣氏のブログを読んで思ったことについて書いていこうと思う。 chimney.town そこに書いてあったのは、予算やお金を生むということについて意識を向けられる人とは、後から鍛えて得られる資質ではなく、先天的なものだという指摘だ。 テンテンく…

【英文読書ルーティン日記145】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅧ ~ミクロ・カオス・フラクタル~

理科の授業で一番心に残った思い出は何だろう。冷静に思い返してみたが、それは意外と、周期表を丁寧に覚えていたあの頃なのかもしれない。 よくわかりもしないし、蝕知もできない謎のつぶつぶ。それが教科書の見開きに、フルカラーで載せられている。何かの…

【英文読書ルーティン日記144】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅦ ~スウガク物理~

小3の頃、僕はどうにも我慢できなくなって、親に頼み込んで顕微鏡を買ってもらった。3000円くらいのチープなヤツ。 何を我慢できなくなったか。それは教科書には書かれているし、NHKのドキュメンタリーでは見れるのに、肉眼で見えない微小な世界と生物の存在…

「休まない・休めない」のは"無能"という論が、めちゃ身に染みた……。

僕は自分でいうのもなんだが、すごく働き者だ。なぜかというと、休まないからだ。 例えば今月のフル休みは4日である。週6で勤務しているのみならず、その唯一の休みはよく研修などで潰れるからだ。 馬車馬のごとく働いて、それでも我が暮らし楽にならざり…

【英文読書ルーティン日記143】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅥ ~極小の世界へようこそ~

誰もが答えを知らない世界は、子供が問うような純朴な質問の先にあるような気がする。 「サイコロの目を完全に予測することはできないの?」「物をどんどん半分に、小さく切っていったら、どうなるの?」その問いの答えを、どんな英知もまだ持っていない。 j…

僕は僕が理想の講師に掲げた像に、近づけているようである。

昔、こんな記事を書いた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com すごく乱暴にまとめれば、記憶に残っている先生がそうである理由は、その人へのネガティブな感情ゆえではないか、という僕なりの捻くれた仮説についてである。 その仮説の正しさはさておき、僕は…

【仮説】「共有」を阻んでるのは、つまり何かしらのバイアスじゃねぇのか、つって。

「共有」は本当に難しいと思う。僕がするのも、チームで行うのも、本当に難しい。あの得もしれない嫌な感じ。しかし、してもらわねば困るというジレンマ。 こんなにも「なんかよくわからんけど嫌」という得体のしれない感情を抱くのが、あらゆる事項の共有だ…

利益率が高いコンテンツを作れないのは、つまりリーダーの功罪。前期の僕の反省点はこれに尽きる。

年度切り替えの時期となり、各々が自分の建てた目標や、組織としての目標を検証し、今後を考えるタイミングが来た。 数値だけなら対昨で超えているところもあるのだが、僕はあまりそれをみて喜べない。気付くのが遅かったのだが、利益率が悪いコンテンツに依…

【英文読書ルーティン日記142】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅤ ~なぁぜなぁぜ、の果て~

この本をここまで読んで段々疑問に感じてきたのだが、もしかしてこの調子でずっとカオス理論の話が続くのだろうか? もちろんカオス理論についての話は結構面白いから、読んでいて飽きないし、学びも多いと感じている。だが、それならタイトルはそうなってい…

通塾を「おことわり」した後の胸の内。 ―やったことと感じること―

曲がりなりにも組織(校舎)を預かる身となった以上、いずれから見れば「ひどい」と言われる決断を取らねばならぬ時が来ると、覚悟はしていたつもりだった。 しかし実際にその場面となると、心はブレるし、胃は重いし、心臓の鼓動は強くなった。僕の軽薄な覚悟…

【英文読書ルーティン日記141】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅣ ~考えれば考えるほど、わからなくなる~

数学は厳密であってナンボだと僕は勝手に考えていた。例えば無量大数の桁まで成り立つことがコンピュータによって確認されようが、無限が証明されたことにはならない。 素数が無限にあることは証明されているが、例えば双子素数が無限にあるのか、完全数は無…

「無理」はなぜ生まれるか? ―その新たな仮説について。

思い返せば、僕は7月頭からかなり無理をしている。法律的にかなり危ないことを言うと、7・8月におけるフル休みの日数は、盆を入れても7日である。 その原因は、中間・期末テスト➡教育面談➡夏季講習という風に多忙から多忙へシームレスに流れたことで、更にそ…

【英文読書ルーティン日記140】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅢ ~混沌と数学~

僕は数学が苦手である。ただしそれは数学の話であって、算数は別。100マス計算は公文に行っていた別の同級生と同じくらい早かった。 当時はただただ、意味不明な記号と、謎の数学的思考というヤツが全く性に合わなくて、拒絶反応故に飲み込むことができなか…

なぜ特定の人への仕事の集中が無くならないのか?

繁忙期が終わろうかという最中、遂に身体にガタが来て、体調を壊す人が出始めた。それ自体は、その人だって人間なので、何も不思議な話ではない。 問題は、その人達に過度な集中が圧しかかっていた結果、それを周りに再分配することにより、繁忙期が意図せず…

「僕の哲学が宿った校舎」という目標に、愕然とするほど辿り着けていない。

このブログは、強いて言えば未来の自分に向けて書いている。それが結果誰かの役に立てばいいかなという思いもあるにはあるが、実はメインではない。 だからこれも、ある意味未来の自分に向けた手紙に近い。というより、過去の自分から渡された宿題の、答え合…

【英文読書ルーティン日記139】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅡ ~世界は精巧な歯車である~

理科と数学(と世界史)が混ざったような大著。それがこの、THE GREAT UNKNOWNである。正直、買ったはいいが、読める気があまりしなかった。 しかし、自分の中にも多少素養が溜まった恩恵か、なんとか読めるし、普通に楽しめている。僕も未知が大好きな男子だ…

【英文読書ルーティン日記138】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅠ ~未知への旅へ~

僕の洋書デビューは確かフェルマーの最終定理だったと思うのだが、やっぱりサイエンス系のドキュメンタリーが一番好きだと自覚している。 【素数の音楽】を読んで以来、こちらのマーカス・デュ・ソートイ氏の著書にも興味があり、その中の1つを直感で選んだ…

改めて思う、「在ること」の責任。

私事だが、最近また一つ歳をとった。遂に男性の平均初婚年齢の数値を超えてしまい、なかなかに現実的な年齢になってきたなと、少しだけ感じている。 ありがたいことに、同級生、後輩、先輩、生徒たちからお祝いのコメントをたくさんいただき、歳を取るのも良…