精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

国語

【短編】『国語が無茶苦茶苦手な子』に、塾講師ができることって何がある? ―意外とあった。

詳しくはぼかすが、最近小学校低学年の子の国語を指導するようになった。 ―しかし頭が痛いことに、その子は国語が結構苦手であり、かつなかなかその間違いも直らない状態が続いている。 例えば、『なぜですか?』と聞かれても、『~から』で答えを結べないと…

【小ネタ】国語の読解問題を”解いているとき”に、僕が心掛けていることをまとめておく。

今日はスーパー手前味噌。 大学受験時は現代文もまぁまぁ得意で、実はセンターで8割ちょい得点している。(その代わり漢文が大爆死) そういうのもあり、普段は国語の指導も担当しているモノの、僕は【味読】【熟読】とかいった抽象的なものが全然合わないため…

【小ネタ】受動的な学習を180度変える指導法、それは『間違い探し』。

最近意識して、時たま授業に盛り込むことがある。 それは『間違い探し』である。 要は、今までの授業で教えた文法や知識を使った教材を用意し、それをわざと間違えたプリントを作り、それのどこがどうおかしいかを、生徒に指摘させるのだ。 これは広義のアク…

【小ネタ】『物語』の"解き方"を指導する際、生徒にクッソ響いたあるお話。

『小説』や『物語』が受験に問われることについて、疑問を呈する生徒は多い。 聞けば、『ただの趣味なのに、なんで?』とか、『普段から小説が好きな人の方が圧倒的に有利じゃん!』とか、まぁそんなである。 さて。 僕自身は『物語を通じて人間としての深み…

『読書』を”ステータスに使う”ことは、やっぱりなんか違いますねん。

『読書』をすると、人生において色々恩恵があることは間違いなさげだ。これは主観的にもそう思うし、何なら研究でもそれが示唆されているという。 yuchrszk.blogspot.com 一応僕自身も本を読むっちゃ読むが、本を読むことの意義を履き違えた人のコメントを聞…

個人的に無くなればいいと思っている単元を書いてみる。

頭痛は治ったが、ダルさだけが見事に残り、やっぱり少ししんどい。 そんなワケなので、今日も素直に短編で記事を書いておく。 今回のテーマは、ぶっちゃけ大人になった今でも『やる価値』を見いだせないカリキュラムについて、『どうなんすかね』という意思…

【小ネタ】読書感想文と主要五科目の勉強を兼ねた名著をご紹介するぞい。

僕は『一石二鳥』という言葉が好きで、できれば一粒で二度美味しい状態で毎日生きたいと考えている程だ。 だからか、自分が『これはお得だった!』と思った本については、すごく色濃く覚えている。それこそ、人にむっちゃ推したいほどに。 ってことで今日は…

【トーク】『作文』に悩む生徒に伝えたいことを、運転しながら語る。

どうもおはようございます。 今この記事はですね、パソコンの前に座ってカタカタと打ち込んだものではなく、実家に帰省する車の運転の途中で携帯に吹き込み、アプリで文字に起こしたものです。 昔からずっとですね、同乗者がいない限りはドライブって不毛だ…

『リスク』を取らないことこそが『最大のリスク』 ―【大局観】を読んで、ブレない心とは何かを学んだ。

羽生善治氏の著作が好きだ。(棋風とかは素人すぎてよくわからない) 大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書) [ 羽生 善治 ] posted with カエレバ 今日は何度も読んだ『決断力』ではなく、まだ3~4回目くらいの再読となる『大局観』について、特に生徒に…

文章題に立ち向かうには、【メタ認知】の知識と訓練が大事ですよ、というお話。

皆さんは文章題は得意だろうか。 この能力は鍛えるのが非常に難しく、ぶっちゃけ『地頭の良さ!』で片付けられることが多い。だが、そんな単純にスッパリと切り捨てて良いのだろうか。 そう思って調べてみると、少し古いが面白い論文を発見した。(R) 内容を…

【小ネタ】ホットな話題を自分で調べる際は、意外な【罠】に気を付けなはれや!

コロナの裏で、このニュースが話題になっている。 www3.nhk.or.jp 色んなインフルエンサーがこれについてNoを突き付けているため、『なんかよくわからんけどヤバイ』という認識の方も非常に多いと思う。(僕もですが) しかし、今日はこの内容について解説・・な…

【小ネタ】国語のセンスは、『漢字』の学習に出る。そう思えてならない。

国語とはセンスで解くものだという価値観は相変わらず根強い。実際にそれができるのは一部の天才だけなので、最初から勉強をしない生徒もまた、多い。 ただ、国語はセンスで"解く"ものではないのだが、センスの"有無"は別問題だと感じる。 あるなら得意科目…

この世にマストな『いいからまずはやってみるマインド』を、どう生徒に育ませるか?

僕は『勉強』そのものより、『勉強』を通じて有用なスキルの習得を生徒には意識してほしいと考えているのだが、最近思うその最たるものは『とりあえずの挑戦』だ。 言葉にするのは簡単だが、この辺は『得られたフィードバックを即活かす力』とか、『自己肯定…

で、『成績』が伸びる生徒の"自学"は、他と何が違うんだ?

僕の住む県では、最近正式に休校の延長が決定となった。となれば、お子様の自学の様子を目にする機会は、また延びて増えることとなる。 だが、よくよく考えれば、『成績が伸びる自学、伸びない自学』は何が違うのか、意外とそれはつかみどころがない話ではな…

考えもなしに『難問』を解いても、『難問"だけ"』が解ける生徒になっちゃうゾ!

『難問』『応用』『発展』といったフレーズが付いている問題に、あなたは、そしてあなたが受け持つ生徒は、どういう感想を抱くだろうか。 僕は正直、『めんどくせぇ』とか、『できなくてもいいか』とか、『部分点をねーらお』という、エスケープの術を考えて…

当然だけど、【知識】さえ得られるなら、無理して【読書】しなくても良いよ。

今日は何か自己矛盾を起こしそうなテーマについて書いてみる。 僕自身は21歳の頃から急に読書に目覚め、以来起きてすぐと寝る前に、ほぼ必ずパラパラと読書するようになった変態だ。 このブログでも何度か読書感想文(笑)を書いたことがあるので、僕が相当な…

【小ネタ】『長文問題』の効果的な復習方法、それは『他者への説明』。

大学入試の『共通テスト』の予想問題が書店にずらりと並んでいるが、それを読まれた方はいるだろうか。 大学入学共通テスト 英語[リーディング]予想問題集 [ 宮下 卓也 ] posted with カエレバ こと英語に際しては、問題形式が大きく変わり、筆記の(ほぼ)…

『ディスカッション』が有意義な時間なのは事実ですが、『塾』でやるべきかどうかは超悩む。

コロナの影響からか、最近あちこちで『感情むき出し』のコメントが目立つ気がする。 (載せるまでもないくらい多いので割愛) こういうのを見ていると、講師という仕事柄、『こんな世の中だし、生徒にどんなスキルが必要か』をついつい考えてしまう。 そして今…

『俺は大丈夫』という慢心は、知らないうちに自分にも生まれている。僕だってそうだった。

今回、この記事を拝読し、その内容に『はっ!』と気付かされることがあった。 taishiowawa.hatenablog.com 『あ!俺も気付かん間に、俺がちょっとディスってた思考に染まりつつある!』 というものだ。簡単に言えば、 ①特にソースも調べず、感情論でがなり立…

『色んな観点で物事を捉える』練習は、義務教育中にやっとかないと人生詰む件について。

最近、この本をまた読み始めた。 数学で解ける人生の損得 /宝島社/志田晶 posted with カエレバ 要約できるほど読み込んではいないが、とりあえず『数学は、知識を道具に思考を重ねること』『合理的思考力を養う科目である』というのはすごく伝わる。 そして…

【小ネタ】国語が解けないヤツは、『アレ』ができない気がしてならない。

今日は完全なる独り言。 『国語が苦手』という生徒はどうしても一定数居るのだが、先天的なハンデを感じるのは、ほとんどいない。 この差は何かというと、『読んで楽しむ』のとは違い、『解いて答える』にはある種の型が存在するので、単純にそれの習熟度の…

『不安』に打ち克ちたければ、【論理力】を鍛えよう。

ついにこの名著を読了した。 途中何度か挫けそうになったが、わからないところは日を改めてチャレンジしたり、他のネットや参考書の意見を参考にしたりして、何とかたどり着いた感じ。 もちろん『学習』においても皆さんにお伝えしたい情報は多々あるのだが…

【小ネタ】『作文勉強法』の新たな特効薬を見つけた!!・・・・かもしれないという話。

以前紹介した手前、この名著を頭から読み直している最中だ。 論理トレーニング101題 [ 野矢茂樹 ] posted with カエレバ 『論理』というアバウトな力を実践的に高めていく方法論や解説がぎっっしりと詰まっており、毎日頭をぱんぱんにしながら何とか食らいつ…

『国語"力"』の指導にお悩みの方へオススメの参考書・問題集を3つご紹介。

この記事を読んでいただいている皆様の中にも、もしかしたら『読解』『作文・小論文』の指導に当たっている方がおられるかもしれない。 こういった『総合力』が試されるものは、自分が解けるとしても指導が困難だ。僕は強くそう感じている。 僕自身結構この辺…

【小ネタ】『作文がデキるヤツ』と『デキないヤツ』の、意外で面白い"決定的な差"とは?

『作文』や『小論文』は、正直今や課されない学校の方が珍しいと思う。 それくらいメジャーで、同時に難しいモノであり、どう対策するかは、僕もちょっと前に記事を書いた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com そんな折、作文の得点が上位層の生徒と、下位層…

『解法のテクニック』は『読解力向上』にやはり効くっぽいぞ! ※ただし成績下位層のみ。

やはり、何度考えても『読解力』はつかみどころがない。 それは、言語の知識量や論理的思考力、推理力といった色々な能力が組み合わさった複合的なソレなので、そもそも1つの定義に当てはまらないからだろう。 勉強法も、『コレだ!!』という結論を得たもの…

なぜ生徒は『学校の教科書』を読まないのか?―そしてそのシンプルな答えと、僕なりの解決策のヒント。

こないだの記事で少しディスったのだが、英語の長文も、国語の読解の本文も、びっくりするほど内容が薄い。つまり、つまらないのだ。 もちろん中には『スーホの白い馬』とか、『ごんぎつね』みたく、強く胸に刺さり考えさせられる物語もあるのだが・・・。 大体…

1日10分で書かずに終わる、『作文の勉強法』とは?

地方によっては、公立高校や私立中学校入試に、『作文』が課されることがある。 正直、総合的な国語力が試されるため、最後の最後まで伸び辛い・・というイメージを持たれている方が多いと思う。僕もそう思っていた。 だが最近は、少し考えが変わった。多分、…

【主要五科目の深い知識】より、【浅く広いトリビアな知識】の方が身を助ける・・かも。

小さい頃は『欠陥』だと思っていたが、今はむしろ長所と思っている、僕自身の性格がある。 それは、『熱しやすく冷めやすい』というモノだ。 割と大体なんにでも興味を持つが、その熱は周りが引くほど早く冷める。よほどハマらない限り、年単位で首尾一貫し…

『語彙力』はきちんと培っておかないと、多分友達を無くします。

『国語力』というアバウトなものは、突き詰めればつまり『語彙力』だと僕は思う。 知らないコトバを使いこなすことは誰にもできないのと同じだ。まず『知る』ことから全ては始まる。 そしてこの『知る』に当たる『語彙力』は、やはり鍛え続けないと弊害が出…