指導法
勉強好きな生徒が集まれば、これほど楽なことは無い。つくづくそう思う。それが本当に面白くて、また社会に貢献できる度合いが高いかどうかはさておきとして。 僕のいる校舎にも何人か、筋金入りの勉強嫌いがいる。こういう子達で能力が高い子はまだしも、成…
最近、なんかよくわからないが、不思議と追っている芸人がいる。ぐんぴぃだ。もはやミームと化した例の動画で有名な人である。(貼らないけど) お世辞にもイケメン枠ではない彼。むしろ見た目だけなら、学校内ヒエラルキーの下位に居ると思われるのが自然なく…
最近、以下のYouTube動画を視聴して、すごく「なるほどなぁ」と思わされた。 www.youtube.com 「要約」という、文章なり発言なりの要点を論理的にまとめ直す作業。そのスキルは非常に大事であることには全く異論無いのだが、それはつまり何かを語るのは難し…
僕自身、【観察力の鍛え方】をきっかけとして、自分に魔法の如く作用するバイアスについては、そこそこ学んできたつもりであった。 しかし相変わらず感情に振り回されやすく、躁鬱かというくらい乱高下するメンタルを、また御し切れていない。多分それが完成…
先日、少しヒヤヒヤする出来事があった。低学年の子が校舎に来るや否や、明らかに不機嫌であり、モノに当たるような行動が見えたのだ。 送迎に来ていた保護者の人が気にかけていたが、その後は本当に大変だった。校舎を駆け回り、机に両手を突いて跳ねて、こ…
ニワトリ卵みたいな質問だが、「わかる」と「できる」では、どちらの方が優先順位が高いのだろうか。 塾のパンフを読むと、「わかる」から「できる!」とよく書いてあり、つまり「わかる」ことを前提としないと、「できる」にはたどり着けないというメタを感…
すごく手前味噌の話だが、別のブログにて、オファーがあったわけでもないのにビジネス書を書くかの如く手間暇をかけて、20,000文字くらいの記事を書き続けている。 大学卒業時に書いた卒業論文の文字数もそれぐらいなので、僕という個人が人生で書いたものの…
言ってはいけないことというのは、意外と非常に多い。そしてその地雷の位置と数は、文字通り千差万別であり、考えるだけ頭も痛くなる。 何でこんなことを書いたか。実は最近、ちょっと変わった背景を持つ生徒の問い合わせが連続しているからである。 詳しく…
ストレスを少しでも減らす努力には、1日も欠かさず取り組んでいる。無駄な体力や精神力を削られなくすることは、体力の総量を増やすより大事だと思うからだ。 特に去年くらいからずっと言っているのだが、僕は幼少期や、ADHDを持つ子供に特有の行動のいくつ…
「決断力」や「大局観」、そして「運を支配する」といった、将棋や麻雀といった頭脳戦をテーマにした本にはよく、「型」について書かれている。 上達のためには型は大事なのだが、一方それに固執すると対策されやすくなり、「型にはまらなければ弱い」という…
塾のシーズンがいよいよ折り返しとなる。夏休みが終われば【後期】という区分に変わり、特に小6・中3・高3が受験を強く意識して、勉強に臨む時期となる。 だからシフト組も変わってくる。その案が最近流れてきたのだが、それを見て正直、青筋が立ちそうにな…
昔から腑に落ちない言葉がある。それは、「得意」だ。特に、「あなたの強みは?」「あなたの得意なことは?」といった質問が、すごく嫌いである。 理由は簡単で、「いやいや、得意っつっても、自分の上位互換がゴロゴロいる状況でそんなこと言うだけ、滑稽じ…
「プラス思考」という考え方がある。現状の物事をとことんポジティブに解釈し、未来は今より好転すると信じて疑わない、そんな感じだろうか。 「諦めるな!絶対できる!」といった言葉がそのテンプレだろう。この思考について、「ナナメの夕暮れ」のフレーズ…
どうやって「期待」を手放すか。大体1年半以上に渡り、時折思い出しては考え続けたテーマだ。理由は、僕の抱えるストレスや不安の原因はほぼ、期待に起因するためだ。 その答えを求めて仏教の思想を学んだり、西洋哲学をかじったり、色んな人の本を読んだり…
テレビのクイズ番組か何かの影響か知らないが、「知っていること」の価値や影響力、ブランドは、依然としてすごく高水準にあると思う。 ただここ数年は同時に、インターネットの普及に合わせるように、「知っているだけの状態に、意味はないよね」という論調…
どうでもいいのだが、僕は結婚をするつもりがない。子供が欲しくないからだ。そして僕が子供を欲しくない理由は、多分ストレスで死ぬと予測しているためである。 夜泣きで起こされる時期がきて、それが終わっても保育園だ幼稚園だと奔走し、学校が始まればコ…
最近本当に何の気なしなのだが、Twitter(Xか)等で炎上しているネタにコメントをするというショート動画に、しばらく見入ってしまった。 特に印象に残ったのは、「炎天下で汗だくのまま屋台で働く姿は不快!プロ失格!」という感じの、ヤバめのじいちゃんかば…
やはり、羽生善治氏の著書が好きだ。文体が非常に論理的なのも理由だが、抽象的な思考をも論理的に解説してくれるため、すごく腑に落ちるから、というのが大きい。 その中で【感性】についての話があった。【感性】については佐渡島庸平氏も「観察力の鍛え方…
結局、モテるのはどんな人か。そんなことをふと考える。これは異性からの好意からという意味だけではなく、つまり人を惹きつける力のことを指す。 そしてその暫定解に、30歳を過ぎた今、薄々辿り着いている。それはすなわち、「べきだ」論を唱えない人たちで…
「集中」している状態を、狙って作るのは難しい。生徒をみていて、常々思うことである。 だが、ある程度知識を得て、かつ人生経験と訓練を積んだ今の自分なら、狙ってその集中モードに入れると、内心自負していた。 さながら、ある程度野球の練習を積めば、…
夏季講習のスケジュール組は本当に億劫だ。自分の予定がどんどん埋まり、休日もバンバン潰れていくシフトを見ていると、自分の墓穴を自分で掘っている気分になる。 だから手が動かない。後手になる。後手になると、催促される。催促されると、憂鬱になる。一…
夏休みの終わり頃、よく友達がぼやいていた。「もっと早く宿題やっておけばよかった」と。なんかすごく、このコマを思い出した。↓ ねいろ速報さん 僕自身は毎年お盆に祖父母の家に行くのが楽しみで、その前に宿題なんて興ざめな物を終えておきたいタイプだっ…
僕はADHDとかHSPの気質を持っていると思っている。診断が出たわけじゃないが、セルフチェックが当てはまりまくっているので、納得しているという感じだ。 その特性の一つに、マルチタスクに極めて弱いというものがある。詳細に言えば、人より遥かにテンパり…
過去何回か仄めかした話だが、僕は結構ガッツリ心を病んだ時期がある。(それもあって、24歳の頃の記憶が人生から完全に抜け落ちている) 当時の病院の先生は気を遣って、うつ病ではなく適応障害という病名を診断してくれた。あの頃のような激しい憂鬱を覚える…
ここ最近ずっと続いていた「面談」のラッシュが、やっと一区切りついた。終わったという実感を強く噛みしめていると、自分の身体がボロボロなことにも意識が向く。 僕ははっきりと、いわゆるパワータイプなワーカホリックにはなれないと思っている。疲れたら…
体力。この言葉を聞いて、「どういう意味?」という問いを持つことは難しい。それくらい幼い頃から馴染みのある、身に沁みついた言葉だと思う。 だが最近、31歳になった今、この言葉に関して実は自分の解像度が低いことを、強く実感するようになっている。 …
教育相談を繰り返していると、テンプレともいえるお悩みが、異口同音で飛び出してくることが本当に多い。 その代表例の1つが、「もっと自習に行ってほしい」というものである。これについては完全に同意するし、それが成されないと、塾としてしょっぱいとも…
僕自身の立ち位置に、ここ数ヶ月色々頭を抱えている。頭を抱えているとだけ書くと鬱まっしぐらな気がするが、気持ちとしてはまだ前向き、上向きである。 僕はいわゆる、テンプレな「楽しい人」にはなれないと悟っている。それこそ、思考がいつもポジティブで…
こないだ記事にした通り、僕は講師として特化する未来を諦めることに決めている。才能や能力の限界というより、熱量の枯渇という感じに近い。 しかしそれだけを決めているに過ぎず、具体的に何をやりたいのか、何が引っ掛かりとなってその生き方に決めたのか…
僕は先延ばし魔である。自覚はあったが、実は「いうて皆こんなもんやろ」と思っていいた。 しかし最近、意識的に色んな実例を読んでいくと、薄々わかってきた。それは、僕の水準がバグっているということ。 僕はどうやら「丁寧」と「腰が重い」ことを履き違…